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今月末、この夏最も話題の映画の上映が開始される。「ミニオンズ」は「怪盗グルー」シリーズのストーリー以前のストーリーが描かれた映画で、脚本はシンコポールとケンダウリオによって行われた。「怪盗グルー」シリーズは大変な人気を誇っており、「怪盗グルーのミニオン危機一発」の2013年興行成績は数億円レベルのものであった。

脚本家シンコとケンは現在新作映画「The Secret Life of Pets(2016年公開予定)の制作に集中するため「怪盗グルー」シリーズからは一時的に距離を置いているが、次回作怪盗グルー第3弾の制作に戻ってくる予定だ。よって彼らは映画「ミニオンズ」に直接携わっているわけではないのだが、新作映画公開の折、ぜひシンコに自身の宗教観念(モルモン教)とキャリアの両立について取材することにした。—JKR(

記者: モルモン教徒の家庭に育ったのですか?

シンコ•ポール: もともとアリゾナ州フェニックスの出身で、末日聖徒の母とカトリック教徒の父の元に育ちました。といっても父は形だけのカトリック教徒で特に教会に通っていたわけではないのですが。父はモルモン教を認めていなかったので、私たち家族の教会との交流は限られていました。父はあまり家族に教会に携わってほしくなかったようですね。私が子供の頃は、聖餐会と日曜学校は別々の集会だったので、日曜の朝に行われる日曜学校にだけ出席していました。我が家には“16歳になったらバプテスマを受ける事が出来る”という決まりがありました。その決まりのために、若い頃は教会に出席し、同世代の少年たちが神権を授かり聖餐をパスする姿を横目に見ながら過ごしました。しかし16歳になる頃には、バプテスマというのは自身の優先順位でそこまで上にあるものではありませんでした。教会にこそ出席していましたが、たくさんの疑問があり、私自身何を信じているのかよくわかっていませんでした。

国の反対側にあるイェール大学進学直前にやっと、そろそろ本気で自分の信仰について考える時期だと感じました。自分は本当にこの教えを信じているのか、これが自分のしたい生き方なのか、と。その時期は本当に深い祈りを通しての自分探しの時期でしたね。バプテスマを受けたのはたしか大学進学のための引っ越し前日だったと思います。とでも小さな会で、母と姉妹たちと何人かの宣教師だけが集まりました。儀式はプールで行われたんですよ!

記者: 伝道にCinco-press-photo-427x640は行きましたか?

ポール: 19歳になったのは大学一年生を終えてからでした。伝道に行きたいという

望みはあったのですが、学費を払ってくれていた父に、続けて学費の支援が欲しいなら先に大学を卒業するように言われました。その為、私はイェール大学での素晴らしい4年間の後、ミッションペーパーを提出しました。伝道地は東京でした。実は伝道中の2年間で大きな励みとなったのは妻なんですよ。彼女とはイェール大学在学中に知り合いました。もともと会員ではなかったのですが、私が伝道に出る直前にバプテスマを受けて、わたしの帰りを待っていてくれました。帰還してすぐに結婚しましたよ。

 

この原稿はジャナ・リースによって書かれたもので、もともとはジャナ・リース、リリジョンニュースに投稿されたものです。