末日聖徒イエス・キリスト教会では、世界中で福祉支援、自立支援、人道支援、緊急救援、ボランティア活動に尽力しています。これは、キリストの教えを実践しているからです。

「あなたがたはわたしを教師、また主と呼んでいる。そう言うのは正しい。わたしはそのとおりである。

しかし、主であり、また教師であるわたしが、あなたがたの足を洗ったからには、あなたがたもまた、互いに足を洗い合うべきである。

わたしがあなたがたにしたとおりに、あなたがたもするように、わたしは手本を示したのだ。」(ヨハネによる福音書13章13-15節

教会の奉仕の実績

画像:末日聖徒イエス・キリスト教会公式HPより

末日聖徒イエス・キリスト教会は、教会員が奉仕の機会を得るチャンスを与えています。例えばヘルピングハンズと呼ばれる奉仕グループです。被災地などへ行き、復興の手伝いをします。

またそれぞれの地域で町の清掃活動やフードバンクなども企画して行っています。これは地域の教会や組織が自発的に奉仕できる機会を見つけて実行している活動です。

この動機は、キリストの教えに従いたいという気持ちもありますが、ほかの人に奉仕することで幸せを感じるからです。

物資や支援の提供に限らず、教養や技術を得る機会を与えて自立できるように助けるプログラムもあります。

永く続く本当の幸せは、自分が愛し、支えてきた人たちが喜んでいるのを感じたときに生まれます。そして、その人たちの幸せが、いつしか自分の幸せにもなっていくのです。 

ヘンリー・B・アイリング

小さな奉仕でもいい

大規模な地域や学校の奉仕活動に参加することもできますが、普段の生活でもできる簡単な奉仕でもキリストの教えに従い、奉仕の祝福を受けることができます。

  • 道のゴミを拾う
  • 電車で席を譲る
  • 迷子の子供に遭遇したら話しかけて助ける
  • ドアを開けてあげる
  • 笑顔でいるようにする

奉仕をすることのポイントは困っている人を助けることです。

だからと言って、金銭的に困っている人に自分が持っているすべてを与えるべきということではありません。

自分にできる範囲で、困っている人の問題を解決できるようにしてみてください。

複数人でする奉仕の祝福

画像:末日聖徒イエス・キリスト教会公式HPより

奉仕活動に参加するなどのグループで奉仕をすることで、もちろんいいことがあります。

  • 心強い
  • ほかの人から奉仕の方法やコツなどを学ぶことができる
  • 1人では難しい奉仕もできる
  • 奉仕をするグループでの一致が生まれる
  • 新しい友人や人脈を作ることができる

家庭は奉仕を学んで実践する良い場

家庭は奉仕をマンで実践するとっても良い場です。お互いに奉仕し合うことで、一緒に成長できます。また、夫婦が互いに仕え合ったり子どもにしてあげることで、子どもが「人に仕えること」を学ぶことができます。

さらには、困っている家族を助けたり、お互いに奉仕し合うことで、家族はもっと深い絆で結ばれることができるのです。

奉仕は成功にも繋がる(開拓者の話)

末日聖徒イエス・キリスト教会の初期の会員は、自分たちの信仰を養い強め、安心して生活できる場所を求めて旅をしました。彼らは開拓者と呼ばれています。開拓者たちは富んでいる人もいれば貧しい人もいました。夫がおらず、母親と子どもだけで旅をしていた家族も珍しくありませんでした。

画像:末日聖徒イエス・キリスト教会公式HPより

開拓者たちは互いに助け合い奉仕し合うことで、命を繋ぎ新しい土地で栄えていったのです。この、助け合い共に発展する原則は、現在も有効です。

末日聖徒イエス・キリスト教会の指導者の1人であるジェラルド・コセはこのように話しています。

「奉仕は地域社会のためになるだけでなく、企業やその他の組織も強化してくれるのです。」

もしまだあなたの組織において奉仕が中核的価値観になっていないなら、それを取り入れるよう強く勧めます

ジェラルド・コセ「世界の交差点国際貿易サミット」での講演にて

奉仕は会社など大きな組織の成功だけではなく、あなた個人の人生を成功に導いてくれることでしょう。

他人に対する奉仕は、わたしたちがよりよい世界に住むための準備をしているときに、この世での生活を深め、より好ましいものにしてくれます。実際に奉仕することを通して、奉仕の仕方を学びます。わたしたちが同胞のために奉仕しているとき、わたしたちの行いによって人々を助けるだけでなく、自分の問題を新鮮な目で見られるようになります

スペンサー・W・キンボール

まとめ

奉仕はクリスチャンでなくてもできます。意識せずにすでに奉仕をしている人もいることでしょう。あなたの奉仕は必ず何らかの形で返ってきます。どうぞ奉仕をすることにためらわずに、今できることから始めてみてください。