「自分を好きになる」や「自分らしく」という言葉をよく聞きます。でも自分が好きな人って、周りからちょっと冷ややかな目で見られることがありますよね。聖書にも「あなたはわが目に尊っとく、重んぜられるもの」(イザヤ書43章4節)とあります。神様はわたしたちが自分のことを好きになるように望んでおられます。

自尊心とは

自尊心と自己愛の違い

自分が好きということを表す言葉として、自尊心や自己愛などがあります。

【自尊心】

自分で自分のことを誇らしく思う心を意味します。自分への高評価です。自己肯定感は自尊心に含まれる意味になります。自分で自分を正しく評価した結果に抱く感情であることが多いそうです。

【自己愛】

自己愛と自尊心には明確な違いがあります。自己愛を持っている人は、例えば年収800万円あったら幸せになれる、などの条件を満たしたら幸せを感じることができるそうです。反対に、自尊心がある人は特に条件がなくて、いいことも悪いことも受け入れ、自分を肯定することができる人です。https://column.cocooru.com/?p=1385

この2つは似てますが意味が違います。もし自己愛よりも自尊心が強くあれば、自分がどんな状況にいても、幸せを見つけることができるでしょう。そして神様はわたしたちに幸せになってほしいと望んでおられます

なぜ神様は自分自身を好きになってほしいのか

もし自尊心が高いと、いいことがあります。自分に自信が持てます。そして、仕事や勉強などのパフォーマンスの質が上がります。

興味深いのが、自分が誰かの大切な存在だと知ることは、自尊心を高めるとてもいい方法だということです。

それは誰かに優しくしてもらったり、自分の頑張りを認めてもらった経験が力になることと同じでしょう。

そんな経験はありませんか?

わたしは誰かから「ありがとう」と言われると嬉しくなります。以前は自分の長所を言うことができませんでした。しかしある時から、いろんな人から同じことについて褒められるようになりました。そして、自分はそれが得意なのかもしれないと思うようになりました。

得意なことが見つかると、それを活かして人を助けようという気持ちになります。ちょっと苦手なことも、誰かの役に立った時、「ありがとう」と言ってもらえた時、自分でも役に立てるんだ、と少し自信がわきます。

電車で席を譲った時に言ってもらった「ありがとう」も自分に自信を与えてくれます。もちろん、何かをしてもそれが相手に受け入れられなかったり、断られたりしたらとても悲しくなります。しかし、それもまた、ほかの誰かへの手伝いや助けなど、自分ができることをしていると、そんな悲しい経験も気にならなくなります。

親や友達、同僚、上司、部下、先輩、後輩、近所の人、道で出会った人など、親しい人や他人かどうか関係なく、誰かに受け入れてもらう経験は、とっても嬉しくなりますよね。

聖書の創世記にはこうあります。

人がひとりでいるのは良くない。

創世記2章18節

神様は自分のことが好きになれるきっかけを、ほかの人を通して与えてくださっているのです。そして、わたしたち1人1人のことをいつも愛しておられるということを伝えてくださっています。

そうです、あなたは神様の大切な大切な子供なのです

今日からできる自尊心を高める方法 

今日からできる自尊心を高める方法

もっと具体的に自尊心を高める方法を紹介します。

1. 人に優しくすることは自分の自尊心を高める助けになります。

優しい言葉を使い、ささいなことであっても人に親切にして、目を見て人と接することです。

2.また健康や生活習慣、身の回りの管理にも気を付けます。良く寝てバランスの取れた食事で身体も心も健康になります。また部屋や自分の身なりが整っていることで、とても気持ちよく過ごすことができます。

健全なる精神は健全なる肉体に宿る」という言葉が有名ですが、あながち間違っていないですよね。

3.そして何より、神様に頼ってください。自分の能力や力だけで何とかしようと思わないことです。

4.自分が好きになるように祈ります。どんな小さなことでも、嬉しかったり楽しかったりしたら、神様に感謝することを習慣にします。できる限りの努力をして神様に頼るんです。

きっと後ろ向きな気持ちから解放されると思います。

ほかにも自信と自尊心を育てる方法がありますので、ぜひ参考にしてみてください。

自分を愛する

神様があなたのいいところも悪いところも全部ひっくるめて、御自身の大切な子供として愛してくださっています。それなのにあなたは自分のことを嫌ってもいいと思いますか?

神様はわたしたちに至らない部分があることをご存知です。そして、それを補うことができるように救い主であるイエス・キリストがおられます。

「自分自身を愛することが、ほかの人を愛するよりも容易でないと感じるのは、興味深いことですが、主は、「自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ」と言われました。わたしたちの内にある神性を主が大切にしてくださるように、わたしたちも自分自身を大切にしなければなりません。間違い、心痛、力不足、落胆、怒り、罪のために重荷を負っているとき、救い主の贖いの力こそが、神の計画のとおりに、わたしたちを引き上げてくれるのです。」

ロナルド・A・ラズバンド長老

まずは自分の全部を受け入れてください。その中で至らない部分や改善したいことを考えて努力します。そしてキリストの贖いの力に頼ってください。

神様があなたを無条件で愛するように、あなた自身も無条件で自分を愛せるようになることを願っています。

この記事を読んでくださったあなたにお願いがあります。ぜひ自分の好きなところを教えてください。自分の好きなところをシェアすることで、もっと自分が好きになるでしょう。

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