フィラデルフィア・ペンシルベニアの、モルモン神殿の建設請け負い業者は通常見られない規則に従いました。市長の指導のもと300の建設関係の仕事の創出,観光を活性化,その地域の環境改善につながるものとして進行しました。6万平方フィートのプロジェクトはすべて非教会員によるユニオン労働者によって建設中でしたが,彼らは厳しいルールに従うことに同意しました。(フィリーのLDS工事現場:禁煙,冒涜やカフェインの禁止,シアトルPI,2013年11月25日)

作業員は喫煙,アルコールの摂取,コーヒーを飲むこと,冒涜する言葉の使用を,工事現場では禁じられました。これらのことを取りたい人は休み時間に、通りの向こうでしなければなりませんでした。毎朝,工事現場監督とプロジェクトのマネージャーがその日の計画について復習して祈りました。祈りはすべての作業員に対しては選択が任されています。それで,毎週水曜日にこのプロジェクトを監督し,訪問者センターを運営している夫婦が100枚のクッキーを焼いて作業員に配りました。

 

モルモン神殿:聖なる地

モルモンは神殿が建てられる場所は聖なるもので,建設中でもそれは同じなので、そのようなものとして扱わなくてはなりません。その地は鍬入れ式の時に特別な祈りで祝福されました。神の宮として神殿が奉献される前に,その地は聖なるものとなったのです。ナター市長はそこが今までに見た最も奇麗な工事現場だと言っています。通路や街路は毎日清掃され,フェンスには落書きがありません。そこでの労働者はそのプロジェクトとその作業の質の高いことを誇りにしていて,その規則については何の不満もありません。そのような労働者を雇うことには何の難しさもありませんでした。

煙草,アルコール,コーヒーが禁止されている理由は,モルモンが「知恵の言葉」として知られている健康の規則に従っているからです。知恵の言葉は1833年に,現代の最初の預言者であったジョセフ・スミスに対する啓示として与えられました。それには健康な生活のパターンが概観されています。

「禁止」事項でよく知られています。アルコール,コーヒー,お茶,煙草を禁じています。多くの人が,カフェインが悪いと信じていますが,そこにはカフェインのことは述べていません。「熱き飲み物」としてだけ述べられています。そして,その当時の熱い飲み物と言えば,コーヒーとお茶でした。多くのモルモンはカフェインを依存症になることから避けていますが,それは知恵の言葉では要求されていません。モルモンはまた不法な薬物や処方された薬品の不適切な使用を含む,危険で依存症になるあらゆるものを避けるように期待されています。

それ程良く知られていないことは,この標準には健康になるためにすべきこともリストされています。これらの教えは与えられているときには普通ではないことでしたが,科学もそれに追いつき,今日ではそのような食事の仕方が奨励されています。

知恵の言葉は季節の果物や野菜を用いるように勧めます。肉は認められていますが,控えめに用いるように促されています。小麦,米,オーツなどの穀類をとることと,十分な休息を取るように勧めています。

この規則に従うものは知恵,知識,エネルギー,そして良い健康を約束されます。それを拘束と考えるより,モルモンはこの規則に従うことによって実際には自由を得ると考えています。彼らは自分がやりたいと思っている物事をする健康とエネルギーを得,依存症などの問題を避けることができるからです。

ヒーバー・J・グラントは,1918年から1945年までモルモンの預言者でした。アルコールと煙草を避けることの重要性を強調し,それを取らないことでモルモンが知られるようになりました。これは煙草が癌と関係があると科学的に証明されるはるかに前のことです。そのころ,アルコールの健康や行動に対する影響や,習慣性があることなどについて知りませんでした。コーヒーやお茶の依存性があることもあまり知られていませんでした。もちろん,今日わたしたちはこれらの物質が非常に危険であると理解していて,科学はそのことに警告を発しています。今日多くの人たちがこれらの物に依存していることで苦しんでいますが、モルモンはこの知恵の言葉のおかげで安全な生活をしています。

モルモンになりたい人はバプテスマの前に,これらの物の摂取をやめなければなりません。多くに人にとってそれは非常に難しいことです。神に助けを求めることによってそれを達成する人もあり,贖いの力を理解して,自分の生活をコントロールする力を得る人もいます。モルモンは12のステップに従うプログラムを作って、どのような依存症をも克服するように支援しています。

フィラデルフィアのモルモン神殿

フィラデルフィアのモルモン神殿

 

モルモン神殿はその地域のモルモンにとってとても特別なところです。多くの人たちは定期的にそこを訪れて,建設の進歩状況を見守っていました。新聞記事で,十代の少女たちの一行は,13マイルの道のりを歩いて毎年その敷地を訪れているといいます。そのイベントは彼女たちの指導者によって組織されていますが,それらの指導者は有能で確信を持った女性たちで,これらの少女たちが,自分たちがヘアースタイル,お化粧,ファッション以上の価値がある者であることを理解して欲しいと思っています。彼らはそのように長いハイキングをして,その途中でゴミを拾い歩きながら,自分たちの生涯を通して難しくても意味のあることを成し遂げられることを体験するでしょう。

毎年恒例のフィラデルフィアのモルモン神殿への巡礼について読む。

神殿が完成するとき、少女たちは少なくとも14歳になっていますから,その中のわずかな部分での奉仕活動をすることができます。彼らが大人になると,すべての特権に与ることができます。モルモン神殿はオープンハウスの期間中に、すべての一般の人たちに開かれています。それから,そこは奉献され,ふさわしいモルモンだけがそこに参入することを許されます。そうすることで建物の神聖さを保ちます。参入者はすべて内部で起こる儀式と教えは神聖であって秘密ではないのだと理解します。フィラデルフィアモルモン神殿の敷地には訪問者センターがあります。訪問者は気軽に出かけて,神殿について何でも尋ねることができます。