大管長として総大会での教会の全会員に向けての初めての説教で、ラッセル・M・ネルソン大管長はわたしたちの救い主イエス・キリストについて力強い証をしました。「贖い主の無限の贖罪がなかったとすれば、天の御父のもとに帰る望みを持てる人は一人もいなかったことでしょう。救い主の復活がなかったとしたら、死がすべての終わりとなります。救い主の贖罪のおかげで永遠の命が得られるようになり、不死不滅がすべての人にとって現実のものになったのです。」
ネルソン大管長は教会の会員に、新たな大管長に支持された時、また大管長会の顧問や新しい使徒を選ぶ時の神殿での神聖な経験について話しました。ネルソン大管長は教会の会員に十二使徒定員会の一人一人の会員に面接をし、神殿では御霊に耳を傾けたということを約束しました。大管長は次のように証しました。「(イエス・キリスト)が生きておられ、この教会に指示を与え、導かれているのは主であられます…支えてくださるという皆さんの支持にへりくだり感謝いたします。」
ネルソン大管長は、主の御心を求める少年として教会に改宗した時のことを少し話しました。笑いながら家族に知恵の言葉を守るように励ました経験についてこのように話しました。「家の中のコンクリートの床の上でお酒のびんを全て割りました。」この御霊を求めるということは、ネルソン大管長が子供を育て、キャリアを追求し、最初の妻ダンツェルを亡くした時に感じた「何もできないほどの」悲しみの淵に沈んだ時、そして二番目の妻ウェンディーと結婚する時の決断の助けとなりました。
これらの個人的な例を引用し、34年間の使徒としての日々の生活の中で啓示を求め、主への感謝を祈りながら、「喜んで助けてくださる神が、どのようにわたしたちに御心を明らかにしてくださるか」について明らかにしました。
その後、ネルソン大管長は教会の会員に、もしわたしたちがほんとうに聖霊の影響と導きと奥義を求めるなら、わたしたちは大小を問わず様々なことに導きを受けるだろうと約束しました。
神の奥義を知るための13のステップ
「わたしたちはどのようにしたら主が求めておられるような男性、女性、キリストのような僕になれるでしょうか?」とネルソン大管長は尋ねました。「あなたが求めることにより、何が開かれるでしょう?」それから大管長はさらによく神に尋ね、個人の啓示を求めるためのチャレンジと指示を与えました。
- 「預言者ジョセフの模範に従う。」
- 「定期的に行くことのできる静かな場所を見つける。」
- 「神の御前にへりくだる。」
- 「天の御父に心を注ぎだす。」
- 「御父に頼って答えと慰めを求める。」
- 「心配事や恐れ、弱さ、心の切なる思いについて、イエス・キリストの御名によって祈る。」
- 「その後で耳を傾ける。」
- 「心に浮かんだ考えを書き留める。」
- 「感じたことを記録し、それに従って、促しを受けたとおりに行動する。」
- 「このプロセスを繰り返す。」
- 「啓示を受ける霊的な能力を伸ばすように、切にお願いします。この復活祭の日曜日が、皆さんの人生において決定的な時間となりますように。」
- 「もっと頻繁に、もっとはっきりと御霊の声を聞くために必要な、霊的な業を行うことを選んでください。」
- 「キリストのもとに来て、あらゆる善い賜物を得てください。」
「個人の啓示を受ける皆さんの現在の霊的な能力をさらに伸ばすように、強くお勧めします」とネルソン大管長は言いました。またわたしたちが「年月を重ねて」このプロセスを繰り返す時に、永遠の命をもたらす神の奥義を知ることができると約束しました。
「天の御父が皆さんに知ってほしいと望んでおられることは、はるかにたくさんあるのです」とネルソン大管長は教えました。そののちニール・A・マックスウェル長老の言葉を引用しました。「御父は宇宙の奥義を与えようとしておられることは明らかですが、わたしたちは耳を傾けているでしょうか?」
これらのチャレンジとともにネルソン大管長は聖典を研究すること、神殿に参入し、感謝を伝え、主がよしとされる時を忍耐をもって尊び、家族歴史の業を行うことによりわたしたちは神に近づき、個人の啓示を増すことができると話しました。
神が尊厳と栄光のうちにこの教会を管理されるという、奇跡的な予兆を目にするということを会員に断言し、「主が皆さんのために用意しておられるすべての祝福が、奇跡でさえも、やがて与えられるでしょう」とネルソン大管長は約束しました。
この記事は元々はDanielle B. Wagnerがwww.ldsliving.com に“President Nelson Gives13Challenges to Help Church Members Unlock the Secrets and Mysteries of God”という題名で投稿したものです。
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