”ガーメント”と呼ばれるモルモンの下着に対する特別な観念は、モルモンのメンバーでない人々にとって長い間興味の対象と成っています。モルモンの周りで、またはモルモンの家族の中で育ってこなかった人にとっては特に、理解するのは難しいかもしれません。しかし、モルモン教会と呼ばれる末日聖徒イエス・キリスト教会の指導者たちは、この件について何度も話をしてきました。

”モルモンの下着”の正式な名前

“神殿のガーメント” が”モルモンの下着”の正式な名前で、エンダウメントを受けた会員にとってはとても大切なものです。エンダウメントを受けた会員というのは、神殿の儀式を受けた事のある会員のことです。全てのメンバーがエンダウメントを受けたわけではありません。神殿に入るためには、モルモンはふさわしさの標準を満たす必要があります。末日聖徒イエス・キリスト教会の使徒であり指導者であるラッセル・M・ネルソン長老 は、この神殿のガーメントの重要性と、なぜモルモンがいつもこれを着るのかをこう説明しています。

神殿のガーメントを着る事は、深い象徴的な意味があります。これは継続的な聖約を意味します。救い主が最後まで耐え忍ぶ必要性をたとえで示したように、わたしたちは、このガーメントを最後まで耐え忍ぶ神の鎧のひとつとして信仰をもって身につけます。これによって、わたしたちは神への信仰と、神がわたしたちと交わされた永遠の聖約を 示します。(“Personal Preparation for Temple Blessings,” Ensign,May 2001.)

これらが露出されず、普段の服の下に着られる理由は、わたしたちの天の御父との聖約が個人的なものだからです。同様に、わたしたちが聖約を守ることを思い出させるものもまた、個人的なものです。

聖約

聖約とはわたしたちが天の御父と交わす約束の事です。わたしたちは、神とあることをすると聖約、または約束し、神はわたしたちに祝福を与えると聖約、または約束します。聖約では、わたしたちが、自分たちが交わした聖約を守るかぎり必ず祝福が与えられると断言されています。神と聖約を交わす事は重大なことで、軽く扱われるべきではありません。天の御父はわたしたちが聖約を守ることを期待していて、わたしたちがそうするときに受ける祝福は、聖約を守るために払わなければならなかった可能性のあるどのような犠牲よりも大きなものです。

ガーメントが神殿で交わした聖約を思い起こさせるものであると同時に、モルモンは神殿の外でも聖約を交わします。そのような聖約の一つがバプテスマです。バプテスマでは、モルモン教徒は神の戒めを守り、神の証人となり、そしていつでもイエス・キリストを覚えておく事を聖約します。教会で、メンバーは毎週聖約を新たにし、交わした約束を思い出すため、正餐と似た聖餐をとります。そのかわりに、神はわたしたちがいつも聖霊とともにあることを聖約します。バプテスマの聖約はモルモンが交わす最初の約束で、とても重要です。

慎ましさ

モルモンは、服装と外見の慎ましさはとても大切だと考えます。コリント人への第一の手紙で、パウロはこう言っています。「あなたがたは、自身が神の神殿であり、聖霊があなたのうちに住むことを知らないのか。」モルモンにとって、これはわたしたちの体が神殿であるという事を表します。肉体は神からの贈り物なので、わたしたちは、神の聖霊がわたしたちと共にいられるように、自分たちの肉体を清く、純粋に保たなければなりません。わたしたちの体は神殿なので、慎ましい服装はとても大切です。末日聖徒イエス・キリスト教会の指導者であるカルロス・E・アセイ長老は、神殿のガーメントの3つの主な目的のうち一つは、「謙遜なキリストの信者たちの慎ましい服装と生活の象徴」であると説明しています。 (“神殿のガーメント: ‘内なる決意の外への表現’,” リアホナ, 9月. 1999). エンダウメントを受けていないモルモン、青少年や若い人たちも、神殿での聖約に向けて慎ましい服装を心がけます。

モルモンは、聖なるガーメントを、自分たちが交わした聖約を思い起こさせるものとして身につけます。カルロス・E・アセイ長老はこう言っています。

「わたしは、ガーメントは神が世の中に出て行くわたしたちに与えてくださった神殿の一部だと考えるようにしています。霊感をうけた教えや、聖なる約束を心や思いに刻んで主の家を出て行く事は事実です。しかし、触れて知ることができ、わたしたちが持って世の中に帰れるのはガーメントひとつです。そして、たとえわたしたちがいつも神殿にいられなくても、その一部はわたしたちの人生を祝福するためにいつもわたしたちと共にあるのです。」(“神殿のガーメント: ‘内なる決意の外への表現’,” リアホナ, 9月. 1999).

 

この記事はmeganによって書かれ、aboutmormons.orgに投稿されました。