あなたは自分のルーツがどこにあるか知っていますか?

生まれた病院、両親が出会った場所、先祖が暮らした土地や文化など、普段ではあまり考えないことですね。
しかし自分のルーツを知ることで、自分が存在していることへの感謝や先祖への愛着を感じるかもしれません。

末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン書を使っているために間違ってモルモン教と呼ばれることがあります)の教会員たちは、家族の歴史を調べることは祝福を受ける1つの方法として信じています。

例えば、家族とのつながりを深め、信仰や人生経験を学び、インスピレーションを得たりすることができるんです。

今回は自分のルーツをたどるために、そして末日聖徒が経験している祝福を皆さんも体験できるように、家族の歴史を調べる方法についてご紹介します。

家族の歴史を調べることのメリット

自分の家族の歴史を調べることで、いいことがいくつかあります。

自分のルーツをたどると、自尊心・自己肯定感が高くなると言われています。

「家系図を作ることで、自分が生まれる前にたくさんの先祖がいて、その中の一人が自分なのだと気付くことができます。それからは、もし辛いことがあったとしても、自分はたくさんの人の中でそんな「役割」を与えられたのだと思うようにします。そうすると、自然と気が楽になるものです。そうすると、自分に起こる全てのことをありのまま受け入れることができて、これからもありのままの自分でいいのだ!という自己肯定感も生まれてきます。」
【決定版】家系図を作る本当の意味とは。それぞれの理由を見つける方法。

先祖の名前や住んでいた土地を知ることで、先祖を身近に感じることができます。

また、先祖のことを知ることで供養にもなるそうです。ディズニー映画の「リメンバー・ミー」を観ると、子孫が自分のことを覚えていてくれることが、亡くなった先祖の幸せなのかも、と感じます。

例えそれがアニメ映画だとしても、自分の先祖に思いを向けるいい機会になりますね。

もっと詳しく知りたい方は、「家族のルーツ」を参考にしてみてください。

家系図を作ってみよう

家族の歴史を調べてみよう

家系図は、家族の歴史を図にして見ることができます。紙とペンや鉛筆があればできるので、ぜひやってみてください。

1.自分の名前を紙の下の方に書く

家系図の書き方

2.兄弟がいれば兄弟を書く

家系図の書き方

3.自分たち兄弟から枝を伸ばし、父と母の名前を書く

家系図の書き方

4.父と母に兄弟姉妹がいれば書き足し、そこから更に枝を伸ばして、それぞれの両親を書き込む。

家系図の書き方

5. ほかにもわかる部分を書き込んでみよう!

家系図の書き方

この作業を繰り返していくだけです。

書いた名前の人の誕生日や今住んでいる場所を書き込んでもいいですね。

もし思ったより書き進められてなかったり、祖父母の兄弟などよく知らない親族がいるのであれば、調べることをおススメします。

先祖を調べる方法

先祖について調べるには、一番早いのは連絡がつく親や親戚に聞くことかもしれません。
しかし、親や親戚も知らない先祖が存在するのも事実ですね。

そこでもう少し詳しく調べていく方法をご紹介します。

【戸籍謄本や除籍謄本を取り寄せてみよう】

市役所などの役場に問い合わせたら取り寄せることができます。県外の役場でも大丈夫です。
場所によっては郵送費も必要かもしれません。

先祖のお墓がある場所や、先祖が住んでいた土地の役場に問い合わせるといいでしょう。

【先祖の墓石を調べる】

家族代々のお墓には、墓石に先祖の名前が刻まれていることがあります。
お墓参りに行く時に、墓石を観察してみましょう。

汚れている場合はそこで掃除をしたら、先祖も喜んでくれるでしょう。

【仏壇の中に系図があることもある】

家や実家に仏壇があれば、そこを調べてもいいかもしれません。家系図があることもありますよ。
祖父母や曾祖父母が大切にしまっておいたけど、残された家族は気付いていなかったという話もときどき聞きます。

【お寺に聞いてみる】

祖父母の実家があった土地のお寺や、お墓を管理しているお寺などで先祖に聞くことで、新しい情報が得られることもあります。
ある人は、祖父の生家を訪れて、近くのお寺に行ったらそこから何代も先の先祖のことまで知ることができたそうです。

【プロにお願いする】

自力で調べるには時間と労力が掛かりますが、行政書士さんの中には依頼すれば先祖について調べてくれる人もいるそうです。また、家系図作成のための企業もあります。お金は掛かりますが、頼もしいですね。

アプリを使って家系図をもっと広げてみよう

手書きでの家系図もいいですが、今はアプリで家系図を簡単に作ったり管理できます。

ファミリーサーチ

末日聖徒イエス・キリスト教会の会員はこれを使っています。アプリ版だけではなく、ウェブサイトもあります。familysearch.org からアクセスできます。

家系図を作るならファミリーサーチがおススメ!

利用するために会員登録が必要ですが、それは教会員にならなければならないという意味ではありません。
本当にどなたでも無料で利用できておススメです。

世界中の教会員がファミリーサーチで家系図を進めているので、先祖の中に海外に移住した人がいたら、自分と繋がることがときどきあります。そんなことを聞くとワクワクしてきませんか?

そのほかのアプリについてはこちらからご覧ください。無料版、アプリ内課金、有料版といろいろあります。

先祖についてもっと知ろう

末日聖徒イエス・キリスト教会で家族の歴史を調べるのは、家系図のためだけではありません。先祖を1人の人として知る機会にもなっています。

最初に紹介したように、先祖の住んでいた土地や職業、個性を知ることで、自分のルーツをたどり自分との共通点を見つけたり、先祖への感謝や自分自身を肯定する過程にもなります。

そして次の方法を使って、先祖について詳しく知ることができます。

  • 両親、祖父母、親戚に聞いてみる
  • その土地へ旅行も兼ねて行ってみる
  • 先祖が葬られているお墓を管理しているお寺などに、先祖や地域の習慣について聞いてみる
  • 図書館で先祖が生きた時代の新聞や歴史書を調べて時代背景を学ぶ

調べた内容を、ブログやスクラップブッキングなどにして残してもいいですね。

この教会の会員は、家族の歴史を調べて、神殿という神聖な建物の中で先祖のための儀式を行います。

これは宗教的な儀式ですが、その儀式を先祖自身が受け入れるかどうかは、先祖が決めると信じています。それでも、神殿での先祖のための儀式は、時間を超えて自分と家族が永遠に1つになることができる、とわたしたちは信じています。

家族歴史で家族が永遠の存在となる

神様はわたしたち1人1人を愛しておられます。大切な神様の子供だからです。そしてわたしたちが学び共に成長できるように家族を与えてくださいました。
わたしたちの教会は、家族は死んで終わりではなく、永遠の存在になることができると信じています。

神の幸福の計画は、家族関係が墓を超えて続くことを可能にしました。
聖なる神殿において得られる神聖な儀式と聖約は、わたしたちが個人として神のみもとに帰り、また家族として永遠に一つとなることを可能にするのです。家族-世界への宣言

家族とは今一緒に住んでいる家族だけではありません。
将来できる子供や孫だけでもありません。すでに亡くなっている先祖も含まれます。

そのため、わたしたちは先祖の名前を末日聖徒イエス・キリスト教会の神殿に提出し、必要な儀式(例えばバプテスマなど)ができるようにします。死者のための儀式は、生きている人が代理で行います。

わたしたちは死者のための儀式を行うことで家族は永遠に結び固められ、ずっと一緒にいられることを信じています。
それはイエス・キリストが弟子のペテロに授けた権能と同じもののおかげです。

「わたしは、あなたに天国のかぎを授けよう。そして、あなたが地上でつなぐことは、天でもつながれ、あなたが地上で解くことは天でも解かれるであろう。」マタイによる福音書 16章19節

これは、神様が約束された永遠の祝福を望んでいる先祖のためにを望んでいる先祖のために、わたしたちが代わりに奉仕できる方法なんです。
ちなみに、神殿での儀式を行うために何かを買ったりお金を払ったりする必要は一切ありません

「見よ、主の大いなる恐るべきひが来る前に、わたしは預言者エリヤをあなたがたにつかわす。

 彼は父の心をその子供たちに向けさせ、子供たちの心をその父に向けさせる。これはわたしが来て、のろいをもってこの国を撃つことのないようにするためである。」

マラキ書 4章5-6節

「そうでないとすれば、死者のためにバプテスマを受ける人々は、なぜそれをするのだろうか。もし死者が全くよみがえらないとすれば、なぜ人々が死者ためにバプテスマを受けるのか。」コリント人への第1の手紙 15章29節

「わたしたちが家族歴史を集めて、先祖のために神殿に参入するとき、神は、とばりの両側で約束された祝福を同時に成就してくださいます。」デール・G・レンランド

わたしの経験

わたしが家族の歴史を調べようと思った時、同じく末日聖徒の母がある程度調べていたことが分かりました。

彼女は、母方と父方の戸籍謄本や除籍謄本を取り寄せていたんです。

でもむかしむかしの謄本だったため、手書きの古い文字を読むことに苦労しました。

母もほかの教会員の助けを受けていましたが、わたしも誰かに助けてもらう必要がありました。

家族の歴史を調べ始めてすぐに、不思議なことが起きました。

両親やおじおばから、わたしの知らない先祖の話を聞く機会が次々にできたのです。計画して話を聞く機会を作ったわけではなく、自然とそのようになっていきました。

またひょんなことから、長い間会っていなかったいとこと連絡を取るようになりました。

親戚やいとことは物理的に距離があり、頻繁に会うことはありませんでしたが、連絡をよく取るようになったことで、これまで以上に近い存在になりました。

また、古い文字を理解し、先祖の出生地や名前を知っていくうちに、この人はどんな人だったのかと思うようになりました。

産まれて数年以内に亡くなっている先祖が何人かいました。
その頃の時代背景と先祖がいた地域を調べたら、医学や経済的な理由で、幼くして亡くなった命がたくさんあったそうです。

自分が今いる環境とあまりにも違いがありましたが、時代背景と土地の習慣を調べた時、まるで先祖に関するお話がわたしの頭の中で進められているように感じました。

それだけはっきりと先祖を感じた、特別な経験でした。

神殿で先祖の身代わりの儀式を受けた時、その先祖がまるで近くにいるような気持ちになりました。先祖たちが喜んでいるのか、とても温かく穏やかな気持ちがしました。親戚で集まってみんなで楽しく過ごしているような感覚です。

この経験も、家族の歴史を調べることの祝福です。

先祖について調べていくと、なかなか進まなくなることがあります。

しかし祈って諦めずに考えていると、親戚からの新情報や教会員の助けを得て、解決することがあります。

「先祖の探求を続けるか決めるとき、探すのが実に困難な名前は、実在する人の名前であることを忘れないでください。皆さんはその人たちのおかげでこの世に存在し、いつか霊界で再会するのです。」結ばれた心

書面にあるわたしの先祖の名前は、今は文字でしか知ることができませんが、確かにこの世に実在していた人達です。

家族歴史とは、系図とそれに関する決まりごとや、名前や日付や地名以上のものであり、過去に目を向けること以上のものです。わたしたち自身の歴史を記すとき、家族歴史に現在も含まれます。子孫を通して未来の歴史を作るとき、未来が含まれていきます。例えば、子供に家族のエピソードを語り、写真を見せる若い母親は、家族歴史活動を行っているのです。

聖餐を受け、集会に出席し、聖文を読み、個人の祈りを行うのと同じように、家族歴史と神殿活動は、わたしたち個人の日常的な礼拝の一部であるべきです。家族の歴史を知るため中2の孫がおばあちゃんにインタビュー

まとめ

なかなか家族の歴史を調べたり、家系図を書く機会はないかもしれません。しかし、この祝福は一人でも多くの人に体験してもらいたいと望んでいます。

教会員であっても教会員でなくても、みなさんの先祖は確かに存在していました。そして彼らは大切な神様の子供です。

先祖一人一人が死んでも幸せになる方法は、今生きている子孫も幸せにします。ぜひ、みなさんのご意見も教えてください。