刑務所の収容者たちが奉仕活動の一環として世界中から集まった系図の記録を整理している。
アイダホ州、ユタ州、およびアリゾナ州の収容者たちは、FamilySearch上のデジタル画像化された記録を閲覧し、書類におこしている。奉仕に携わる収容者らに、末日聖徒イエス•キリスト教会から2,300台ものパソコンとソフトウェアが支給されている。
場所によってはインターネットを遮断するファイアーウォールシステムが設置されているため、囚人たちはマイクロフィルムやフラッシュドライブを利用してデジタル画像を入手する。
モルモンニュースルームによると、2012年には索引作成の奉仕活動に参加していた刑務所は9所のみであったが、現在32所もの刑務所が奉仕に参加している。ユタ州パークシティにあるサミット群ジャスティスセンターのケン•ジョーンズ行政軍曹はモルモンニュースルームにこう語った。
「索引作成は収容者たちにとって大変有益なプログラムです。自身のみではなくより大きな目的に目を向けるよう促してくれるものは所全体の環境向上につながります。収容者たちを管理するツールとして彼らには何かに集中して取り組んでもらいたいものですので、願ったり叶ったりですね。」
収容者の中には、特定のマイクロフィルムをリクエストして自分自身の家族歴史を完成させようとする者もいる。モルモンニュースはユタ州ワサッチ施設の局長ウォルト•コーラム氏の以下のコメントを掲載している。
「家族歴史は収容者たちに新たな見方を与えます。
活動を通して見つけた親戚の中には、祖父母ほど近い世代だなんていうこともあります。
彼らの情報を本にまとめ、クリスマスプレゼントにしたり、家族とのつながりを深めたりする収容者もいるんです。」
2014年中、収容者たちは70万件以上に及ぶ索引作成を完成させた。
索引作成についてより詳しい情報はFamilySearchにて。