11月に入ると、末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン書があるので誤ってモルモン教と呼ばれる)の若い女性たちは「成長するわたし」を通して学んだことや、得たスキルを家族や友人たちに紹介する「エクセレンスプログラム」に参加します。今回はこのエクセレンスプログラムについて、東京都武蔵野ステーク福生ワードの若い女性に話を聞きました。

 

若い女性にとってエクセレンスプログラムとは?

若い女性たちは、「成長するわたし」のプログラムを通して神に近づく特質やスキルを身に着けます。エクセレンスプログラムはその成果を発表する場ですが、若い女性ひとりひとりはこのプログラムについてどのような認識をしているのでしょうか?福生ワードでは、あかり姉妹とそら姉妹から「霊的な女子会」という回答をもらいました。ステークで集まって、今までしてきた活動や得たスキルについて発表し交友を深めるこの会は、たしかに女子会に近いのかもしれません。しかし、ただの女子会と違うのは、「霊的な」会であるということです。この「霊的な女子会」がもたらすものについて、あかり姉妹はこう話しています。

「エクセレンスプログラムは、自分が神様の娘であることをはっきりと気付かせてくれるので、それをきっかけにもっと神様を愛するようになり、神様に自ら近づこうと努力することが増えました。」

神の愛を自覚し、神を愛するようになることは、誰にとっても大切なことですが、若い女性たちはそれによって自分の行動を見直し、より神に近づこうと努力を続けています。

同ワードのえりい姉妹はこう言います。「『成長するわたし』とエクセレンスプログラムを通して、長いスカートをはくようになったり、自分の叶えてほしいお願いではなく『神様のみこころのままになるように』と祈るようになりました。」同様に、まなか姉妹も「朝と夜のお祈りを意識してするようになった」と話してくれました。

祈りを意識してするようになったり、祈りの内容や身につけるものが変わったりすることで、彼女たちは主への信仰と愛を示しています。

2016年の青少年のテーマ通り「キリストを確固として信じ、力強く進む」ために、彼女たちは日常の小さなことから行動に起こしているのです。

 

「成長する私」の内容

「成長するわたし」には、指定された聖句を読んで学んだことを日記に書いたり、特定の特質に関するスキルを学んだりするための項目がいくつもあります。ひとつひとつは日常に少しの変化を加えることで達成できる小さなものですが、それを達成することで若い女性は「信仰」「神から受け継いだ特質」「個人の価値」「知識」「選択と責任」「善い行い」「誠実」「徳」といった神の特質をより深く学び、身につけます。

福音の標準に沿って生活するのが決して簡単ではない現代の世の中で、「成長するわたし」の各項目を達成することは霊的な助けになります。福生ワード若い女性の指導者である保阪姉妹はこれについて、「毎日を霊的に意識できる」ことがこのプログラムのもたらす影響であると話してくれました。話す言葉や着るものなど、一見それほど意味のないように思えることでも、保阪姉妹の言うように「毎日を霊的に意識」するためには大切なことです。そして毎日主に近づこうと意識することは、誘惑の力を遠ざけるのに間違いなく有効な方法のひとつと言えるでしょう。

 

若い女性の望み

福生ワードの若い女性たちがエクセレンスプログラムを通して得たいものは、「(霊的な成長を分かち合える)ともだちを増やしたい」(あかり姉妹)「信仰を深めたい」(えりい姉妹)「ピアノの才能」(そら姉妹)「他のワードとの情報交換」(指導者:保阪姉妹、Hiro.y姉妹)ということでした。この回答からも、神に近づきたいという若い女性たちの力強い意思が伺えます。「成長するわたし」を一年通してやってきて、気がついたことや学んだこと、特別な経験や証をより多くの人と分かち合い、互いに高め合うことのできるエクセレンスプログラムは、若い女性と指導者たちにとって楽しみな「女子会」のようです。

 

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