目標を掲げてもうまくいかなかった経験がありますか?目標を持って人生をもっと充実させるために何ができるでしょうか。

今回はメジャーリーガーの大谷翔平選手が目標を達成させた方法をヒントにして、日々の心がけで人生を変えるにはどうしたらいいか考えていきましょう。

マンダラチャート:目標とプロセスを可視化

大谷選手は高校時代、「目標達成シート」を作成して努力をしていたようです。それはマンダラチャートと呼ばれています。

このシートは目標とそれを達成させるためのプロセスの可視化をします。またアイディアの整理にも使えるので、ネタ作りに活用しているお笑い芸人もいます。

  1. 1枚の紙を9×9の81マスに区切る。
  2. 一番真ん中に目標や夢を書き込む。
  3. 真ん中の目標を書いたマスの周りにある8つのマスにその目標を達成するために必要な要素を書き込む。(アイディアの整理に使うなら関連する語句)
  4. 8つの要素のマスからそれぞれ外側の9つのマスに、それぞれの要素のために必要な行動を書き込む。

わたしもこの機会に、自分のマンダラチャートを作ってみました。

先延ばしにしていた英検準1級の合格を目標にしてみたら、マスを全部埋めることは結構難しいことが分かりました。それに、複数の要素に共通する行動があることも分かりました。

英検合格のために必要な要素を整理したマンダラチャート

状況によって目標やそのために必要な行動は変わるかもしれません。自分にやりやすい方法にアレンジしてもいいかもしれませんね。

良い行動が目標を助けた

大谷選手は目標達成に必要な要素の1つに「運」を考えたそうです。そのために必要な行動は、

  • 挨拶
  • ゴミ拾い
  • 審判への態度
  • 部屋の掃除
  • 道具を大切に扱う
  • 本を読む
  • プラス思考
  • 応援される人になる

というものでした。

大谷選手が考えた「運」を上げるために必要なこと

いわゆる「良い行い」ですね。挨拶や審判への態度などは当たり前だろって思う人もいるかもしれません。

ゴミ拾いは意識しないとなかなかゴミが落ちていることに気付けなかったりします。小さな行いの積み重ねが自分の将来にプラスになる、と考えたのでしょうか。

そして実際にこれらをしてきた様子が、報道から分かります。ベンチや道でサッとゴミを拾ってポケットに入れたり、いろんな人に親しそうに接している姿は、納得です。

行動が祝福を招く

末日聖徒イエス・キリスト教会では、「運」に関しての公式の見解は発表されていませんが、自分の良い行いによって「祝福」が得られると考えています。

祝福とは学習ヘルプより)

神の恵みを人に授けること。真の幸福、喜び、成功に寄与するものはすべて祝福である。

「学習ヘルプ」より

祝福は神から人に与えられるものです。そしてとっても嬉しいものです。

レンランド長老は祝福に対してこのように話しています。

神がわたしたちに与えたいと望んでおられる祝福のほとんどは、わたしたち側の行動、すなわちイエス・キリストを信じる信仰に基づく行動を必要としています。

デール・G・レンランド「多くの祝福を得る」2019年4月総大会より

この言葉から分かるように、神からの祝福は待っているだけでは得られません私たち自身の行動が必要不可欠なのです。

福音を基本とした考え方が将来の成功を助ける

将来得られる祝福を得るためには、常に先を見るということがとても大切になります。将来の夢や目標だけではなく、近い未来のための目標や、迷ったときにも役に立つ方法です。

ダリン・H・オークス管長はこのように言っています。

常に将来を意識していれば、わたしたちは現在も将来も幸せになります。決断を下すときには必ず、『その先に何があるだろうか』と考えるべきです。

ダリン・H・オークス「その先に何があるだろうか」2019年4月総大会より

生きている間に多くの「選ぶ」という瞬間があるかと思います。進路や仕事だけではなく、どこに行くか誰と会うかなど、日々の生活の中でも考えて選ばなくては行けない場面が多々あります。

そんな時は、「良いもの」を選ぶだけでなく、「より良いもの」を選ぶことを意識するといいでしょう。

「良いもの」だけでなく「より良いもの」を選ぶ


「良いもの」を選ぶだけでなく、「より良いもの」を選ぶ

例えば、思いがけずできた10分程度の自由時間をSNSを見て過ごすか、言語の学習をするのか、10分でもいいから読書をするのか。

これらはどれが良くてどれが劣っているという訳ではありません。しかし自分が今後何を得たいか、どうなりたいかで10分の使い方が変わります。

10分後を見るよりも、長い目で先を見ることがあなたの選択を助けとなることもあります。

先を見ることを心がけることで、今の自分は何をしたらいいのか、どんなことができるのかが分かるようになるかもしれません。

オークス管長は次のようにも話しています。

わたしたちにできる良いことの数は、それらを達成するのに必要な時間数をはるかに超えています。良いこと以上により良いこともあり、わたしたちはそれらのことに、生活の中で優先的に目を向けるべきなのです。……わたしたちは、より良いものや最も良いその他のものを選ぶために、良いことを諦める必要があります。

ダリン・H・オークス

自分の時間を大切にする中でも、人と会うことがより良いことになることもあります。資格の勉強をする時間の中でも、家族との時間が最も良いものになることもあります。

わたしは作ったマンダラチャートをこまめに見返しています。目標達成のために何をするのかを思い出すことができるからです。暮らしの中で優先順位が変わることがあっても、自分が向かいたい未来をいつも見ていることができます。

わたしたちはいつも何かを選びます。さらに良いものを求めて、いつも先を見てできる限りの努力を日々心がけることで、大きな夢を叶える事ができるかもしれません。

あなたの目標や叶えたい夢はなんですか?そのために何ができますか?
良かったらコメント欄で教えてくださいね。