「宣教師があんなに頑張っているのだから、彼らのメッセージを1人でも多くの方に聴
いてほしい。」
そんな思いから、約10年前に生まれた1曲の歌がありました。
今回ご紹介するのは、内田姉妹が作詞作曲した歌、MISSIONです。
現在、内田姉妹は音楽制作の仕事をされているわけではありません。しかし、学生時
代にはシンガーソングライターになることを夢見て音楽活動を続けていました。
オーディションで大きな大会に出場したり、その後もバンドやデュオで、イベントやラジオ、ライブなど、さまざまな形で音楽と関わってきました。
そんな内田姉妹が、約10年前に書いた曲を、今回AIを使って完成させ、動画に仕上
げました。
きっかけは「宣教師を応援したい」という思い
この曲が生まれたのは、2016年頃のことでした。
特別な出来事がきっかけだったかは思い出せないそうです。ただ、内田姉妹は宣教師が大好きで、彼らを応援したいという気持ちがありました。
そして、曲を書く過程で、「この歌を聴いてくれる、そして歌ってくれる方々の心が明る
くなったらいいな。」
そんな思いが湧いてきたのです。
思いめぐらせながらピアノに向かっていると、自然にポップなリズムが浮かんできたそ
うです。
「宣教師も教会の若い方々も、楽しくステップを踏みながら歌えたら素敵だと思いました。」

曲を書くことと、仕上げることは違う
内田姉妹は、10代の頃から曲を書いてきました。
ただ、曲はいつでも自然に生まれてくるわけではありません。感情が動いたときにピ
アノに向かっても、浮かんでくる時とそうでない時があります。
「御霊の声を聞きやすい時とそうでない時があることに少し似ているかもしれません。」
そう内田姉妹は話します。
心の周波数が合い始めると、歌詞やメロディーが浮かんできます。1日でできる時もあれば、何か月もかかることもあるそうです。
この曲は、その中でも比較的スムーズに形になった曲でした。
しかし、曲ができることと、それを完成させることは違うと彼女は語ります。
内田姉妹がピアノを習っていたのは10歳まででした。
その後も独学でピアノを続けてきましたが、頭の中にある音を、自分一人で演奏することには限界がありました。
「思った通りに弾けないことがストレスでした(笑)」
また、一緒に曲作りをしてくれる仲間や環境も、自分1人ではなかなか整えることが
できませんでした。
頭の中にある曲を、自分1人ではこれ以上膨らませることも完成させることもできな
い。
そんな曲が、これまでたくさんありました。
そして今回、その曲を形にするために使ったのがAIだったのです。
AIはなかなか手ごわいです
AIを使えば、すぐに思い通りの曲ができる。そう考えられそうですが、実はそんなに簡単ではありませんでした。
プロンプトを何度も工夫しても、思っていたものとは違う仕上がりになることがほとんど
だそうです。
「何度ゴミ箱行きになったか分かりません。」
それでも試行錯誤を重ねながら、少しずつ自分の思い描いていた曲に近づけていき
ました。
そうして、ようやく人に聴いてもらえると思えるまでになりました。

「聴けるような形に仕上げることができた」
長い時間をかけて曲を完成させてみて、どんな気持ちだったのでしょうか。
内田姉妹は、「曲を作って良かったこと」を改めて考えたことは、あまりなかったと言い
ます。
それでもあえて挙げるなら、「聴けるような形に仕上げることができたこと」でした。
「正直、毎回AIで曲に取り組む時は妥協も必要です。これはわたしが全てのパートの楽譜
を書き、AIをただ音として使っている訳ではないので仕方ないことなんです。
それでも曲ができると、誰かに聴いてもらいたくなります。友人たちに聴いてもらい、喜んでもらえたことがとても嬉しかったです。支部の音楽会でも流してもらいました。」
そして今回のように曲についての反響が大きかったことで、自信につながったと教えてくれました。
宣教師との思い出はたくさんあります
現在、彼女の通う教会のユニットでは、毎週「英語サロン」が開かれています。
「もっと宣教師のことを知ってほしい。」
「宣教師と友達になって、福音のすばらしさを感じて欲しい。」
そんな思いから、内田姉妹は活動の参加者を増やしたいと願っています。
これまでも、たくさんの活動を宣教師と一緒に取り組んできました。
・近くの公民館で宣教師とコラボして、無料の英会話教室(赤ちゃん、小学生、シニアクラスなど)を開く。
・教会を会場に月1回、国際交流会を開き、宣教師と地域の人たちが交流できる場を
作る。
・元日、教会員と宣教師、お友だちを招いて近くの山に登り初詣へ行く。
・クリスマスには宣教師や会員と一緒に駅前や個人宅でキャロリングをする。
宣教師との思い出は、数えきれないほどあります。
だからこそ、2016年に生まれたこの歌にも、宣教師への特別な思いが込められている
のです。

今も続く「宣教師を応援する」活動
現在、内田姉妹はフルタイムで仕事をしているため、できることには限りがあります。
「今は週1回が精いっぱい。」
そう話しながらも、宣教師と地域の人々が交流できる場所を大切にしています。
曲を作ることも、英語サロンを開くことも、形は違いますが、その根底にある思いは同
じです。
宣教師を応援したい。
そして、宣教師が伝えようとしているメッセージを、1人でも多くの人に届けたい。
10年前に歌詞とメロディーになったその思いは、今も内田姉妹の生活の中で続いて
います。
「新しい曲」よりも、書きためた曲を形にしたい
内田姉妹には、これまでに書きためてきた曲がたくさんあります。
最近も、感情が動いて曲を書きたくなることが何度かあったと教えてくれました。
しかし、日々の生活は忙しく、曲とじっくり向き合える時間や環境を整えることに難しさを感じているようです。
これからは新しく作曲していくことよりも、これまでに書きためてきた曲を、少しずつ形にしていきたいと話します。
もともと内田姉妹は、「福音的な音楽は賛美歌があればいい」と考えていました。
そのため、一般的なポップスの中に直接、主の御名や福音のメッセージを織り込むこ
とより、家族や友人を思い浮かべて書いた曲を多く作りました。
しかし、最近では間接的に福音の影響を感じられるような曲も増えてきています。
今回の曲をYouTubeに公開したことは、内田姉妹にとってとてもワクワクする経験でし
た。

1つの歌から見えてくるもの
宣教師と一緒に働くことを喜びとして歩んできた一人の教会員。
そして、学生の頃からずっと音楽とともに歩んできた一人の音楽好き。
その二つの歩みが、今回一つの曲につながりました。
内田姉妹が曲を作ることも、宣教師と人々をつなぐことも、どちらも「伝えたい」という
思いから始まっています。
10年前、自分の中に生まれた歌を、AIという新しい道具を使って、ようやく人に聴いて
もらえる曲に。
ぜひ、内田姉妹が作ったこの歌を聴いてみてください。
この歌が生まれた背景にある「宣教師を応援したい」という思いが、みなさんのもとへ
届きますように。
