多くのティーンエイジャーは大学へ進学するため学校でいい成績をとるようプレッシャーを感じます。あなたもそんなプレッシャーに腹を立てているかもしれません。そもそもなんで大学へ行かなければ行けないのかと思っているかもしれません。高等な教育を受けることはなぜそんなに重要なのでしょうか?多くの親は「一生ハンバーガーを作って過ごしたくなければ、大学に行かなきゃいけないよ。」と言うでしょう。大学に行かずにつける仕事はハンバーガー屋のアルバイトくらいのものだ、というのと、逆に大学に行けばそれより良い仕事が保証される、と言っているようなものです。どちらも本当というわけではありません。しかし、教育について、知っておくべき基本的な事実がいくつかあります。

 

教育の基本的な事実

「教育は常備軍よりも優秀な自由の安全装置である。」(エドワード•エベレット)という言葉があります。無知は精神的に奴隷であることで、肉体の奴隷制度にも繋がります。そしてそれは100パーセント避けることのできるわなです。世界中の先進国は知識の重要性を認識し、国民はある程度の標準教育を受けることを必要条件としています。わたしたちが覚えておくべき重要なことは、学ぶことと知識には想像できないほどの自由があるということです。学校は生徒たちに幅広い教育を提供することを重要視します。わたしたちは読み書き、数学、文章を書くこと、科学や歴史の基本を学びます。ごく少数の人がすべての教科で優秀な成績を残しますが、あなたにとっていくつかの教科が他の教科より難しいと感じるからといって、それらの教科は時間の無駄だとか、あなたが馬鹿だという意味ではありません。

 

大多数はひとつかふたつの分野に優れていて、それ以外はもっと努力をしなければいけません。なるべく多くの科目に関する知識をある程度持つことは重要なので、小学校、中学校、高校はわたしたちが多数の分野で成長できるよう教育します。しかし、人はそれぞれ違った速度で、また違った方法で学びます。だから学習の苦手な多くの人が、勉強は時間のむだだと感じます。これ以上の偽りはありません。難しい科目を習得することは、自律を教えてくれますし、自分に大きな自信を持つきっかけになるかもしれません。諦めないでください。

 

さて、高校を卒業してから更に教育を受けることはなぜ大切なのでしょうか?一日中オフィスで仕事したくなければ?自分の手で何かを造ることを仕事にしたければ?そういう人が大学に行く必要はあるのでしょうか?

 

短い答えは、大学に行かなくても、人生で快適に暮らせるような仕事をすることはできますが、社会の進み方を見る限り、たくさんの経験があっても学位が無ければ良い仕事につくのが極端に難しくなってきています。 多くの雇用主たちは学位を「わたしは教えやすいです。自分の教育に努力を注いだので、あなたとあなたの会社にとってわたしは良い投資ですよ。」と書いてある紙のようにとらえます。学位がないから彼女は価値が低い従業員だ、と言ったように学歴で人を仕分けするのは公平ではないかもしれませんが、それは急速に「普通」になってきています。

 

これは多くの人にとって大学に行ってみる良い理由ではないかもしれませんが、それに加えて、大学に進学することはあらゆる可能性に自分をさらす素晴らしい方法です。多くの大学は学生たちに一般教養のコースを取る条件がありますが、それによって学生は様々な分野がどんなものか試しに経験することができますし、大学以前で学んだ基礎に更に知識を加えることができます。大学は、新しい分野に挑戦し、生涯喜んで続けられる何かを見つけるのに素晴らしい場です。学位を得たのとは違う分野で働く結果となる人もたくさんいますが、大学という経験がキャリア選択と自分の興味を見つける助けになります。

 

覚えておくべき最も重要なことは、あなたが自分自身の教育の責任者だということです。もしかして、あなたには大学に行く機会がないかもしれません。それでも、独学でたくさんのことを学ぶことができますし、この世界には学ぶことがたくさんあります。大学へ進学しようとしまいと、学ぶことをやめてはいけません。学位は、すべてを学びきったという証拠ではありません。すべての分野は進化し、変わり続けています。最新の変化について知らないと、置いて行かれてしまいます。学ぶことにオープンになって、学びから来る自由に目を向けましょう。

 

図書館、地域のクラブ、本屋、友人、両親、他にもたくさんの人から学ぶことができます。もし興味がある分野があるのなら、その分野についてよく知っている人を見つけてその人から学びましょう。祖父母の知識と経験を利用しましょう。おば、おじ、地域の人たちはたくさんの経験があり、たいてい喜んでその経験を分かち合ってくれます。尋ねればいいだけなのです。

 

だれでも少なくともひとつは興味のある科目があります。あなたの興味は何か見つけて、それを追い求めましょう。好きなことのエキスパートになれば、成功と幸せを見いだせるでしょう。

 

 

この記事はもともとmormonyouth.orgに”Why Should I Get an Education?”という題名で投稿されました。