末日聖徒イエス・キリスト教会の会員のための公式のウエッブサイト、LDS.orgには新しい特徴が加わり,十代の若者が週日の集会でできる150の意味のある活動が掲載されています。教会の会員はしばしばモルモンというニックネームで呼ばれます。モルモンには広範囲の青少年のプログラムがあり,その中には日曜日毎に2つの年齢別の集会,頻繁の夕べに行なわれる話し合い,早朝登校前の本格的な聖典学習の週日のクラス,夏のキャンプ,毎週行なわれるミューチュアルという活動があります。

その活動のページはミューチュアルのプログラムを高めるように計画されたものです。一週間に一度,青少年は一緒に集まり,単に楽しむ以上の目的を持って活動が行われます。それは日曜日に学んだことを意味のある形で実践する場でもあります。一か月はいくつかの違うフォーマットに分かれ,2回はそれぞれが年齢や性別で別れたクラスで活動し,1回はそれぞれの性別に分かれて,また1回は青少年全体の活動を行います。十代の子供たちはこのプログラムに12歳から高校卒業,ないしは18歳になるまで集います。

このプログラムによって彼らは自分と価値観や信条をともにする人たちと一緒に時間を過ごすことができます。モルモンは私立の学校を運営したりしませんので,彼らは学校ではモルモンとして1人だけだったり,ほんの2−3人だけだったりします。この年齢では,モルモンの青少年が絶えず自分の信仰のために立ちあがったり,友だちからのプレッシャーで間違った選択をしたりしないようにしなければなりません。青少年は自分の証を強めたり,友だちを作ったり,新しい経験をすることができます。青少年が学べ,楽しむことは,不道徳であったり,無意味のことをしたりすることとは限らないということです。もし,自分が気遣っている人と活動する時,あるいは自分やほかの人の人生を変えさせるようなことに従事しているときに,意味のあることや教訓を与えてくれることを行ない,それと同時に楽しむことができます。

たいていの人は活動を計画するときに,どうしたら楽しくできるだろうかと考えます。モルモンは目的を持って計画するように教えられています。楽しみが出発点であるよりはむしろ,彼らは次のように自問します。「このプログラムの中で青少年の生活に何が起こって欲しいか?誰が助けを必要か?価値のあることをするために何ができるか?」それから彼らはその目的を実行に移せるような活動を計画します。よく計画されれば同時に数項目の目的を達成できます。

モルモンの青少年の活動は指導者が陰になって進められます。それぞれのクラスは3人で一つの会長会をなします。1人の会長とそれを補佐する顧問です。会長会には秘書もいます。若い人々が自分で活動を計画し,成人のアドバイザーはそれを補佐します。指導するスキルや適切に質問することにより,アドバイザーは青少年が意味のある活動を計画し,だんだん指導力を身につけられるように助けます。例えば,活動が終わると,会長会はアドバイザーと会ってそのイベントについて評価します。指導者が善し悪しをいう変わりに,彼らは質問を投げかけます。「みんなが楽しかったって言ってましたね。わたしも大部分の人が楽しんでいたと思います。誰か取り残されていた人はいませんでしたか。」もし青少年のリーダーが,マリアが取り残されたことを見たことを思い出したら,もし青少年が自分では気づかなかったら,成人指導者は,次のように言うことができるかもしれません。「彼女が参加して,みんなに合わせられるように,次には何ができると思いますか?」

彼らはほんの12歳になった段階から指導者として仕え始めるので,彼らがそのプログラムを終える頃には,大部分の青少年は指導する機会を得て,リーダーシップのスキルを身につけ,彼らが有給の聖職者のいない教会を指導し,世界で成功できる準備ができるのです。

計画会はアドバイザーが青少年の指導者に,彼らの活動を改善したり,新しい機会を作ったりする必要のある領域がないかどうか尋ねることによって始められるかもしれません。新しいウエッブサイトの活動はいくつかの分野毎に分かれていて,それぞれの分野毎の進歩を評価するのを助けるように使えます。

グループは,自分たちが厳しい予算の中で生き残るに必要な生活のスキルをもっと経験する必要があると決定するかもしれません。彼らはもっと奉仕する必要があると感じるかもしれません。グループの中の青少年の1人が、ある組織がホームレスの青少年が必要なものを詰めた大型のバッグを寄付してくれるように呼びかけていることに気づき,ほかの青少年はそれに参加したいと決めるかもしれません。それぞれの関心を実行に移すために,そのグループはその大型のバッグを自分たちで作ろうと決定するかもしれません。しかし,多くの若者たちは縫い方を知らないかもしれません。その袋に入れる品物を集めている間に,裁縫のレッスンを受け,バッグを作ります。そのように実用的な裁縫の技術を身につけ,自分自身の役にも立ちます。しかし,それはほかの人に仕える方法になるのです。

活動の例を列挙するほかに,そのウェブサイトはグループが自分たちの活動を提案するようにも勧めています。やがて,そのウェブサイトには、青少年によって実験済みの活動の、非常に大きなリストができるようになるでしょう。それには無料のアカウントをつくることができ,自分たちの会衆のための情報交換のためにログインすることができます。そこにアクセスする人は誰でもカレンダーをチェックして,青少年がどんな活動をしているかを知り,スケジュールをメールすることもできます。

青少年の活動 のサイトを訪ねて下さい。ほかの宗派の人たちも青少年の活動のために使える活動がたくさんあります。

 

まとめ

記事のタイトル:最近のモルモンの青少年向けのウエッブサイトは意味のある楽しみを与えてくれる

著者:テリー・リン・ビトナー