最近は日本に住む外国人が増え、また多国籍化しています。火災の現場などでも、消防士が外国人に英語で声掛けする場面が増えているようです。そこで、瀬戸ワード専任宣教師ブラッドリー・コックス長老と、デイビッド・アダムス長老は消防士さんたちのための英会話教室を始めました。  

 

 

宣教師たちは消防士さんたちが必要な英語だけに集中します

消防士が使う英語リストでいっぱいのホワイトボード

参加するのは愛知県春日井市内の6か所の消防署に勤める消防士さんたちです。24時間働いた後に2日間の非番になるのが基本的な勤務パターンなので、平日の午前中に非番の消防士さんたちのうちの希望者が教会の建物に集まってきます。ラインで連絡しあって、約10人が学んでいます。教材の準備に当たっては、山形支部の会員で、定年退職するまで消防行政に携わった鈴木一雄さんに助けていただきました。夫婦宣教師として名古屋伝道部の春日井で奉仕されたご縁で、的確なアドバイスをたくさんいただきました。「建物の中にまだ誰か残っていますか?」「避難場所はどこだかわかりますか?」といった、実践的な内容を準備したので、とても喜んでいただき、週に1回のペースで続けることになりました。今週で第3回目まで開催しました。

 

参加者のお一人からこのようなコメントをもらいました。

「留学経験がある者もおり、英語のレベルはバラバラですが、和気あいあいで楽しく勉強させてもらっています。」

防災士でもある会員の鈴木さんは経験を交えて「日本語がわからない外国人が、消防士さんに『アーユーOK?』だけでも声掛けしてもらったら、ずいぶん安心できます」とおっしゃいます。

 

著者:石川 賢一

 

消防士のための英語ワークシート

消防士が宣教師と練習できる英語の会話文