今日は『リロ・アンド・スティッチ』の実写映画の公開日です。そして、映画史上でもっとも心に残るセリフの一つが再び注目を集めています。

オハナは家族。家族はいつもそばにいる。何があっても

この言葉は劇中のものですが、教えている原則は深く、永遠に続き、そして神様から与えられた真理です。

福音における「オハナ」の意味とは?

ハワイ語で「オハナ」は、血縁の家族を超えた意味を持っています。帰属意識、献身、忠誠心を表します。そして、イエス・キリストの福音において、「オハナ」は永遠の家族の一員であることを意味します。

1995年に当時の末日聖徒イエス・キリスト教会の大管長会は家族ー世界への宣言を発表し、その中でこのように言っています。

「家族は神の子供たちの永遠の行く末に対する創造主の計画の中心を成すものである」

家族ー世界への宣言より

誰一人、見捨てられない

リロ&スティッチの英語の劇中で家族について言われている言葉を直訳してみます。

family means nobody gets left behind. Or forgotten.
家族は誰も見捨てない、忘れられない

福音の中でもっとも希望に満ちた教えの一つ、それが神様はどの子供も忘れないということです。この教えは、末日聖徒イエス・キリスト教会の聖なる神殿でも再確認されます。聖約によって結ばれた家族は、お互いに助け合いながら、神様の御前という「故郷」へ一緒に戻ることを目指します。

ヘンリー・B・アイリング管長は、神様は自分の子供たちが帰ってくることを望んでいること、その帰り道は、家族として歩むことを望んでいること、そのために神殿と永遠の結び固めを与えてくれたことを、教えています。

忘れられることもない

スティッチと出会ったリロのように、人生の中で「居場所がない」と感じたことがある人がいるかもしれません。しかし、福音はわたしたちにこう教えてくれます。天の御父の家族の中には、すべての人の居場所があるのだと。

D・トッド・クリストファーソン長老は、今わたしたちが暮らしている家族は完璧ではないかもしれないが、イエス・キリストの福音によって、完全になることができると、教えました。

「オハナ」は永遠だから

『リロ・アンド・スティッチ』の中で、たった一つの言葉が人生を変えました。そして福音においては、家族という力がすべてを変えるのです。今この瞬間だけでなく、永遠にわたってです。

スティッチが家族に迎えられたように、わたしたち一人ひとりも天の御父の計画の中に愛をもって迎え入れられています。聖約によって結び固められ、信仰によって一つになっていくのです。

出典:Más Fe