2025年4月3日(木)に行われた総大会の指導者集会で、末日聖徒イエス・キリスト教会の新しい地域七十人として78名が召されることが発表されました。 また、57名の地域七十人が2025年8月1日までに解任される予定です。
この発表は、世界中で教会が成長し続けていること、そして地域の指導者が強化されていることを示しています。
地域七十人とは?
地域七十人は、第一会長会によって召され、イエス・キリストの特別な証人として、それぞれの地域で奉仕する指導者です。彼らは十二使徒定員会の指示のもと、教会を強め、福音を宣べ伝え、地域の教会の運営に携わります。
〔地域七十人の特徴〕
- フルタイムの奉仕者ではない(一般当局七十人とは異なる)
- 召しの期間は約5年間
- 無報酬で奉仕しながら、職業や家族の責任を果たす
世界中から選ばれた指導者たち
新たに召された地域七十人は、アフリカ、アジア、ブラジル、中米、カリブ海地域、ヨーロッパ、フィリピン、太平洋諸国、南米、北米など、世界各地から選ばれています。
彼らの多くは、過去にビショップ、ステーク会長、伝道部会長、セミナリー・インスティテュート教師などの召しを受け、長年にわたり教会に貢献してきました。
また、彼らの職業も様々で、医師、教師、実業家、通訳、エンジニア、地域の指導者など、社会のさまざまな分野で活躍する人々です。長年の忠実な奉仕を経て、今、さらに大きな責任を担うこととなりました。
日本をカバーするアジア北地域の新しい七十人には、狩野 元滋兄弟が召されました。また、かつて福岡伝道部で伝道部会長として奉仕したケレンド・I・ミルズ兄弟は、ユタエリアで新しい七十人として召されました。同じくユタエリアで、名古屋伝道部会長として奉仕したロナルド・M・ジャッド長老も今回で召されています。
解任される指導者への感謝
新しい地域七十人が召される一方で、退任する57名の指導者の忠実な奉仕にも感謝が示されました。彼らの影響は、彼らが関わった人々の人生を通して、今後も続いていくでしょう。
啓示によって導かれる教会
このような指導者の再編は、主がふさわしい人々を召して教会を導いておられることを示しています。教義と聖約107章34節には、七十人について「教会の建設を助け、すべての事柄を規則正しくする」と記されています。
豆知識
過去、地域七十人の召しと解任は土曜午後の部で発表されていましたが、2023年以降、4月の総大会の指導者会合で発表される形になっています。
新しく召された78名の地域七十人と、解任された57名の地域七十人の詳細については、以下のリンクでご確認ください。
https://newsroom.churchofjesuschrist.org/article/april-2025-general-conference-leadership-session