モルモン教の総大会の様子

モルモン教の総大会の様子

4月の最初の週末、主イエス・キリストの十二使徒モルモン教の世界的な規模で行われる総大会でお話します。教会員はモルモンとも呼ばれますが、この機会に集会所や家の中でテレビ、ラジオ、衛星中継、インターネットなどを使って大会の内容を知ります。放送はユタ州のソルトレーク・シティからですが、そこにはモルモン教の本部があります。これは今日の地上でイエス・キリストの生ける代表者から学べる特別な機会です。

イエスは十二使徒を特別な証人として召された

The Quorum of the Twelve Apostles主が肉体を持って使命を果たしていたとき、イエスは十二使徒を召され、ご自分についての証を人々に伝えるようになさいました。主は弟子たちの中から十二人を選んで特別な神権の権威を授けました。

その12人の弟子を召されたとき、彼らに汚れた霊を制し、追い出し、あらゆる種類の病気を治す力を授けました。(マタイ10:1

イエスはそれから彼らを人々の間に出て行ってご自分のことを証し、御業を助けるように命じられました。「行って、『天国が近づいた』と宣べ伝えよ。病人をいやし、死人をよみがえらせ、らい病人をきよめ、悪霊を追い出せ。ただで受けたのだから、ただで与えるがよい。」(マタイ10:7-8

十二使徒の証を受け入れた者は、キリストご自身と御父の証をも受け入れたのです。「あなたがたを受け入れる者は、わたしをおつかわしになったかたを受け入れるのである。」(マタイ10:40

初期のキリスト教会での十二使徒

復活後、キリストは40日間にわたって十二使徒に教えを与えられます。彼らが教会を長い年月にわたって導けるようにするためです。主は彼らに言われました。「それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。」(マタイ28:19-20)主は彼らに「エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地の果てまで、私の証人」(使徒行伝1:8)となるように命じられました。ユダが自殺すると、十二使徒は欠員を埋めるためもう一人の使徒を召しました。それから初期のキリスト教の教会を設立しました。地元の指導者を召し、救い主の証を世界中に伝え、キリスト教は1つの国からもう1つの国へと広まりました。

不幸にも初期のクリスチャンに対するすさまじい迫害により、十二使徒の代わりを立てることができませんでした。彼らが亡くなるとともに十二使徒としての特別な召しは、その救い主から与えられた特別な権威と共に地から失われてしまいました。それに続いて起こる長い期間は大背教として知られています。

今日に地上おける十二使徒

1830年、イエス・キリストは地上に再び十二使徒の召しと権威を回復なさいました。それは回復された教会の一部です。主は預言者ジョセフ・スミスを通してそれを行いました。救い主はご自分の教会が末日聖徒イエス・キリスト教会と呼ばれるように定められました。しかし、メディアによって、この教会は誤って「モルモン教」と呼ばれます。ペテロ、ヤコブ、ヨハネがモルモン教の創立者である預言者ジョセフ・スミスに現れました。

彼らはジョセフの頭に手を置いて、十二使徒の召しと権威を授けました。ジョセフ・スミスは神の霊感を受けて、モルモン教の会員の中から十二使徒を召し、現代におけるイエス・キリストの特別な証人になるように計らいました。それ以来一人の使徒が亡くなると、もう一人の新たな使徒が召され、救い主イエス・キリスト、主ご自身にさかのぼる権威の系譜が途絶えることなく地上に続いています。

主イエス・キリストの十二使徒が今日地上に生きています。彼らはモルモン教の幹部です。彼らはイエス・キリストから直接の権威をいただいていて、主のことを全世界に証する責任をゆだねられています。彼らの務めは古代の使徒たちと同様で、イエス・キリストに対して証し、主の業をなすことです。

十二使徒モルモンの総大会で話す

mormon-Monson-conference来月、2014年の4月5日から6日にかけてモルモン教の年次総大会が開催されます。この地上に今あるこの教会は、かつてイエス・キリストご自身が組織された教会と同じです。イエスは生ける預言者トーマス・S・モンソンを召されました。モンソン大管長がこの大会を管理し数回にわたって話されます。話者には十二使徒、七十人、キリストの教会を今日導いている女性の何人かも含まれます。

世界中のモルモン教の会員はテレビ、ラジオ、衛星中継、インターネットを通して大会の内容に耳を傾けます。もしお望みでしたら、あなたも加わることができます。セッションは両日の山間夏時間の10時と2時に始まります。しばしば地元のテレビやラジオやケーブルを通しても見聞きすることができますし、lds.orgでネットに接続して生中継が見られます。もしペテロ、ヤコブ、ヨハネ、パウロ、マタイ、ないしは古代の十二使徒が今日生きているとしたら、きっとどのような努力をしても彼らの話を聞きたいと思うでしょう。彼らの後継者がいて今週末あなたに語りかけます。いらして耳を傾けてください。