神さまとの関係がどのようなものであるかを見直すことは、神さまに向かって大きな一歩を踏み出すことと同じです。見直すには神さまについて考える必要がありますし、神さまについて考えることは、実際には従順を示すことになり、結果的に祝福をもたらしてくれます(教義と聖約6:36参照)。救い主の次の約束は、私たちの天のお父さまとの関係に当てはまります。「すなわち、わたしに近づきなさい。そうすれば、わたしはあなたがたに近づこう。熱心にわたしを求めなさい。そうすれば、あなたがたはわたしを見いだすであろう。求めなさい。そうすれば、与えられるであろう。たたきなさい。そうすれば、開かれるであろう」(教義と聖約88:63))。

 

神さまとの関係と努力

神さまとの関係は、この地上におけるどのような関係とも違っていますが、1つだけ似ているところがあります。それは維持するために努力が必要であるということです。この世における健全な関係に必要な積み木のなかには、私たちが天のお父さまと親しい間柄であり続けるのを助けてくれる積み木があります。それは例えば、コミュニケーション、愛、奉仕、時間などです。

次の4つの質問を使って、神さまとの関係を見直し、強めることができます。

 

1.天のお父さまとコミュニケーションをとっていますか?

天のお父さまはいつも耳を傾けてくださっており、私たちが喜んで聞くなら私たちとコミュニケーションを取りたいと思っていらっしゃいます。神さまが伝えようとしていることを聞くよりも、神さまと話すことの方が簡単であると思う人がたくさんいます。「どうすれば神さまの声だとわかりますか?」と思うかもしれません。

最も簡単な方法は、全ての良いもの(良い考え、良い思い、有意義な体験など)は神さまから来るという知識によって知ることです(ヤコブ1:17参照)。自分の人生において良いことを見つける習慣ができると、神さまの御手を見るという意味を理解し始めるようになるでしょう。

 

2.お互いの愛を感じることができていますか?

神さまは、あなたの神さまへの愛に気付いていらっしゃると思いますか?あなたは神さまの愛を感じようと努めていますか?救い主は第一の戒めは、「心をつくし、精神をつくし、思いをつくし、力をつくして、主なるあなたの神を愛せよ」(マルコ12:30)であると教えられました。愛は、どのような関係においても、双方向的である場合に大きくなります。自分たちの愛を大きくしたいと思うなら、愛や献身を表現する方法を見出す必要があります。どうやって始めたらいいのかを救い主の言葉が教えてくれます。「もしあなたがたがわたしを愛するならば、わたしのいましめを守るべきである」(ヨハネ14:15)。天のお父さまのいましめに従うことは、「天のお父さまを愛しています」と言っていることと同じです。

 

3.最近お互いのために何をしましたか?

私たちがお互いのために務め合うなら、それはつまり天のお父さまのために務めていることになります(モーサヤ2:17)。神さまのために最近どうやって務めているかを自問するには、他の人に援助の手を差し伸べているかどうかについて自問する必要があります。私たちがいつもお互いに愛し合い助け合うことは、天のお父さまが望んでいらっしゃることです。天のお父さまとの関係を強めたいと思うなら、援助の手を差し伸べることのできる誰かを見つけてください。

最近神さまがあなたのために何をしてくださったかについて考えていますか?御恵を数える練習をしてください。神さまは、感謝を通して愛を示すことを選ぶご自分の子供たちに惜しみなく報いてくださいます。モンソン大管長の感謝の賜物についての霊感あるお話を聞いてください。

 

4.共に時間を過ごしていますか?

天のお父さまは招待されてもいないのに私たちの人生に入り込むようなことはなさいません。救い主と同じように、忍耐を持ってドアをノックし続け、私たちがドアを開けるのを待ってくださっています。「見よ、わたしは戸の外に立って、たたいている。だれでもわたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしはその中にはいって彼と食を共にし、彼もまたわたしと食を共にするであろう」(黙示録3:20)。

私たちは、様々な場所や方法で天のお父さまと価値ある時間を共に過ごすことができます。天のお父さまはいつでも時間を取ってくださいます。私たちは心に祈りを持って生活するように励まされています(3ニーファイ18:19参照)。これは天のお父さまに近づく理想的な方法であり、またこのことにより天のお父さまに私たちに近づいていただくことができるのです。

ガーナの若い兄妹が、天のお父さまとの関係を強めようと努力することによって学んだことを見てみてください。

 

 

この記事はLinda Clydeによって書かれ、lds.orgに投稿されたものです。