2026年7月、末日聖徒イエス・キリスト教会は、世界中で奉仕する専任宣教師が約88,500人となり、教会史上最多を記録したと発表しました。

これは2014年の記録を上回る人数で、福音を伝える若い宣教師や奉仕宣教師、シニア宣教師を合わせた数字です。また、世界各地で55の新しい伝道部が設立され、教会の伝道部は合計505となりました。

ダリン・H・オークス大管長は、新任伝道部会長を対象としたセミナーで、次のように語りました。

「宣教師の業は新たな高みへと飛躍しています。これから数週間のうちに、教会史上最も多くの宣教師が奉仕することになります。」信仰プラス訳

このニュースを聞いて、「なぜこんなに多くの若者やシニアが、自分の時間やお金を使って世界中で奉仕しているか」と疑問に思う方もいるかもしれません。

宣教師は勧誘ではなく「希望を伝える」

末日聖徒イエス・キリスト教会の宣教師は、給料を受け取って活動していません。多くの若者は学校や仕事を一時中断し、自費で約1年半から2年間、世界中で奉仕しています。

その理由は、イエス・キリストが弟子たちに与えられた次の言葉にあります。

「それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、…教えよ。」 (マタイによる福音書 第28章19–20節)

宣教師は、教会の教えを押し付けるためではなく、イエス・キリストの福音を知る機会を一人でも多くの人に届けたいという思いで奉仕しています。

公園で親子にモルモン書を分かち合っている

「知らなかった」をなくすために

教義と聖約には、神様が人々に福音を知らせるために宣教師を遣わされたことが記されています。

「見よ、わたしは、人々に証し警告するためにあなたがたを遣わした。 」
(教義と聖約 第88章81節)

ここでいう「警告」とは、人々を怖がらせることではありません。人生に希望をもたらすイエス・キリストの福音を知る機会を届けることです。

信仰や祈り、悔い改め、神様との約束、神殿の祝福などは、誰かが伝えなければ知る機会がありません。

そのため、教会は世界中に宣教師を遣わし、誰もが自由に話を聞き、自分で判断できる機会を提供しています。

同僚とアパートで祈り導きを求める宣教師

宣教師も、大きな喜びを見いだす

宣教師の奉仕は、教える相手だけでなく、奉仕する本人にも大きな祝福をもたらします。

主は次のように約束されています。

「一人でもわたしのもとに導くならば、…その喜びはいかに大いことか。」(教義と聖約 第18章15–16節)

また、モルモン書の預言者アルマも、人々がキリストに近づく助けとなることが自分の喜びであると語っています(アルマ書 第29章9–10節)。

だからこそ、多くの伝道を終えた宣教師は「大変だったけれど、人生で最も充実した時間だった」と振り返ります。

少しでも興味があるなら

宣教師に会うと、「勧誘されるのでは」と不安に感じる方もいるでしょう。

しかし、教会は強制的な改宗を望んでいません。宣教師は、1人1人が自分自身でイエス・キリストについて学び、神様に祈り、自らの意思で信仰を選べるようお手伝いするために奉仕しています。

ラッセル・M・ネルソン大管長は、次のように教えています。

神と聖約を交わした人は皆、ほかの人を気遣い、助けの必要な人に仕えると約束しています。神への信仰を示し、「〔わたしたち〕のうちにある望み」について尋ね求めるすべての人にいつでも応えられるように備えることができます。わたしたち一人一人に、イスラエルの集合において果たすべき役割があります  (2022年4月総大会「平和の福音を宣べ伝える」)

そのために世界中で約88,500人もの宣教師が奉仕している今は、教会について知りたい方にとって、これまで以上に身近に話を聞ける時代となるでしょう。

もし教会について少しでも興味があるなら、一度宣教師と話してみませんか。

また、以前教会に通っていたけれど、しばらく足が遠のいているという方も、ぜひ宣教師に会ってみてください。

責められることはありません。彼らはあなたの話に耳を傾け、あなたのペースを尊重しながら、イエス・キリストの愛と希望について分かち合ってくれるでしょう。

教会史上最多となった約88,500人の宣教師たちは、今日も世界中で、1人1人に希望を届けるために奉仕しています。そして、その中の1人が、あなたとの出会いを心待ちにしているかもしれません。

参照:Church Newsroom