モルモン教には、「若い男性」と「若い女性」というプログラムと同様に、「青少年」のための素晴らしいプログラムがあります。

セミナリー

mormon-education11-300x240セミナリーは高校の年齢の青少年のためのプログラムです。通常は学校の前に毎朝行われます。セミナリーでは、青少年は聖典から直接学びます。高校4年間で、青少年は旧約聖書、新約聖書、モルモン書、教義と聖約・教会歴史を順番に学びます。ユタ州では、モルモン教の高校生が一時限キャンパスを離れて教会が所有するセミナリー教育の建物に行く許可を与える「リリース・タイム」と呼ばれるものが高校にあります。しかしほとんどのセミナリー・プログラムは、学校の前に、教会の建物か会員の家でも行われます。

「若い女性」のプログラム

「若い女性」のプログラムは、12歳から18歳の若い女性のためで、平日の活動に加え日曜日の教会の集会中にレッスンがあります。日曜日の集会では、福音に焦点を当てたレッスンをします。平日の集会は、楽しい活動や生活に使う技術の習得、ほかの人への奉仕などが含まれます。若い女性のプログラムの主要なものの一つは、若い女性が様々な活動やプロジェクトを通してキリストに近づき、福音を学べるようにする「成長する私」です。若い女性のプログラムと「成長する私」は、彼女たちが天父の娘であり、天父が一人一人を愛していることを気がつかせます。若い女性は、イエス・キリストを信じる信仰や神聖な性質、神の娘としての個人の価値、知識を得ること、個人の選びと責任の教義、良い行いと個人の誠実さの重要性、徳高い女性であることの必要性などの価値に焦点を当てます。若い女性は、夏季に一週間のキャンプにも参加します。

「若い男性」のプログラム

モルモン教には、同じように12歳から18歳までの若い男性のためのプログラムがあります。モルモン教では、若い男性は12歳で、アロン神権と呼ばれる神権に聖任されます。アロン神権に聖任された若い男性は、教会員を訪問して奉仕をするなどの他の義務と同じように、日曜日に聖餐を準備し、祝福し、運ぶ責任があります。少年たちは16歳で、アロン神権の「祭司」となり、バプテスマを施す権能を与えられます。成人男性が、アロン神権を導き教えます。神権者としての義務を若い男性に教えて宣教師の召しに備えさせる、「成長する私」と同じような「神への務め」と呼ばれるプログラムが、若い男性にあります。モルモン教では、若い男性は宣教師として奉仕する義務があり、「神への務め」と日曜日に行われる神権会のレッスンは、若い男性がこの義務を果たす備えの助けとなるよう意図されています。

スカウト活動

モルモン教は、国中の何千と言う隊を援助し、米国ボーイ・スカウトを支援しています。若い男性は、スカウト活動で通じて成長するよう奨励されています。毎週の若い男性の活動は、メリット・バッジを取得し、イーグル・スカウトになるために進歩することに焦点が当てられています。

ユース・カンファレンス

多くの地域の教会では、14歳から18歳までの青少年のためのユース・カンファレスが行われています。ユース・カンファレスにはいろいろな形態があります。モルモン教の神殿に青少年を連れて行ったり、キャンプに行ったり、手押し車で国を横断する旅を学ぶために開拓者の道をたどったりします。ユース・カンファレンスは、教会のすべての地域で違い、地元の指導者により運営されます。ユース・カンファレンスは、青少年が個人の証を強め、仲間や成人会員と友情を培うための時間です。

ヤング・シングル・アダルト

12歳から18歳の十代のためのプログラムの後に青少年は、ヤング・シングル・アダルト(YSA)として知られるプログラムに入ります。モルモン教には、若い独身成人の必要にあったレッスンや活動があるワード(集会所)が別個にあります。これらのYSAワードは、18歳から30歳までの会員のためにあります。教会にはYSAワードのために必要な若い独身成人の数が足りない所もありますが、地元にワードがない所でも、教会では、YSAカンファレンスやファイヤサイドなどの地域の活動を行っています。

青少年のプログラムは、両親による指導の代わりをするものではありません。モルモン教のユース・プログラムは、両親の教えを補強するために、イエス・キリストの福音の原則の重要性を青少年に教えるものです。ユース・プログラムの教師や指導者は、若い男女が福音と、それを個人の生活に生かす方法を学べるように聖典や生ける預言者の言葉を用います。ユース・プログラムは、信仰深く強い指導者たちから学び、友人を作り、自分自身の信仰を強めることのできる、若い男女にとって楽しく、安全な場所です。

ユース・プログラムは、モルモン教が十代の若者を「洗脳」したり、教会に「陥れる」場ではありません。青少年の活動は、十代の若者に証を押し付けるものではなく、教えるためのものです。十代の若者がイエス・キリストの福音についての質問や懸念、疑問があれば、彼らのセミナリー教師や若い男性、若い女性の指導者が、どんな事があっても彼らを助け、愛します。私の会社の同僚は、16歳で教会に入りました。家族でただ一人そうしました。彼女は、モルモン教の教会堂に足を踏み入れた瞬間に、教会は真実であるという霊的な証を得ました。モルモン教のユース・カンファレンスの時には、科学やビジネス、エンターテイメントで有名なモルモン教の人たちからもお話しを聞けました。彼女はモルモン教の宣教師からバプテスマへと導くレッスンを受けただけでなく、教会を探求するかたわら青少年による12分間の移動演劇「ロードショー」やクラスのレッスン、他のユース活動にも参加しました。その集会所に集う多くのユースは、彼女と一緒に宣教師のクラスに出席し、彼女はそれが霊的な発見のあるとても楽しく、ワクワクする時間だったと記憶しています。モルモン教の青少年の清廉なライフスタイルは、彼女の両親がバプテスマの許可をする上で助けとなりました。彼女は今では50年以上モルモン教の会員です。彼女の人生における最高の物すべてを教会がもたらしたと言っています。

この記事はミーガンにより書かれました。 ミーガンはユタ州で生まれ育ち、そのほとんどを小さなハリケーンの町で過ごしました。今、アイダホ州レクスバーグにあるBYUアイダホ校で英語の勉強をしていて、7月に学士号を取得して卒業する予定です。BYUアイダホ校で学んだことは素晴らしい経験で、偉大な文学を学ぶこと、自分の執筆能力を高めること、特に多くの新しい人々とで会うことが大好きでした。音楽、特に演奏が好きで、オルガンとピアノを弾きます。手話とその関連文化にとても興味があります。わたしは、ずっとモルモン教の会員です。わたしの受け継ぎと私の成長と共にあった福音を愛しています。