末日聖徒たちは年に2回、4月と10月に教会の指導者たちがソルトレイクシティから世界中の教会員へ向けて話す宗教的なメッセージを、2日間かけて、およそ10時間ほど見たり聞いたりします。そんなクリスチャンって、すごく献身的に聞こえますよね。でも、この総大会という集まりについて聞いたことがあっても、よく分からないと感じている方もおられるのではないでしょうか。

教会員ではない人にとって、なじみのない専門用語があったり、その意味について常に説明されているわけではありません。あなたの末日聖徒の友達が話していることを理解したい、または、総大会に関連することを学んで友達を驚かせたいとお考えでしたら、以下の用語は助けになると思います。


総大会

総大会の間、上層部の教会指導者が、ソルトレイクシティのカンファレンス・センターという大きな建物に集まり、大勢の聴衆に向かって話します。彼らのお話は世界中の多くの教会員のために通訳され、放送されます。

土曜日と日曜日の10時と14時に、午前と午後のセッションが2時間ずつあります。そして土曜日の夕方6時から、特別なセッションがあります。4月の特別セッションは、12才以上の神権を持つ男性のためのセッションで、10月の特別セッションは8歳以上の女性のためのセッションです。

総大会をご覧になりたい方は、churchofjesuschrist.orgでライブ配信を見ることができます。


預言者

末日聖徒は、預言者は教会を導くために神から召され、教会員と世界の人々のために、神から啓示や導きを受けると信じています。教会員は、聖書に出てくるアダムは最初の預言者であり、神は引き続き今日も預言者を召されると信じています。

ラッセル・M・ネルソン大管長は、現在の預言者であり、教会の大管長です。 大管長が亡くなると、年功に従って、次の使徒が大管長に召されます。つまり、亡くなった大管長の次に、長く指導者として責任を果たしている使徒が大管長に召されます


大管長会

大管長会は、教会の最高の管理組織であり、大管長(または預言者)と、ほとんどの場合十二使徒定員会から選ばれる2人の顧問から成っています。

現在の大管長会は、ラッセル・M・ネルソン大管長と第一顧問のダリン・H・オークス管長、第二顧問のヘンリー・B・アイリング管長で構成されています。


十二使徒定員会

使徒は教会を導くため、イエス・キリストの証人となるために神から召された人であり、教会の会員です。十二使徒定員会は、聖書でイエス・キリストが12人の使徒を召された手本に従っています。 

現在の十二使徒定員会は、会長、会長代理であるM・ラッセル・バラード長老、使徒のジェフリー・R・ホランド長老、ディーター・F・ウークトドルフ長老、デビッド・A・べドナー長老、クエンティン・L・クック長老、D・トッド・クリストファーソン長老、ニール・L・アンダーセン長老、ロナルド・A・ラズバンド長老、ゲーリー・E・スティーブンソン長老、デール・G・レンランド長老、ゲレット・W・ゴング長老、ウリセス・ソアレス長老から成ります。


七十人定員会

七十人しちじゅうにん定員会には、8つの定員会があります。これらの定員会に召された人は、「七十人」と呼ばれます。彼らはイエス・キリストの特別な証人となるために召されていると、末日聖徒は信じています。七十人は、十二使徒定員会の下で働きます。「中央幹部七十人」と呼ばれる男性の教会員達は、世界中のどこかに召されます。「地域七十人」 と呼ばれる男性の教会員達は、特定のエリアで奉仕します。

預言者、使徒、中央幹部七十人は、しばしば「中央幹部」と呼ばれます。


神権

この言葉は異なる文脈に用いられるため、理解しにくいかもしれません。神権は力、神の権能です。神の力は神の御名によって神の御心を行うために人に与えられたと信じています。低い階級の神権はアロン神権と呼ばれ、高い階級の神権はメルキゼデク神権と呼ばれます。

それぞれの神権は、受ける者に異なるレベルの権能を授け、神権者は人に奉仕するために権能を使います。「按手」という言葉は、神権者が祝福を受ける者の頭に手をおき、特別な祈りを捧げ、祝福を授けることを意味します。オークス管長は、このような神権者は「祝福を受ける人の利益となるように天の力を呼び寄せ」ると話しました。

神権とその職(勤め)を持てるのは男性だけなので、「神権者」とは神権を持つ男性を指します。


扶助協会

扶助協会は、18才以上の女性が所属する世界最大の女性の組織です。これらの女性は「愛はいつまでも絶えることがない」というモットーに従います。周りの女性たちの霊的な必要や、その他の必要のために援助します。


若い男性/若い女性

若い男性と若い女性のプログラムは、若人のための教会の組織であり、12才から18才までの青少年が対象です。このグループは可能な限り毎週集まって、若い男性/若い女性としての特質を高める活動をします。


初等協会

初等協会は、3才から11才までの子供たちのための教会の組織です。子供たちはグループでクラスに参加し、歌を歌ったり、お話を聞いたり年齢に従って短いレッスンを受けます。 18ヶ月から3才の子供は、「託児」というクラスに行き、年齢に適した環境で福音のテーマを学んだり遊んだりします。


聖典

聖典は、神によって霊感を受けた聖なる人々によって書かれました。末日聖徒の聖典は、聖書、モルモン書、教義と聖約と高価なる真珠が含まれます。

モルモン書は、聖書と対になるものです。聖書は古代エルサレムでのイエス・キリストの業を描写し、モルモン書はキリストが古代アメリカを訪れられたこと、およびその前後の出来事が記録されています。

教義と聖約は、その本の序文に書かれているように「終わりの時に地上に神の王国を設立して治めるために与えられた、神の啓示と霊感による宣言を集めたもの」です。この本のほとんどの啓示は、教会の創設者であるジョセフ・スミスに与えられ、文字に起こされました。

高価なる真珠は、ジョセフ・スミスの証と歴史の抜粋、聖書の翻訳の選出、預言者アブラハム書の翻訳、信仰箇条と呼ばれる教会の中心となる教義の公表からなっています。


ジョセフ・スミス

クリスチャンの末日聖徒は、14才だったジョセフ・スミスがどの教会に入るべきか祈った時に、神とイエス・キリストが姿を表して語られたと信じています。また、キリストが設立された教会を回復し、モルモン書を古代の言語から英語に翻訳するために、神がジョセフ・スミスを召されたと信じています。


回復

教会員は、キリストは地上におられたときに教会を設立され、十二使徒を召し、彼らに神権、または神の御名によって行う力および権能を授けられたと信じています。キリストと使徒たちが死んだ後、教会の教え、組織、儀式が変更されたり汚され、神の御名によって行う権能である神権が地上から失われてしまいました。この時期は背教と呼ばれます。

何世紀にもわたる背教後、ジョセフ・スミスが神に召され、イエス・キリストが設立されたのと同じ教会を回復したと信じています。教会員は、現在も個人と組織における神さまからの導きと啓示は続いていると信じています。つまり、教会の回復は現在も進行中と見なされています。


儀式と聖約

クリスチャンである末日聖徒は、もし人が神の戒めを守り、特定の儀式を受けるならば、すべての人は神と共に住むことができ、「永遠の家族」と呼ばれるように、家族とも永遠に住むことができると信じています。儀式は、神権者によって行われる神聖な行為です。「救いの儀式」と呼ばれることもあり、昇栄するために必要です。神と神の子供たちとの聖約(神聖な約束)は、儀式と連携すると末日聖徒の会員は信じています。


バプテスマ

水に沈められるバプテスマは、最初の「救いの儀式」であり、末日聖徒イエス・キリスト教会の会員になるための最初のステップであると信じています。この儀式は、キリストの誕生、死、復活を象徴しています。

バプテスマを受ける人は、いつもイエス・キリストの名前を尊び、人に仕えることを神に約束します。彼らが聖約を守るならば、彼らの罪は赦され、御霊が常にそばにおられるという約束を受けます。


聖霊の賜物

バプテスマの後に、新しい会員は「聖霊の賜物」を受けます。聖霊の賜物は、神とイエス・キリストに続く神会の3番目のお方であり、「御霊」と呼ばれることもあります。聖霊の賜物を与えられることにより、教会員は人生において導きとなる促しや影響力を受けたり、罪や過ちを悔い改め、償うならば清められ、試練の時に平安を受けることができます。


神殿

クリスチャンである末日聖徒にとって、神殿は神の宮のため、極めて神聖な場所です。神殿内で教会員は、彼ら自身のためと亡くなった先祖の代わりに儀式に参加し、神と聖約を交わします。

「神殿のエンダウメントを受ける」ことは、これらの儀式の中の1つであり、末日聖徒にとって最も特別な経験の1つと考えられています。信仰深いクリスチャンは、エンダウメントは神からの賜物であり、神の目的に関する偉大な知識や、神が望まれるすべてのことを行う力、神聖な導き、大きな希望、慰めや平安を得られると信じています。これらの祝福を受けるため、教会員は戒めと律法を忠実に守ることを約束します。

神殿に入ることができるのは、高い標準を守る教会員に限られています。教会指導者との面接によって「神殿推薦状」を受ける会員は、神殿に入ることが許されます。


結び固め

結び固めと呼ばれる神殿結婚も、神殿で行われる儀式です。教会員は、夫婦が神殿で結び固められ、生涯忠実であるならば、結婚関係は死後も続き、家族は永遠に一緒にいることができると信じています。


救いの計画

救いの計画は、神の子供たちのための計画です。地上のすべての人は、「前世」で霊の子供として神と住み、神に従う選択をしたと信じています。そして神は、それぞれの霊の子供が肉体を得て、試され、最終的に神のようになるために彼らを地上に送りました。 

クリスチャンである末日聖徒は、すべての人は死にますが、全員が霊と肉体が結合する復活を果たし、最終的に神に裁かれることを信じています。人生での行いによって、すべての人は、人生での行いに応じてそれぞれ「日の栄え」「月の栄え」「星の栄え」のいずれかに行くように言われます。 神が住まわれる最高の王国は、「日の栄え」と呼ばれます。


証人

最近、教会が証人に関する方針を変えたため、「証人」という言葉を聞いたことがある人が多くいるかもしれません。2人の証人は、結び固めやバプテスマなどのさまざまな儀式を認め、正しく、適切な権能の下で行われたことを確認します。 

以前は、これらの儀式の証人となることができたのは神権者だけでしたが、今は、女性も証人になることができます。エンダウメントをまだ受けていない神殿推薦状保持者は、死者のためのバプテスマの証人になることができ、バプテスマを受けた教会員は、バプテスマの儀式の証人になることができます。


ワード/ステーク

ワードは、特定の地理的境界線に住む教会員の集まりです。同じ地理的境界線に住む人々は、同じ教会堂に集います。いくつかのワードの集まりがステークです。いくつかのステークの集まりが地区です。ビショップはワードの指導者であり、ステーク会長はステークの指導者です。 


召し/支持/解任

多くの場合、信仰深い教会員には、教会で召しまたは責任が与えられます。例えば、日曜学校の教師、若い女性または若い男性の指導者、 またはワード内で助けが必要な人のために仕えるために召されることもあります。ビショップやステーク会長を含む、教会で召しを受けるすべての人は無給で奉仕します。

教会で誰かが責任に召されたことが発表されると、集会に集う人々は、サポートすることを示すために手を挙げて支持します。同様に、その人が責任に召されることに反対する人がいれば、手を挙げてその意を示します。

教会員は総大会中に、教会の指導者たちや新しく召された指導者たちへの支持を表明する時間があります。

誰かが召しを解任されると、その人には、もはやその責任はないことを意味します。


聖餐会

クリスチャンの末日聖徒は、日曜日に礼拝をします。その一環として、家庭で学びクリスチャンとしての決意を深め、神について考える時間に加えて、教会で2時間の礼拝に参加します。聖餐会は最初の1時間を使って行われ、集まった人々は賛美歌を歌ったり、教会員のお話や音楽を聞いたり、聖餐と呼ばれる宗教的儀式に参加します。

聖餐は毎週行われる儀式で、教会員はキリストの体と血を象徴する、祝福されたパンと水をとります。聖餐をとることは、クリスチャンにとってバプテスマの時に交わした聖約を新たにし、悔い改め、罪を赦される機会となります。

 

ミニスタリング

ミニスタリングは、個人や家族が他の会員とつながりを持ち、彼らがサポートを得て、必要に応じて助けを得られるようにするプログラムです。以前はホーム・ティーチング、家庭訪問と呼ばれていました。各会員には同僚が与えられ、ともに割り当てられた教会員と友達になり、必要な助けや霊的なサポートが得られるようにします。


戒め

戒めは、神の律法です。十戒は、その中でも最も有名なものです。


知恵の言葉

教会員は、知恵の言葉は神の戒めだと信じています。知恵の言葉を守るために、コーヒー、お茶、アルコールを飲まず、タバコや違法ドラッグを使用せず、過度に肉を食べたり不健康な生活をしないことです。


什分の一

教会員は、収入の10%を教会に什分の一の献金として納めます。彼らは、 什分の一を払うことは、戒めだと信じています。

什分の一のお金は、教会堂や神殿の建築、教会の活動、教育などを支える目的で使われます。


断食/断食献金

末日聖徒は、毎月第1日曜日に2食を抜き断食をします。それには2つの理由があります。1 )食べるものがない人の気持ちを理解し、2)犠牲を払うことによって、神に特別な祝福をお願いしたり、祈りの答えを得るためです。多くの教会員は、病気や問題を抱えている家族や友人のために、または個人的な導きを求めて断食します。

また教会員は、断食のため食べなかった2食分を断食献金として納めます。断食献金は、経済的援助を必要とする人々のために使われます。


家族歴史

家族歴史または系図は、教会員の先祖や伝統について学ぶ機会を与えてくれます。末日聖徒は、イエス・キリストの福音を受け入れる機会なしに亡くなった先祖のために、神殿で儀式を受けます。 

この記事はもともとLiesl Nielsenによって書かれ、KSL.comに投稿されました。