郵便が来るのが大好きでした。郵便受けに急いで行き、私宛のものがあるか確かめました。若いころ私にはペンパルがいて、何年間も行ったり来たり話を交換していました。誕生日近くには必ず、おばや祖母から、愛ある言葉が手書きでつづられた特別なカードが届きました。その言葉は、最初からカードに印刷されている言葉よりも私にとって常に大事な意味がありました。後に私は、仕事で家を離れている夫からの手紙や、フィリピンで伝道している息子からの手紙を楽しみに待つようになりました。

あなただけに宛てた手紙は、何か特別です。あなたの名前あての広告やいらない郵便物ではなく、宛先が手書きされた封筒、大切に選ばれた愛の言葉、あなたと相手を特別に繋ぐ手紙。昔ほど手紙は届けられなくなったので、私の感傷を、愚かな思い出の小路散歩と呼ぶ人がいるかもしれません。郵便に関して同じようなロマンある経験が過去にあり、同意して微笑む人もいるかもしれません。そしてさらには、自分に向けて書かれ、自分宛ての、間違えなく自分への愛に満ちた、自分の手紙をいつか受け取りたいと願っている人もいるかもしれません。

総大会は、あなたへの個人的な手紙のようなものである

その時は、近づいています。私たちの天父は、あなた個人へあてたメッセージを持っておられます。年に2度、末日聖徒イエス・キリスト教会の指導者は、総大会を催します。それは、神の言葉を、あなたに、伝えるために選ばれた男女によって霊感あふれるメッセージが与えられる一連の集会です。12使徒定員会の会員の一人、ロバート・D・ヘイルズ長老は言いました。

LDS-General-Conference-2013「大会では自分だけに当てはまる主の御言葉を受けることができます。ある会員はこのように証ししています。『あなたの説教を聞いて、驚きました。…あなたの話は主がわたしの家族に直接与えて下さった個人的な啓示です。聖霊が直接わたしに語ってくださったあのときほど、強い御霊の表れを経験したことは、かつて一度もありませんでした。』別の会員はこう述べています。「ある説教がわたしのために語られたということを、それほど力強く感じたことはこれまでありませんでした。」・・・語られている言葉は、私たちが聞き、感じることほど重要ではありません。」(「総大会―信仰と証を強める」Strengthening Faith and Testimony, リアホナ2013年11月号)

総大会の集会で座りながら、話者に耳を傾けながら幸せに感じていたことをはっきりと覚えています。しかし、私の頭の片隅には問題が立ちはだかっていました。私の現在の雇用状況は、私の手におえないほどいろいろな意味で押さえつけられていました。総大会に出席することさえも私の仕事時間を削り、総大会後の月曜日の仕事量を内心恐れていました。しかし、私は問題を離れて心に良いものを感じたかったので、座って耳を傾けました。どの話も私の仕事の状況とは関係ありませんでしたが、総大会で語られる言葉は素晴らしいものでした。しかし、天父は私が必要なことをご存じで、聖霊の静かな小さな促しによってそれを与えてくれました。私はそれを決して忘れないでしょう。仕事での重荷を軽くするように語りかけ、どのようにそれをするか具体的に教えてくれました。受けた印象は、はっきり聞こえました。私の思いは真っ直ぐに与えられたプランに集中し、それを行う勇気を感じました。私はくつろいで、心配なしに残りの集会を楽しみました。

「総大会の最大の祝福は大会が終わった後にやってきます。」(「総大会―信仰と証を強める」Strengthening Faith and Testimony, リアホナ2013年11月号)

その総大会の閉会の讃美歌の最中、私は神から新しく受けた啓示について疑いを持ち始めました。今の仕事の状況で、神が促されたように変えるには、たくさん根性が必要でしょう。私は本当に神からの促しを感じたのか疑い始め、もしそうだったのならば、それに従う精神的勇気があるでしょうか。その閉会の祈りが捧げられた時、私は再び天から答えを受けました。祈りをささげている人が、私たちが「今日聞いた促しに、確信を持って従う勇気を持つ」ことができるように、天父に願い求めたのです。私の顔には大きな笑みが浮かび、涙が頬を流れました。天父は再び、私の心配を心に留めて下さったのです。この促しが、さらなる促しへとつながり、やがて新しい仕事への道を開いたのです。天父がわたしのために取って置かれたメッセージに対して、心を開けたことにとても感謝しています。郵便受けが私宛の手紙であふれていたようなものですが、特に一つは、差出人の住所が天からのものでした。その手書きの文字に気づき、その言葉を心に留め、彼の指示に従ったことにずっと感謝しています。

神からあなたへの手紙が待っている

あなたの天の父は、あなたを愛しています。彼は、あなたへ渡したい「手紙」を持っています。それは、あなたへの特有の個人的啓示です。あなたが彼の息子、娘なので受ける権利がある啓示です。あなたへの個人的啓示は、総大会の説教で聞くことができます。3週間以内に、それを受けることができます。総大会は、4月5日、6日の週末に予定されています。総大会のために時間を作り、天父があなたに語りかけたいことを聞くようにお勧めします。もしそうでなければ、その手紙は、郵送されるエンザイン(教会機関紙)を通しても届けられます。しかしどのように受け取ろうとも、それが誰からの物か、誰のための物か、あなたにはそれと一緒に来る愛を受け取る価値があるということを覚えていてください。

総大会の話を視聴してください。

この記事は、ナネット・オニールにより書かれました。