多くの両親は予想より早く肉体的な親密さ,つまり「性」について子供に教える状況に直面しなければなりません。以下に挙げる5つの原則が,子供たちが純潔の律法に従った生活をしたいという願望を育むような,肉体的な親密さについて理解すべきポイントです。

1.身体は神殿である

主が身体について述べておられるのは,「あなたがたは知らないのか。自分のからだは,神から受けて自分の内に宿っている聖霊の宮」であるということです(1コリント6:19)神はわたしたちの身体全体を創られたのです。頭から足までのすべての部分です。わたしたちの身体の普段隠れている,神聖な部分が,俗語や,あだ名や,あるいは嫌悪すべき調子で称される時,神が創られた一部がからかわれることになります。

数名の両親がわたしに打ち明けてくれた所によれば,彼らは身体のその部分について言われる名前は汚い感じがすると感じているということです。しかし,わたしたちは天の父が与えて下さったふさわしい名前を使うように勧められています。「子供たちに率直にしかし敬虔な思いを込めて,それぞれの身体の正しい名前と,その働きについて話すことにより,彼らが自分のからだについて不必要に当惑しないで成長できるように助けてくれます。(『福音の原則』、225ページ(英文)より)こうすることで,自分のからだの部分について正しい態度を育み,恥や汚れの気持ちを起こさせないで済みます。

敬虔な気持ちで,適切な用語を使って話すことで,子供たちは彼らの隠れた身体の部分が汚れたものではなくて,神聖なものであるという理解が生まれます。何かが神聖であると感じる時に,わたしたちは敬虔さと尊敬の気持ちでそれを扱うようになります。あなたの子供の身体は神殿です。身体のことについて話す時はいつでも,神聖な場所に立っているのです。気持ち,言葉,調子,そして精神はわたしたちの立っている標準を反映したものにすべきです。

2.身体的に親密なことは関係のことである

結婚関係で身体的に親密になることの目的は何でしょうか。一つの理由は子供を持つことです。しかし,それには子供を産む以上のものがあります。神は夫婦に身体的な親密さを与えることで,身体的にも霊的にも1つとなる素晴らしい方法を備えられました。それによって他では得られない愛の示し方ができるのです。

子供たちはまわりの世界で身体的な親密さの目的が子供を作ることであることを強調する考えがほとんどないことに気づくでしょう。もしそう教えさえすれば,世界は人間関係についてその力についての欠けていることを埋めることになります。直接的に,「結婚するまでやるな」というメッセージに走って,前向きな親密さについてのメッセージをこじつけることは,子供に中途半端な理解を与え,結婚関係の中に身体の親密さによって力強い結合力が働くことが理解できないでしょう。人間関係についてのメッセージ,愛,尊敬,そして意思の疎通などによって,このような関係の目的に対して健全な尊敬の気持ちを生み出し,そのことが,子供たちがこのようなタイプの親密さを経験するふさわしい時期を待つように励ますことになります。

3.身体的に親密になることは良いことである

子供に神殿について話す時に,どのような言葉を使いますか。神殿に目をやるように促し,励ますような言葉を使うでしょう。通常,あなたは「いつかそこに行きますよ」のような表現をするでしょう。わたしたちは将来のことに目をやり,神殿の美しさと神聖さの中で子供が経験することに注意を向けるでしょう。

子供が自分のからだの美しさと神聖さに目を向けるように仕向け,彼らが結婚の中で身体的な親密さを得ることから得られる利益に備えてふさわしい時を待って,エネルギーを使うように励まします。あなたが使える表現としては,「いつかあなたは愛する伴侶とともにこの経験を分かち合うことができますよ」と言って,「結婚するまでしてはいけない」という直接的な表現を避けます。身体的な親密さは結婚関係の絶妙な部分です。子供たちにそれを待ち望むように仕向けましょう!彼らは結婚における身体的な親密さの積極的な力を理解できたら彼らは待ちたいと望む可能性が高いでしょう。

話す時です。世の中の価値観が移り変わっている中で,性的な親密さについての真理を教えましょう。専門家のアドバイスと年齢に応じたふさわしい説明によって,身体的な親密さという聖なるトピックを子供と話す時に,神殿が美しいたとえとして使える方法を学べるでしょう。

4.結婚以外では身体的な親密さを制限するには理由がある

子供たちに身体的な親密さと身体についての制限があることを教えることは欠かすことができません。しかし,彼らが従うべき制限には理由があることを理解するように確認しましょう。例えば,若い子供には彼らが身体を慎み深く,不必要に露出させないようにすべきであると教えます。

子供たちがよくあることですが,「お医者さんごっこ」をして,彼らの身体を探索するかもしれません。 もし子供たちがその限界を教えられ,露出させないようにと教えられているだけならば,彼らは親が意図したポイントを十分に理解することができません。ポイントはそれが神聖で特別なものであるので,尊敬の気持ちで扱わなければならないという点です。わたしたちは身体の特定の場所を敬虔さと尊敬の念で覆うのです。このことによって子供たちは限界だけでなく,その理由も学ぶのです。限界があり,それがあることでどのように保護されるのかを理解する時、子供たちはもっとその限界を無視しないようになるでしょう。

5.いつでも愛をもって答えられるように備える

身体的な親密さについて話すことはちょっとぎこちないことかもしれません。それは神聖で,個人的なことで,そして親密なことです。わたしたちは神殿の外で神殿の特定なことは話しません。 神聖で,中で起こっていることを汚したくないからです。身体的な親密さも,人間関係に対して神聖なものです。そして,わたしたちは結婚の関係以外の人たちとそのことを話すことはその関係と伴侶を汚すことになるので,避けたいと思います。

しかし,神殿の内部では神殿のことを話すことができます。家族の関係という聖なる場所で,身体的な親密さについて話すことができます。親と子供の関係というのがこのことを話す最も神聖な場所です。子供が質問を持ってあなたの所に来る時、いつも愛をもってみたまによって語るべきです。身体について話す時には,聖なる場所に立っているということを覚えていて下さい。あなたが子供に前向きに,神聖な態度で答える時に,子供はもっと色々な質問をするようになります。

子供が自分の身体が神殿であり,関係における身体の親密さの持つ積極的で美しい特質について理解するのを助けることによって,子供がそのことについてしっかりした土台を築くことを助けることができます。

 

この記事はチェリー・ブルークスによって書かれました。