6年前にアイダホに移り住んだ時、経済と我が家の財政の底が抜けました。突然、我が家は食料貯蔵に依存して生活することになりました。あいにく、すべての食料貯蔵を持ってきたわけではなかったので、食料はとても速い速度で無くなっていきました。生活費が足りなくて大変だったことはそれまでにはなく、料理は好きでもなければ、得意でもありませんでした。しかし、自分自身とキッチンと食費を抑えるためにどうにかする必要があるとすぐに気がつきました。そこで、やり始めました。

わたしは、インターネットで調べることと、多くの同じような状況にある友人と話すことから初めました。そして、末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン書があるので誤ってモルモン教と呼ばれる)の会員として、聖典と、預言者と他の教会指導者の言葉に頼りました。少しの情報と計画が大きな違いを生むことを学びました。

すべての必要なことを準備する ― 献立も含めて

教義と聖約88:119にはこう書かれています。「あなたがた自らを組織しなさい。すべての必要なものを用意しなさい。そして、一つの家、すなわち、祈りの家、断食の家、信仰の家、学びの家、栄光の家、秩序の家、神の家を建てなさい」(教義と聖約は末日聖徒イエス・キリスト教会の聖典です)。わたしはこの聖句を今までずっと聞いてきましたが、人生のこの時期に新しい意味を持ちました。わたしは、台所を含めた家の中のすべての面で、組織する(整える)方法を学ぶ必要があることに気がついたのです。

わたしが受けたアドバイスで最も良かったものの一つは、朝食、昼食、夕食、おやつを含めて献立を立てることです。わたしは家族を座らせ、食べたい食事のリストを一緒に作る事から始めました。そして、家族として献立を立てました。わたしはその週の、または2週間分の献立を使い、食料庫にある物と献立に必要なものを基に買い物リストを作りました。

献立を立てることは、わたしにとって2つの意味で助けとなりました。まず初めに、夕食を作る時間に食器棚を見つめて、何を作ろうか、材料があるだろうか考えなくて良くなりました。食事は計画されていて、食品庫には必要なものがあるのです。第二に、店に行く時に必要な食品を買います。不必要な買い物を避けることができ、食費を抑えることになります。また、必要な生鮮品だけを買うので、食料の無駄を減らします。

賢く買う

わたしにとって役に立ったもう一つのアドバイスは、セール品を買うことです。当たり前のことですが、セール品に実際に注意を払うことが、いかにわたしの最終損益を助けるかに驚かされました。食費は、セールになっている物をまとめ買いするためにとって置きました。店に行く前に、その週の広告を見て、必要なもの、または良く使うものがあるかチェックしました。そして年に2度、わたしが住む小さな町では、箱売りがありました。ですから、その時に合わせて計画しました。わたしたちが使う小麦、米、麦、乾燥豆類、野菜の缶詰は、最もお買い得な箱売りでほとんど買いました。

メリディアン・マガジンの記事「あなたの台所が生活費を破綻させている?」で、キャロライン・ニコライスンは、スーパーで節約するいくつかのアイディアを紹介しています。最初にこう書いています。「買おうとしている物に関係なく、スーパーの通路の最上段と最下段をチェックしてください。目線の高さの通路には、通常最も高価なもの置いています。

ニコライスンは、シリアルを買うときのために、素晴らしい提案をいくつかしています。こう書いています。「シリアルは、セールで買うととてもお買い得ですが、限られた栄養価ですし、温かいシリアルよりずっと値段が高いです。・・・小さい箱のシリアルを買うほうが安価なことが多いので、比べてみてください。・・・袋詰めのシリアルもお買い得です。」

ニコライスンのシリアルを買う時のもう一つの提案は、無名メーカーの品と有名メーカーの品を混ぜることです。「たとえば家族がフロスト・シュガー・コーンフレークやフロスト・ミニ・ホウィートが好きならば、それを一箱と、最も安い砂糖のかかっていない種類を一箱買い、混ぜます。これはお金を節約するだけでなく、砂糖の摂取量も減らします。この方法は、レーズン・ブランとブラン・フレークにも当てはまります。一口ごとにレーズンが含まれている必要はありません。」と書いています。

結論は、最もお得に買うためには常に比べて買うと言うことです。時には大量購入がお得で、時には少ない量で買うほうが良い買い物な時もあります。それを知るには、計算すれば良いのです。

調理家電とその使用にかかる光熱費を知る

台所でかかる費用を節約する方法を探し始めた時、自分の習慣を吟味しました。わたしにとって、それは重要なことでした。子供たちが学校から帰ってくる前に夕食を作る必要があることに気がつきました。そうでないと、持ち帰り用かできあいの食品を仕事帰りに買って帰るように、夫に頼むことになるからです。どちらも自分で調理した食事よりも高くつきます。わたしが夕食を作る時間は午後2時より前なので、スロー・クッカーか低温のオーブンで調理します。

ニコライスンは記事の中で、興味深い点、わたしがそれまで考えていなかったことを挙げています。彼女はキッチン家電にかかる光熱費について説明しています。家電の年式やワット数も地域によって電気料金も違うので、かかる費用は完全に正確ではありませんが、ニコライスンは、調理法を決めるガイドとしては使うことができると書いています。「すべての事実なしには、節約方法を決めるのは不可能です」と書いています。

「小さなガスコンロは1時間に18セントかかり、大きなガスコンロは1時間に36セントかかりますが、ホットプレートは1時間に14セントしかかかりません。さらに、ホットプレートは通常は大きめで同時に多くの食品を調理することができるため、ガスコンロで同じ食品を調理するのにかかる時間を減らすことができます・・・ですから、次回パンケーキや玉子を焼くときは、ホットプレートで一度に焼いてください。」と彼女は書いています。

「スロークッカーは、1時間当たり2.4セントしかかかりません。スロークッカーだと長時間、6から8時間調理するでしょう。スロークッカーは6時間で14.4セントですが、コンロだと30分で18セントかかります。もしスロークッカーと同じ料理を作るのに2口以上のコンロを使っているとすると、コンロで30分だと27から38セントかかります」とニコライスンは書いています。

これはわたしが夕食の調理方法を決める時に、当然考えるべき事柄です。特に、わたしは低温、スロー調理方法を良く使うので。次回わたしは、オーブンのかわりにスロークッカーを使うでしょう。

ニコライスンによると、他のキッチン家電の電気料金は以下のとおりです。

電子レンジ:24~29セント/時間
大型オーブン:43セント/時間
トースター:11セント/時間
ブレンダー:8.4セント/時間
食洗機:43セント/時間

彼女はまた、コンロで調理する時には常にふたを使うように勧めています。食材に早く火が通り、火を弱められ、どちらもお金の節約になります。付け加えると、オーブンはケーキやパンなどを焼く時だけ余熱します。そして、「のぞくのを止める。オーブンを開ける度に、10℃前後下がります。」それは電気を余計に使い、焼き時間も長くし、電気代が高くなると、彼女は書いています。

キッチン家電の使用にかかる電気代を含めたすべての情報を得ることにより、エネルギー使用に配慮し、支出を減らす方法を知る助けとなります。

知恵を持って家を建てる

箴言24:3には、「家は知恵によって建てられ」と書かれています。そして知恵によって、家(とその運営費用)は維持されます。知恵は、知識と訓練によって、そして何が有効か見つけることにより得られます。知識は力であり、少しの知識と計画は節約に大きな違いを生みます。小さなことに思えるかもしれませんが、予算を切り詰めることは実に偉業です。十分にできていないと感じて落ち込む時は、末日聖徒イエス・キリスト教会大管長会第2顧問のディーター・F・ウークトドルフ管長の言葉を思い起こします。彼は、「わたしを忘れないで」というお話でこのように延べています。「家庭にある小さな成功すべてに感謝してください。・・・(小さな)忘れな草のように、これらの成功はあなたにとって大変小さく思えるかもしれないし、他人からは気づかれないかもしれませんが、神はそれらに気づいておられ、神にとってそれらは些細なことではありません。」

この記事はもともとMontagueによって書かれ、Mormon Preparedness(モルモンの備え)のサイトに投稿されたものです。