聖書は、間違いなく人類史上最も影響力のある書物です。
文明に影響を与え、何百万もの人々の人生を変え、現在も世界で最も読まれ、最大のベストセラー本と言えます。
霊的なメッセージだけでなく、多くの人が知らない興味深い事実がたくさん含まれています。それが聖書の歴史をさらに驚くべきものにしているんです。
ここでは、これまで聞いたことがないかもしれない、聖書の5つの驚くべき事実をご紹介します。ただ興味深いだけでなく、これまでとはまったく異なる視点から聖書を味わう助けにもなるでしょう。
1. 聖書は約40人によって、1,500年以上かけて書かれた
聖書は1人の人物が1つの時代に書いたものではないことは、多くの人が知っているでしょう。
しかし、66巻からできていて、約40人の異なる著者によって、約1,500年にわたって書かれたことを知っている人は、それほど多くないかもしれません。
著者には、ダビデやソロモンのような王、イザヤやエレミヤのような預言者、ペテロのような漁師、ルカのような医師、マタイのような取税人、さらにはモーセのような宗教的指導者も含まれていました。
また、ヘブライ語、アラム語、ギリシャ語という3つの異なる言語で書かれています。
驚くべきことに、これほど多くの著者と長い執筆期間にもかかわらず、聖書は神様と人類との関係、そしてイエス・キリストを通して示された神様の救いの計画という、一貫した流れを保っています。
もちろん、聖書の各書には、それぞれ異なる文体、歴史的背景、そして個人的な視点が反映されています。
それでも、何百万ものクリスチャンにとって、この主題の一貫性は、聖文の背後にある神様からの霊感があったことの証拠とされています。
使徒パウロは次のように教えています。
「聖書は、すべて神の霊感を受けて書かれたものであって、人を教え、戒め、正しくし、義に導びくのに有益である 」テモテへの第2の手紙 第3章16節
おそらくこれが、何千年も経っていても、人々に読み継がれている理由の1つなのでしょう。

2.歴史上最も多く翻訳された書物
聖書ほど多くの言語に翻訳された本はほかにありません。
聖書全体は750以上の言語に翻訳されており、少なくとも一部の聖書は3,600以上の言語で読むことができます。さらに毎年、新たな翻訳プロジェクトが進められ、母語で聖書を読むことができない人々にも届けられています。
あえて比較すると、『星の王子さま』のような世界的な名作も多くの言語に翻訳されていますが、その規模は聖書には及びません。なぜでしょうか。
それは、多くのクリスチャンにとって、聖書は単なる古い本ではなく、神様の言葉だからです。そして、神様がすべての人に語りかけられるのであれば、すべての人が自分の言語でそのメッセージを読む機会を持つべきだと考えられているからです。
新しい翻訳の1つ1つの背景には、原文の意味を保ちながら、新しい世代にも理解できるようにするため、言語学者、翻訳者、そして多くの共同体による長年の努力があります。
3.短くも意味ある聖句
聖書の中に、最もよく知られた短い聖句があります。英語だと2語で書かれています。それは、ヨハネによる福音書 第11章35節です。
「イエスは涙を流された。(Jesus wept. )」
これだけの短い言葉ですが、その背後には新約聖書の中でも最も力強く、心を打つ場面の1つがあります。
イエスは、友人ラザロの死を聞き、その後ベタニヤへ到着しました。そして、ラザロをよみがえらせることを知っていたにもかかわらず、マリヤやマルタ、そして悲しみに暮れる人々の姿をご覧になると、涙を流しました。
この場面は、イエス・キリストが悲しみや憐れみ、喪失を実際に経験したため、わたしたちの苦しみを理解してくださることを思い起こさせます。そして同時に、神様はわたしたちと共に涙を流し、試練の中を共に歩むことを教えています。
だからこそ、この短い聖句は、世代を超えて多くの人々の心を動かし続けているのでしょう。

4.最も短い章は聖書の中央にある
聖書を半分に開くと、詩篇117篇がほぼ中央に位置していることに気づくでしょう。そして興味深いことに、この章は聖書全体で最も短く、わずか2節しかありません。
「もろもろの国よ、主をほめたたえよ。もろもろの民よ、主をたたえまつれ。
われらに賜わるそのいつくしみは大きいからである。主のまことはとこしえに絶えることがない。主をほめたたえよ。」(詩篇 第117章1-2篇 )
以上です。短い、と思いませんか。
ただし、これは聖書の各書や章の区分の仕方が伝統によって異なるため、隠されたメッセージや意図的に設計された構造を意味するものではありません。
それでも、聖書のほぼ中央に、神様の憐れみと真実をたたえる普遍的な呼びかけが置かれていることは興味深いですよね。
これは、聖書全体を通して、主を信頼するよう絶えず招かれていることを思い起こさせる一つの例と言えるでしょう。

5.神様の聖なる御名の出現
あまり知られていない事実の一つは、神様の個人的な御名が、旧約聖書のヘブライ語写本に約6,800回登場することです。この御名は、YHWHという4つのヘブライ語の子音で表され、「テトラグラマトン」と呼ばれています。
古代ヘブライ語は母音を書かない文字体系だったため、本来どのように発音されていたかについては現在も完全な一致はありません。
一般的によく知られている形は「ヤハウェ」または「エホバ」ですが、多くの研究者は「ヤハウェ」が本来の発音に最も近い可能性が高いと考えています。
しかし正しい発音が分からないとしても、神様の名前が記されてあったということは、聖書の神様が民に御自身を示していたことが分かります。さらに人々と聖約を結び、歴史の中で何度も「身近な神」として御自身を現したことを示しています。

自分自身で聖書を読んでみよう
そして神様は、今日のわたしたちにとっても、変わらず身近な存在です。
預言者イザヤは次のように宣言しました。
「草は枯れ、花はしぼむ。しかし、われわれの神の言葉はとこしえに変わることはない 。」イザヤ書 第40章8節
これらの興味深い事実は、わたしたちの好奇心をかき立てます。しかし聖書の本当の豊かさは、その数字や歴史、記録ではなく、その中に記されたメッセージにあります。
聖書の1ページ1ページは、さまざまな形で神様とその子供たちとの関係、そして特に、世界の救い主としてのイエス・キリストの使命を指し示しています。
だからこそ、これらの興味深い事実を知ることも面白いことですが、実際に聖文を開いて自分自身で読む体験に勝るものはありません。
ぜひ聖書を読んでみてください。そうすれば、今もなお、あなたに向けた特別なメッセージがあることに気づくかもしれません。
参照:masfe.org
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