最初の示現

神とイエス・キリストがジョセフ・スミスに現れる

新約聖書を読むとき、マルコ1:17-18にある、救い主がシモンとアンドレを使徒に召した時の反応を心に描いてみます。「イエスは彼らに言われた、『わたしについてきなさい。あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう。』すると、彼らはすぐに網を捨てて、イエスに従った。」

ヤコブとヨハネも同じように反応しました。「そこで、すぐ彼らをお招きになると、父ゼベダイを雇い人たちと一緒に船において、イエスのあとについて行った。(マルコ1:20)

イエス・キリストが使徒を召すことは、時の絶頂における公式な教会組織の始まりでした。これに先立ち救い主は、当時権威を持った唯一の人であるバプテスマのヨハネから水に沈められるバプテスマを受けることにより、その教導の業を始め、増え続ける群衆に教義を宣べ伝えました。

さらに8人の使徒が召されました。彼らの教導の業は続き、イエスはペテロを12使徒の長として、ペテロ、ヤコブ、ヨハネをイエスの死と復活の後の教会全体の頭、または会長会として、選び出しました。

パウロはエペソ人にキリスト教会の組織について教え、「ある人を使徒とし、ある人を預言者とし、ある人を伝道者とし、ある人を牧師、教師として」立てたと、言いました。(エペソ4:11)

モルモン教―古代のキリストの教会と同じ組織

最後の晩餐

12使徒を召し教会を導いたイエス・キリスト

救い主イエス・キリストが、1830年に預言者 ジョセフ・スミスを通して、モルモン教を組織した時、キリストの教会の教義と組織を古代と同様に設立しました。モルモン教はこれを、福音の「回復」と呼んでいます。これは救い主が地上に2度目に来られるのを迎える準備であり、地上に神の王国を備えるためになされました。

最初の示現:永遠の父なる神とその御子イエス・キリスト

現代におけるイエス・キリスト教会の回復は、最初の示現という出来事によって始まりました。宗教の教義を勉強し、真理を知りたいと願っていたジョセフ・スミスは、ヤコブ1:5に目を留めました。「あなたがたのうち、知恵に不足している者があれば、その人は、とがめもせずに惜しみなくすべての人に与える神に、願い求めるがよい。そうすれば、与えられるであろう。」誠実な祈りに答えるという神の約束により勇気づけられ、ジョセフは、どの教会に加わるべきか神に尋ねるために森で一人でひざまづき祈りました。

ジョセフはこう記録しました。

わたしは自分の真上に、太陽の輝きにも勝って輝いている光の柱を見た。そして、その光の柱は次第に降りて来て、光はついにわたしに降り注いだ。・・・そして、その光がわたしの上にとどまったとき、わたしは筆紙に尽くし難い輝きと栄光を持つ二人の御方がわたしの上の空中に立っておられるのを見た。すると、そのうちの御一方がわたしに語りかけ、わたしの名を呼び、別の御方を指して、「これはわたしの愛する子である。彼に聞きなさい」と言われた。」(ジョセフ・スミス歴史1:16-17参照)

永遠の父なる神とその御子、イエス・キリストがジョセフ・スミスに現れたのです!彼らはジョセフに、どの教会にも加わってはならないと告げました。完全な福音は地上に無く、回復される必要があるからでした。

救い主が、モルモン教の基礎を設立された

主はジョセフ・スミスに、1830年4月6日に回復された教会を組織し、末日聖徒イエス・キリスト教会と呼ぶように命じられました。(教義と聖約115:4参照)

私はモルモン教の会員として、イエス・キリストが教義と原則をジョセフ・スミスや他の教会指導者に明らかにされたことを信じています。モルモン教は、地上でキリストの御名によって行われる神の力と権威である神権と共に、機能していることを証します。

教会員として、「わたしたちは、初期の教会にあったと同一の組織、すなわち、使徒、預言者、牧者、教師、祝福師などがあることを信じる。私たちは、異言、預言、啓示、示現、癒し、異言の解釈などの賜物があることを信じる。」(信仰箇条6条と7条)モルモン教には、ペテロ、ヤコブ、ヨハネのような大管長会と、預言者、聖見者、啓示を受ける者である12使徒定員会があります。初期の教会に見られた他の職務それぞれが、モルモン教に見出すことができます。

モルモン教の教義はイエス・キリストを証する

モルモン教の教義は、それが真に回復されたイエス・キリスト教会であると私に確信を与えてくれます。

教会の信仰箇条第1条はこう述べています。「わたしたちは、永遠の父なる神とその御子イエス・キリストと、聖霊とを信じる。」(信仰箇条第1条)私たちの信条の最初の宣言が、神会の存在と神性を重点としたものであると知ることは、祈って実際に神と交信したいという私の望みを勇気づけます。それはイエス・キリストの恵みによってのみ、神の御座に近づくことができ、ふさわしく生活することによって、キリストを証し、良いことをするように促す聖霊と平安な交わりを受けられると思い出させてくれます。

モルモン教のすべての主義と教義は、救い主イエス・キリストの使命と贖いの犠牲を反映しています。救い主ご自身が、戒めと聖約(人が果たす義務と神により約束された祝福の双方向の約束)と儀式(バプテスマのように、人が神の御前に戻る旅路を文字通り、そして比喩的に教える儀式的行為)を明らかにされました。

「福音の第一の原則と儀式とは、第一に主イエス・キリストを信じる信仰、第二に悔い改め、第三に罪の赦しのために水に沈められるバプテスマ、第四に聖霊の賜物を授けるための按手である」(信仰箇条第4条)。私は今まで神の戒めに従い、人生における神の御手と祝福を見てきました。イエス・キリストを信じる真の信仰は、誰をどのように礼拝するかを私に知らせてくれました。悔い改めは、間違いを神に告白することにより罪や過ちに背を向けます。その重荷を主にゆだねる時、彼の赦しの力を感じます。私の良心は、罪悪感と恥ずかしさから解放されます。私は再び、神の御前に自信を持って立つことができます。毎週聖餐を取ることは、キリストに従いキリストを覚えているというバプテスマの時に交わした約束を私に思い出させます。聖霊は、キリストを証し真理を教えてくれます。救い主は、ヨハネ14章26説で聖霊についてこう描写しています。「しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってつかわされる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、またわたしが話しておいたことを、ことごとく思い起こさせるであろう。」

私はモルモン教が、今日地上にある回復されたイエス・キリストの教会であると知っています。モルモン教の回復についてさらに学ぶためには、モルモン教の宣教師か会員と連絡を取ってください。彼らは喜んで、イエス・キリストの福音を通して得られる喜び、希望、真理をあなたと分かち合うと思います。

この記事は、デリサによって書かれました

私はモルモン教の会員です。今までに66回引っ越しをしましたが、地球の美しさを経験するのに飽きることはありません!私は、人々や言語、歴史・人類学が大好きで、特に世界中の宗教的文化が大好きです。私の生涯の情熱は、宗教的象徴の学習、特に古代と現代の神殿に関する事柄です。私の夫アンソニーと私は、ブルドッグのウェリントンと冒険、旅行、映画、バイクのツーリング、友人や家族と過ごす時間が大好きです。