11月30日の月曜日夕方6時に、ドレーパー市の公園で、地元の人たちが歌う中、クリスマス・ライトが点灯されました。公園は光で輝き、クリスマスの気分に包まれます。しかし、このきらめく光の真ん中に、多くの祝祭の飾りで見られるものよりももっと深い意味を持つ、一つのクリスマスの伝統があります。

ドレーパー市の公園の中心にある、一本のヤナギの木は、1,000個以上の電球をまとい、ピリッとしたクリスマスの空気に、明るく照らされます。白い炎で燃え立っているように見えるこの木は、クリスマスの光や温かさよりも、もっと大きな意味を象徴しています。それは、キリストの愛の生きた象徴であり、モルモン書の夢の話を現実のものとしています。

しかし、モルモン書ではすべての人が自由に食べることができた尊い実と違い、夢のような構想を作り出すために、たくさんのお金と労力が必要でした。昨年、クリスマスの「命の木」とニックネームをつけられたこの木に、費用12,000ドルをかけ、4人の男性で、朝の8時から夜の8時まで、3日半かけて準備されました。終了したときには、クリスマス・ライト全体にかけられた費用は、40,000ドル(約500万円)になりました。  

命の木へ続く棒を握り、歩く人々の絵

命の木へたどり着く人々 画像:LDS.orgより

「クリスマスに人々を結びつけるために作られました。毎年、「命の木」を見に来る人が増えてきています」と、照明ディスプレイ会社Brite Nitesのプロジェクトのリーダー、ルーク・ウォーカーは話しました。

この美しいヤナギの木を見る人は、命の木という名前がどこから来るのかすぐわかります。「ドレーパー市のように、モルモン教の会員が多い町では、多くの人はその木を見て「命の木」を想像し、意味を理解してくれています」とウォーカーは言いました。

「命の木」は、前ドレーパー市森林監督官のブレイン・ネルソンのアイディアから始まりました。そして、そのアイディアをBrite Nites が現実のものにしました。それは、クリスマスをお祝いするのに、最適であり、全米植樹祭財団によりツリー・シティ・アメリカとして認識されています。このクリスマスのディスプレイは、地域にとって、瞬く間に大切な伝統となってきています。市は、この伝統が長く続くことを願っています。 

クリスマスに、モルモン書を少しだけでも味わってみたい方は、ドレーパー・シティ・パーク(12500 South 1300 East )にお越しください。

ドレーパー市の命の木

写真:LDSLivingより Lloyd Shell Photography

写真はこちらでもご覧いただけます: Lloyd Shell Photography

 

この記事はもともとLDSLivingに”How This Christmas “Tree of Life” Was Made & Where You Can See It in Person“のタイトルで投稿されたものです。
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