最近の研究によると、肌のキメで、モルモン教徒を見分けられることが分かりました。

 

このカナダの研究は、末日聖徒ではない、トロント大学の心理学教授、ニコラス・ルール氏によって行われました。ルール氏はモルモン教徒と、モルモン教徒ではない男女の写真を何枚か用いて、この研究を始めました。

「私たちは最初に髪の毛をリサーチの対象から取り除き、次に顔の輪郭をはずし、そして『目、口、鼻?』などのように、様々な部分を観察しました。」とルール氏は、ザ・ユニバース(BYUのサイト)に語りました。「私たちは、顔のなかで残っている部分がほとんどなくなるまで続けました。そして唯一、妥当に思えたのが肌のキメでした。」

その後に、参加者は写真の男女の中から、どの人が末日聖徒か、そうではないかを区別するようにと頼まれました。その後のいくつかのテストと付加の研究により、ルール氏は肌のキメがモルモン信者かそうでないかを示唆する共通の要因だと結論付けました。

ルール氏は、この結果は多くのモルモンが、麻薬や茶、アルコール、コーヒー、タバコを避けけるなどの健康的な生活様式を送っていることから来ていると述べました。このような健康的な生活様式の結果として、モルモンは平均のアメリカ人よりも、平均して7~10年ほども長生きするそうです。

研究結果によると、60パーセントのモルモン教徒ではない人が、モルモンを人ごみの中から見分けることができて、またそれよりずっと高いパーセンテージのモルモン教徒が、他のモルモン教徒を人ごみの中から区別できる事が分かりました。ルール氏はこのような結果は統計学的に有意であると感じています。

「人は、誰が、どれだけ健康に見えるかによって、グループの会員であると推測します。ある人たちは、その中に霊性を見出します。」とルール氏はザ・ユニバースに語りました。「肌のキメのような良性なもので、人がどのグループに属しているか分かるならば、私たちがその人にとる態度にも影響が出るかも知れません。」