ティファニー・ストーカー(14)とタイリン・ティリー(13)は、ユタ北部、ベアレイクの悲劇的なボート事故から助かりました。

全員で、少女 9 名、母親 4 名、父親 1 名が旅行に参加していました。そのうちの何人かはその日の最後の帆走で、砂浜に残ることにしました。その最後の帆走で、嵐が起きてボートが転落したのです。水中に長時間いたために、Dr.ランス・ケプナーと二人の娘、ケルシー(13)、カイリー(7)と、友だちのシエラ・ハドリー(13)が低体温症により亡くなり、ランスの妻であるケイトリン・ケプナー、そしてティファニー、タイリンが助かりました。

最初にボートが転落したときに、グループはできるだけ近くにいるように試みましたが、波が大きくなるにつれ、ランス、ケイトリン、カイリーが他の女の子たちから離れてしまいました。ケルシーとハドリーはボートに留まりましたが、ティファニーとタイリンは、助けを求めるために沖に向かって泳ぎ始めました。ティファニーとタイリンは、波の上で聞こえるように、プライマリーの曲を歌ったり、大きな声で祈ったりしながら、3時間泳ぎました。ひとりの足がつると、もうひとりがマッサージをしてあげました。ひとりが疲れると、もうひとりが励ましたり、からかったりして、泳ぎ続けました。

ティファニーの父、ジェフ・ストーカーはフェイスブックにこのように書いています。「タイリンがティファニーと一緒にいてくれて本当に良かったです。お互いに助け合って生き延びることができました。二人が一緒だったので本当によかったです。それと同時に、わたしたちは亡くなった友だちのことをとても悲しく思っています。」

タイリンの父親のランス・ティリーも、同じく Facebook で悲しみと感謝の気持ちを表しました。「安堵を感じながらも、悲しみを感じるときに、いったい何が言えるでしょうか。平等ではありません。わたしはこの人たちを愛しています…」。タイリンはこのように書いています。「「何でこうなったのか誰も分からないでしょう。これからだって分からないでしょう。でもわたしは祈りが聞かれて、答えられたことは知っています。いつでも期待どおりや、予測どおりではないけれど、祈りは聞かれて答えられます。

ケイトリンはローガン・リージョナル病院に入院中ですが、近いうちに退院する予定です。生存した、二人のティーンネージャーは、救出されたのちに病院に搬送されましたが、いまは自宅で休養中です。ティリーはデゼレト・ニュースの記者に話しました。「(タイリンは) 体のほうは回復してきていますが、感情面ではまだままだ道のりは長いです。 (旅行に行った)7人の女の子たちは引き離せないほど仲がよかったんです。ずっと友だちだったんです。」

ケイトリンはローガン・リージョナル病院に入院中ですが、近いうちに退院する予定です。