人生で得られる最も重要な教訓の一つは、今あなたにとって大切なこととそうでないことを区別することです。
あなたにとって今日…
大切なこととは…?
そうでないことは…?
どうして同じものをわざわざ対比させたと思いますか? 例えば「食べる」ことは大切ですが、常にそうとは限らないということです。同じことでも時には大切でありながら、そうでなくなる時もあるからです。わたしたちがするすべての行いに意味があるのと同じように、世の中には大切な事柄がたくさんあります。でもその中で、今自分にとって「食べる」ことは本当に一番大切なことか?というように、今自分の人生の中で何がどこまで大切なのかを知る必要があります。
今あなたにとって大切なことは何でしょうか?
以下の表をもとに考えチェックしてみましょう。
大切なこと見極めスケジュール(自分のパソコンにエクセルが入っている人や、グーグルドキュメントのアカウントを持っている人は 、スケジュールの青字をクリックしてこの表を開いてください。ファイルをクリックしてから「コピーする」を選択すると、パソコン上で自分の「大切なこと見極めスケジュール」を保存して使用することができます。)
イエスは言われた、「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。これがいちばん大切な、第一のいましめである。第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。(マタイによる福音書22章37−39節)
上記の聖句にもあるように、最も大切なことの一つとは、大抵は周りの人のことです。
ある「夫婦にブリガムという名前のかわいい赤ちゃんが生まれました。生まれてから、ブリガムは難病のハンター症候群と診断されました。それは彼の命が長くないことを意味していました。ある日、ブリガムと家族が神殿の庭に来ていたときに、ブリガムが『あともう一日』という言葉を2回口にしました。そして次の日、ブリガムは亡くなりました。」
その後、彼のお墓を訪ねる度に「あともう一日」という言葉について深く考えたそうです。人生であと一日しかないと分かったとき、「わたしたちは周りの人に対してどのように接するでしょうか。もっと忍耐強く、礼儀正しくなるだろうか。…より熱心に祈り、聖典を研究するだろうか。」(2018年4月総大会「あともう一日」テーラー・G・ゴドイ長老参照)
すべての人に「今日という日が与えられています。そして、進んで犠牲を払うことが、今日を成功へと導く鍵となります。」主はこう言われています。
「見よ、今、人の子の来臨までは今日と呼ばれる。まことに今日は犠牲の日である。」
両親の皆さん、子供たちと有意義な時間をどのように作れるでしょうか?友達とのおしゃべりや、自分のショッピングに子供を付き合わせすぎてはいませんか?自分の子供が、今本当にやりたいこと、挑戦したいことを知っていますか?どんな悩みや問題に直面しているか知ろうとしていますか?
末日の世の中にいるわたしたちこそ、子供たちがどれほど両親を愛し、両親からの愛を求めているのか考える必要があります。ハンター大管長が勧めたように「子供の心を喜ばせて」あげましょう。(2018年4月総大会「あともう一日」テーラー・G・ゴドイ長老参照)
大切な人たちを大切にし、愛を言葉と行いで表しましょう。友人に手紙を送り、子供を抱きしめ、もっと「愛しているよ」と言い、感謝を伝えましょう。わたしが愛していると知っているはずだと思いがちですが、思い込みは禁物です。伝えなければなりません。「愛情を示さない人は、愛していないのと同じこと」とウィリアム・シェイクスピアは言いました。人生がどんなに変化しても、毎日をできるかぎり最も大切な事柄で満たせますように。モンソン大管長が説いたように、「愛すべき人よりも解決すべき問題を優先しないように」心がけましょう。(2008年10月総大会「人生の旅路に喜びを見出す」トーマス・S・モンソン大管長参照)