末日聖徒イエス・キリスト教会は、よくモルモン教会と呼ばれますが、1910年に合衆国にBSA(アメリカ・ボーイスカウト)プログラムが導入されてからほんの3年後の、1913年以来、アメリカ・ボーイスカウトの正式な関連団体として活動してきています。今年、末日聖徒イエス・キリスト教会はBSAとの100年の提携を記念して、ソルトレーク・シティの中心街にある、モルモン歴史博物館にて2つの新しい展示を始めました。この二つの展示、”American Original Norman Rockwell and Scouting”WA Good Turn Daily: 100 Years of Scouting and the Aaronic Priesthood”は、ボーイスカウトプログラムの歴史と教会のBSAとの長い関係をハイライトするものです。

ノーマン・ロックウェルは最良のボーイスカウトを表す

ノーマン・ロックウェルはアメリカを代表する芸術家でイラストレーターです。彼の作品の最も有名なものは40年もの間「Saturday Evening Post」の表紙を飾っていました。彼の作品はまた、アメリカ・ボーイスカウトの公式誌、「Boy’s Life」にも載りました。ロックウェルは1913年にスタッフアーティストとしてBSAとの仕事のを始めました。彼の最初の表紙はその年に刊行されました。ロックウェルの長く多くの作品を生み出した経歴を通じて、BSAのために数多くの作品を制作しました。そのほとんどが1925年から1976年の間BSAのカレンダーを飾りました。ロックウェルの多くの作品は教会の歴史博物館の展示で特集されます。それには23のオリジナル作品が入っています。

ロックウェルはアメリカの生活スタイルと価値を題材にしていることで知られています。その価値は、BSAと末日聖徒イエス・キリスト教会で共有されています。彼は存命中に理想主義的すぎるのと絵画的すぎるということで批評家から評価されませんでした。ロックウェルの明確なボーイスカウトはスカウト活動が提供できる最良なものを表したいと考えていたBSAの方向性と一致した。

スカウト活動に信頼を置くモルモン

末日聖徒イエス・キリスト教会は1913年以来アメリカ・ボーイスカウトのパートナーとして活動してきました。そして現在、BSAの最大のパートナーであり、他のどんな組織よりも大きなスポンサーとなっています。末日聖徒の若い男性はスカウト活動に参加するように勧められています。そして、何千もの若い男性がこれまでにイーグルスカウトの賞を獲得しています。末日聖徒の指導者および会員は、スカウト活動が大切な価値や生活で必要な技術を教え、若い男性が強い指導者や市民となれるよう成長できるように助けとなると感じています。スカウト活動は末日聖徒の指導者にとってとても重要なので、地元の集会に集う末日聖徒の男性はスカウトマスターとして奉仕するように求められます。末日聖徒の男性は何千時間もの時間をボーイスカウトプログラムでの奉仕に捧げてきました。

末日聖徒イエス・キリスト教会はスカウト活動を支持し、BSAの若い男性に対する影響はとても重要であると考えています。末日聖徒イエス・キリスト教会とアメリカ・ボーイスカウトとのパートナーシップについてもっと知るには、BSAの公式サイトにアクセスしてください。

教会歴史博物館のもう一つの展示、”A Good Turn Daily”はスカウト活動が1910年に初めて合衆国に紹介されてからの歴史に焦点を当てています。両方の展示は7月19日に始まり、無料にて一般公開されます。博物館は午前9時~午後9時(月~金)、午前10時~午後5時(土、日、祝日)です。

著者:メーガン・マックダニエル