土曜午後の部会:2026年10月総大会から学んだこと
午後の部会は午前中より話者が多いです。しかし、この総大会では普段なかなか話を聞けない指導者の声とメッセージを聞けることに感謝します。
土曜午後の部会
ユタ州北部地域の教会員による聖歌隊による音楽
- 神は造り主
- This is the Christ
- 導きたまえん
- My song in the Night
- 神の御業に進みて

デール・G・レンランド長老
レンランド長老がシェアした、重度の心不全を患ったマーティンの話はとてもインパクトがあり、また大きな学びを与えてくれています。
命の危険があったマーティンは心臓移植によって劇的な回復をしました。しかし、ある朝の朝食に出されたオートミールが冷たいと、不満を吐き出しました。
レンランド長老の話を聞いて、目の前の不満ばかり見ていたら、幸せが感じづらいのではないかと思いました。
もちろん生活していると、さまざまな不満が出てくることでしょう。しかし、そんなことばかりに気を取られていたら、神様がこれまで与えてくれた祝福に気が付くことができません。
「もしかしたら冷たいオートミールを人よりも多く与えられたかもしれません。イスラエルの子らのように、神が自分を心に掛け、助けたいと思っておられ、約束を守ることがおできになることを疑ったことがあるかもしれません。それでも神は、ご自身とご自身の約束を信頼するよう招いておられます。」
レンランド長老が何度も言った「神様の約束」について頭にふとよぎったのは、戒めを守り、悔い改めて、キリストの贖いに頼るとき、わたしたちは喜びを感じることができる、ということです。また謙遜でいる時に、幸せを感じることができる、とも思いました。
皆さんは「神様の約束」についてどう思いますか?
ティモシー・L・ファーンズ会長
ファーンズ長老の話を聞いていて、ファーンズ長老がどれだけ神様に愛されているか、そして神様はわたしたち一人一人をよく知っていて、助けを与えてくれているという証がさらに強まりました。
ファーンズ長老自身が教会や家庭の責任に負われている時に、神殿で当時十二使徒だったオークス長老に声を掛けられました。彼は初対面だったにも関わらず、悩みを聞いて相談に乗ってくれました。
また、初めて一人で飛行機に乗り伝道地に行く若い宣教師と空港で会い、ファーンズ長老は彼を助けました。そして、飛行機では隣の席になり、その宣教師はとても安心しました。
皆さんの中にも、何も知らない人の言動によって救われた経験があるかと思います。ファーンズ会長の経験もそうですが、神様がわたしたちを助けるためにそれができる人を近くに置いてくれていると感じます。そしてわたしたちも神様に遣わされる人になり、誰かを助けることができます。
日常生活の中で、わたしたちが誰かの助けになるように、いつも目の前の人に思いやりを持って仕えることを意識する重要性を感じます。
クリスチャン・C・チグブンドゥ長老
チグブンドゥ長老の話は、人生の困難に耐える力となる「霊的な免疫」ついての話でした。
「霊的な免疫力を増すことで、人生の困難に耐える強さと勇気が育まれます。」
霊的な免疫を築くために、小さな簡単な4つのことを勧めています。
聖文研究:主について知り、聖霊の導きや誘惑や困難に立ち向かう信仰を築くことができます。
祈り:神様に近づき、助け、導き、祝福を求めることができます。祈りは重荷を取り除くのではなく、重荷を背負っていくことができるように強められます。
聖餐:キリストの御名を受けて、1週間キリストのように生活することで、生活が整い、「自分が形づけられて」いきます。
聖約:わたしたちと神様との間に結びつきを作ります。そして、約束された祝福を受けます。何より、聖約の道にとどまるために重要です。
簡単なことほど、続けることが難しいと感じたことがある人も少なくないでしょう。しかし、シンプルなことが自分たちを守る「神の武具」になる、という話がとても好きでした。
そして最後に、この4つのような**「小さく簡単なこと」こそが、本当に神の武具である**と述べています。

パトリシオ・M・ジュフラ長老
わたしたちは誰かが祝福を受ける機会を奪ってはいけない、ということを1つの視点で気付かされました。
ジュフラ長老が伝道中に出会った貧しい女性は、バプテスマのレッスンで什分の一を納めることはできないと話しました。同情したジュフラ長老たちが例外にならないか伝道部会長に尋ねると、彼は、彼女が什分の一の祝福を受ける機会を奪ってはいけないと答えました。
周りの人や誰かが困難に直面している時に、助けたい気持ちが出ることは自然なことです。しかし、戒めを守らなくてもいいようにすることは、その人への助けではありません。
戒めを守ることは、その人と神様との関係に関わってきます。
そして、戒めを守るのは祝福を受けるためだけではなく、神様を愛しているからだとジュフラ長老は言っています。
「戒めは、わたしたちを救い主に近づけ、守り、この世で直面する多くの困難を避けられるように助けるために与えられています。」
什分の一の戒めは、物質的な祝福に限らず、霊的な祝福が与えられます。また個人的な経験からは、お金を賢く使う知識やいろいろな人の優しさも受けました。
どの戒めもそうですが、守ることが難しいと感じている戒めがあるなら、よく祈り、主に頼る事をおススメします。
ジェレミア・J・モーガン長老
モルモン書の読み聞かせを毎朝していたモーガン長老の母親の姿から、福音の中で子育てをするヒントがあるかもしれません。
モーガン長老の母親は、モーガン長老が聞いていなくても、毎朝毎朝モルモン書を読み聞かせていました。そして彼はこのように言います。
「モルモン書を読む時に費やした時間や労力が、無駄になることは決してありません。」
また、モーガン長老の改宗話には驚きました。
ジョセフ・スミスと同じ14歳だったころ、真実の教会を求めて行動したモーガン長老は、先祖が末日聖徒イエス・キリスト教会の会員だったために、主の道に導かれたことを話しています。
彼の先祖は神殿で聖約を交わしていました。モーガン長老の妻がある指導者の言葉を教えてくれました。
「忠実な両親の永遠の結び固めと神の聖約は、救う力があります。中には迷い出る羊がいるかもしれませんが、良い羊飼いの目は彼らに注がれています。囲いに連れ戻そうと差し伸べられている神の手に、遅かれ早かれ彼らは気付くでしょう。」
友人や家族が教会から離れ、悲しい思いを抱えている教会員は少なくないと思います。しかし、この言葉は大きな慰めを与えてくれます。
もし神様の愛により自分自身が祝福されている、導かれていると感じるなら、同じように気にかけている人も神様によって祝福されているのだと感じました。
わたしたちにできることは、諦めないで主に頼り続け、自分ができることをするということでしょう。希望を持ち続けることができますね。
ハッチ・U・ファレ長老
とてもシンプルで、しかしとても重要な教えについて、ファレ長老は話しました。それは、わたしたちは神様の子供である、ということです。
ファレ長老は彼の子供たちに、赤ちゃんの時に愛されるために何をしたか、と聞きました。子供たちは何もしなかったと言いました。
わたしたちが何もしなくても、神様はわたしたちを愛しています。この真理はいつも覚えているべきだと思います。
神様の愛を知ることが大切な理由を3つ分かち合ってくれました。
- 神様の愛をよく理解することができる
- この世の誤解を招くレッテルが気にならなくなる
- サタンの偽りから守られる
また自分は神様から愛されていると知っていることで、平安と慰め、そして強さを得られると話します。
そして、キリストは神様の愛の証拠だとファレ長老は言いました。
「今日、キリストは生ける預言者と使徒を通して、御父の愛を示されます。預言者の持つ神権の鍵により、御父の御元に戻る備えとなる神聖な儀式と聖約を受けられます。預言者はキリストが御父の証拠であられることの生ける証人です。」
誰もが神様の子供です。そしてみんな特別です。神様はあなたを愛しています。

パトリック・キアロン長老
キアロン長老は、キリストを上昇気流に例えました。
彼はグライダーの操縦方法を学びました。上昇気流に乗るとグライダーは上へ引き上げられ、下降気流に乗ると下へ行きます。グライダーの操作方法が霊的な原理と似ていると話しています。
「わたしたちの信仰の中心にあるのは、愛に満ちた天の御父がおられ、救い主がわたしたちを引き上げてくださるという真理です。」
霊的な上昇気流に乗ることで、救い主の愛と引き上げる力を感じることができます。
キアロン長老は、霊的な高揚感を感じた瞬間を覚えていますか、と会衆に問いました。その質問を受けてわたしも自分の経験について考えました。
すぐに高揚感を感じた経験は思い出せませんが、聖典に良かった経験や聖句から受けた印象や導きを書き込んできました。そのおかげで、日曜日のレッスンや個人の聖典学習で受けた、あの時の気持ちや学びを思い出し、更に自分の経験を更新してきたことが何度もあります。
霊的な高揚感も、心が暗くなり、気持ちが落ち込む経験も、記録をしておくと後々思い出しやすくなるかもしれません。自分が落ち込んだ経験やパターンが分かったら、そうならないように防ぐことができるかもしれません。
「上昇気流の中で暮らすとはどういうことでしょうか。簡単です。案内人を見つけて上昇気流のある場所を学び、上に向かっている人と同じことを行ってください。下降の兆しに注意し、背を向けてください。上昇気流を見つけたら他の人にも教え、主の喜びで舞い上がりましょう。」
救い主がわたしたちを引き上げることに限界はない、というキアロン長老の言葉に感謝します。
マイケル・A・ダン長老
フルマラソンの4倍の距離を走るウルトラマラソンに参加したダン長老は、一緒に走った友人のテッドの行いから、主が重荷を軽くしてくれることの例を分かち合ってくれました。
フルマラソンを走ったことがあったダン長老は、トレーニングを積んで、ウルトラマラソンに参加しましたが、やはり長い距離に心身共に疲労困憊でした。
しかし、後半に友人のテッドがこれまでのダン長老の努力と頑張りを認め、励ましてくれました。
ゴール直前のダン長老を別の友人が写真に取ってくれたことで気付いたことがありました。
それは、テッドがダン長老の荷物と水を持って一緒に走ってくれていたことでした。
ダン長老が最後まで走り切れるようにサポートしてくれたテッドの姿は、わたしたちの重荷を背負って一緒にいてくれるキリストと似ています。
「贖い主はコースを短くされるのではなく、わたしたちの歩幅を広げてくださるのです。主に頼るなら状況は変わります。主が絶えず気に掛けてくださると信じることができます。」
ダン長老も話したように、まさに苦しんでいる最中は主の助けに気付かないこともあるかと思います。しかし、ダン長老の言葉を覚えていることで、苦しい中でも主の約束を思い出すことができると感じました。
「重荷を抱え、力尽き、打ちひしがれている皆さん。皆さんが最後の力をふり絞って願い求めるなら、主は皆さんを支え、次の一歩へと導いてくださると約束します。たとえ結果やタイミングが求めていたものと違い打ちのめされても、神に見捨てられたわけではない、ということをどうか忘れないでください。」
もしあなたが困難の中にいるなら、このダン長老の言葉を忘れずに、そして決して諦めないでください。必ず平安が訪れます。
マシュー・J・アイリング長老
家族や身近な人の死は、人生で経験する中でも大きくて苦しい試練の1つだと思います。
アイリング長老は、どんな人であっても自分の力では負えない重荷を負うと話しました。
ほかの指導者たちも、今回の総大会で試練を乗り越えることについて話しています。
わたしたちの試練は取り除かれることはありません。しかし、主に信仰を持って頼り、自分の試練を委ねることで、主が約束している祝福を経験できます。
「神の慰めがなければ希望を失う危険性があります。希望がなければ、信仰を失い、挑戦することを辞め、気落ちするでしょう。しかし、キリストには希望があります。」
大切な人が亡くなると、その喪失感は長く続きます。乗り越えようと努めながらもふとした瞬間にまた考えてしまいます。しかし、わたしたちの人生はこの世だけではなく、死んでからも続き、神殿での聖約が家族を永遠とする真理は、強い寂しさの中でも希望の光を与えてくれます。
「死が終わりでないという確信は、現世に対する見方を根底から変え、「死」という試練をどう捉えるかに影響します。そして、わたしたちと大切な人々が直面する現世の試練に耐える強さと視野を与えてくれます。また、死すべき生涯の状態は一時的だと、教えてくれます。自分自身や大切な人の死に、たとえそれが早すぎたとしても、向き合う勇気を与えてくれます。」
ロナルド・A・ラズバンド長老
「主は愛を完全に体現された御方です。愛は主の福音の中心であり、主のようになるための本質です。愛は道を逸れた人に良い影響を与えます。」
愛とは、
- 相手から距離を置かない
- 相手の選択や行動を容認しない
- 相手の生活や成功、困難に関心を持つ
- 救い主であるイエス・キリストへの信仰と希望をもって、相手を支える
あなたの大切な人は福音から離れているかもしれません。しかし、今もその人のことが大切だと感じているなら、その関係性に何の変化も起きていません。彼らは今も大切な存在です。
「主は皆さんが心を痛めている人々を含め、神のすべての子供たちの罪や誤った選択の対価を既に払っておられます。主は彼らをご存知です。彼らの心をご存知です。彼らを愛しておられます。彼らを御元へ連れ帰るためにご自分の命を捧げられました。」
愛が大切な人達と繋がるための答えという言葉は、教会から離れた大切な人達への接し方のヒントをくれています。
編集後記:
土曜日部会の複数名の話者は、わたしたちが受ける試練とそれの乗り越え方を話しました。長く教会員をしている方は、何度も聞いたことがある原則かもしれません。しかし、それはそれだけわたしたちが忘れやすく、そして試練を乗り越えるのに必要不可欠だと考えさせられました。
