末日聖徒イエス・キリスト教会の11歳から17歳の少年たちは、ふさわしいと判断されたらアロン神権を授けられます。彼らは神様に召された少年達で、彼らは教会内では「若い男性」に所属します。
アロン神権ってなんだろう?
アロン神権は、神様の代わりに神様の業を行う権能の1つです。バプテスマを受けたばかりのふさわしい男性が持つことができます。これはただの肩書きではありません。
この神権によって、アロン神権者である若い男性たちは、聖餐やバプテスマの儀式を執行したり、人に仕えます。しかもそれは、イエス・キリストの御名によって行うことが許されているんです。
神権にはアロン神権のほかに、メルキゼデク神権があります。詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
150年前に始まった若い男性の組織
2025年、若い男性が組織されてから150周年を迎えました。
これを記念して、末日聖徒イエス・キリスト教会の十二使徒であるアンダーセン長老と、中央若い男性会長のランド長老は、ペンシルベニア州の北部を訪れました。ここはキリストにバプテスマを授けたヨハネが、ジョセフ・スミスとオリバー・カウドリーにアロン神権を授けた場所です。
アンダーセン長老とランド長老は、この場所から5人のアロン神権を持っている若い男性たちと、アロン神権の回復について考え、証を分かち合いました。
その模様は、こちらの42分の動画でも見ることができます。
150th Anniversary of Young Men Organization Event
※2025年7月現在まだ日本語はありません。
アロン神権はその後ふさわしい男性の教会員にも授けられ続け、今では日本の教会員の少年達も世界中の若い男性たちもアロン神権を行使して、それぞれの場所で神様の業に携わっています。

それぞれの場所で使えている
画像:末日聖徒イエス・キリスト教会公式HPより
神様はあなたを信じている
アンダーセン長老は若い男性にこう話します。
皆さんは神権を担い、神様の王国を支えるためにここにいます。
つまり、神様は若い男性の少年達に大きな期待を抱いているということです。まだ若いから、ということではなく、若い男性それぞれにしかできない働きがあるのです。
神権を行使して喜びを見つけよう
ランド長老もまた、若い男性たちに語りかけました。
主の儀式を任せられることは、決して小さなことではありません。… 皆さんのような神権者が出かけて行って救い主に仕えるとき、実際には主ご自身の使命に従って働いているのです
神権の権能は按手によって授けられますが、神権の力は正しい生活と、聖約を守ることによってもたらされます。

画像:morefaith.jp
聖餐の儀式に携わることや地元の教会への奉仕、地域の奉仕活動への参加など、小さく見えても、どれも実はとても大きな働きです。
若い男性の少年たちの手を通して、神様の愛が誰かに確かに届けられています。そしてそんな経験をする若い男性たちは、本当の喜びを体験する機会がたくさんあります。
ある男性はアロン神権者との関係を通して人生が変わりました。純粋なアロン神権者の優しさと信仰が、彼の人生を大きく変えたのです。詳しくはこちらを読んでみてください。
アロン神権者として小さな奉仕をし、戒めを守り、主に頼りながら生活することで、メルキゼデク神権を受ける準備ができます。人のために行使する神権は、自分が一番祝福を受けることができるんです。
あの時の気持ちを思い出そう
もし今、ちょっと教会から離れている人がこの記事を読んでいるなら、思い出してください。
初めて聖餐の儀式に携わったときの緊張と誇り、ほかの若い男性や教会の会員たちと過ごした時に心に感じた温かい気持ち、言葉では言い表せないけど確実に今まで経験したことがないいい気持ちなどです。
そう感じていたことは事実で、それは神様が皆さんへの愛と期待を伝えていたんです。
教会に戻るのに遅すぎることなんてありません。皆さんはいつでも、神様の働きを助ける側に立つことができます。
神権は確かに神様の力
今も世界中の若い男性たちが、アロン神権を使って神様に仕えています。神様がまだ教会に入って間もない男性会員や成長段階の少年たちに、アロン神権を与えて大切な儀式を行っていることは、確かに真実です。アロン神権を行使して、人に使えて神様の業を進めることは、誇らしく、そして感謝することです。
若い男性が組織されてからの150年は、ただの歴史ではありません。現在も若い男性たちが精一杯奉仕することで、若い男性の歴史は彼らによって築き上げられます。
多くの少年たちがアロン神権を行使することで、大きな喜びを経験して神様の愛を知ることができますように。若い男性一人一人が神様から期待された価値のある存在だと気づくことを願っています。