モルモン宣教師の一つの記事

カイル著

kyle私はモルモンの宣教活動についてたくさんのすばらしいことを聞いて育ちました。私より前に伝道した友達の驚くような話や経験について聞いていました。ほとんどすべての伝道を経験した人がそれを人生で最高の機会の一つであると述べていました。私も同じようなことが自分に起こるだろうと期待して伝道に出ました。

私は英国のバーミンガム伝道部で奉仕するように割り当てられました。他の何人かの友人とは違って新しい言語を学ぶことはなく、若干の発音の調整やわずかの新しい言葉を学んだだけです。それは容易なことだと思いました。それまでに人前で話す訓練も受け、聖典や教会についてのしっかりした知識があると思っていました。私は自分がどんな人にも教えその人の目を開けることができると思っていました。

間違いでした。私は想像できないくらいの早さで謙遜にさせられました。私は瞬く間に自分の欠点に気づきました。最初の数日の間、ほとんどどの状況においてもそのことに気づかせられたのです。ある晩一日中私のメッセージに耳を傾けたくもなければ私に会う前から私を嫌うような人々に会ってきて宿舎に戻りました。私は挫折を感じ、こんな調子でどうやって2年間過ごしたらいいのだろうと思いました。私は以前に聞いていたすばらしい話のことを考え、なぜ物事が自分が望んでいるようには起こらないのだろうといぶかしく思っていました。

私はひざまずき祈り助けをこいねがいました。とうとう私が分かったのは、何か変化を起こすとしたら自分一人ではできないということでした。自分の持っているスキルや知識では不十分だったのです。それは単に伝道中のことだけでなく私の人生に取って転機となりました。

天の父との関係は以前と今では大きく違っています。宣教活動に携わったおかげで私は自分の人生のあらゆる面で自分の行うことに関して神に力と能力を与えてくださるように求めることが必要だと悟る助けになりました。私は神が私を愛してくださり、私が幸せになるように望んでおられることを知っています。謙遜になる経験を通して神とのもっと深い関係を築くことができたと感じます。これらのすばらしい経験のすべては自分がやっと生活を神にゆだねるようにしようとする意志を示したことによって起こったと思います。