多くのモルモン教の家族では,1人の親または伴侶が不活発であったり,非教会員であったりします。しかし,それはわたしたちが彼らを愛し,彼らをワードや家族の活動参加してもらえないというわけではありません。あなたの知っているパートメンバーの家族をもっと良く助ける方法を探してみましょう。教会員として,わたしたちは神殿結婚が理想の結婚であると信じています。ということは夫婦の両方が一緒に教会に集っているということです。しかし,この理想はしばしばワードや支部の現実からかなりかけ離れています。しかしながら,教会員でない伴侶をもつ人たちも,その状況の中で最良のことをして福音に生きることによって得られる祝福に関与し、それを受けたいと望んでいます。そして,神殿結婚にあずかっている人たちと同様に,教会に活発になる最もよい機会は彼らのワードや支部の家族からの愛や配慮によって来ます。わたしたちのワードにいるパートメンバーの家族を支援し,力づけるためにわたしたちができるいくつかのことを考えてみましょう。
1.彼らの家族の状況をあるがままで受け入れ尊重する
なぜ一方の伴侶だけが教会員であるのかと推測することはやめましょう。彼らの状況は様々です。わたしたちの役割はなぜそうなっているのかを詮索するのではなく,どのようにしたら彼らを愛し支援できるかです。もし彼らの状況について裁くように誘惑されたら,その代わりに彼らのために祈り,どのようにしたら彼らの助けになれるかを願いましょう。それから,受けた霊感に基づいて行動しましょう。子供たちにも同じようにするように,ワードや支部のすべての家族を愛するように励ましましょう。
2.彼らの家族の状況が複雑であることに思慮深くある
パートメンバーの家族には,非教会員の伴侶がとても協力的な場合も,そうでない場合もあります。Kさんは3人の子供がいる母親です。ご主人は結婚の前に教会に入りましたが,教会の活動には少しだけ参加しただけでした。彼女は,「わたしは教会の中で特別に扱われようとは思いませんが,わたしたちの家の中での複雑な状況に対して指導者の方々が配慮してくれるよう願っています。ホームティーチングとか宣教師を食事に招くことは特にそうです。わたしにそういうことの約束を作ろうとするのですが,わたしは二人を代表して彼らに応えることができません」と語っています。
ワードにいるパートメンバー家族と付き合うとき,思いやりをもって彼らの状況に配慮し,自分が扱って欲しいと思うような方法で接しましょう。
3.誠実で親切に
このような家族にとって誠実さと親切さが大きな違いを生みます。
伴侶が教会に来ていない人の隣に座ることを考えて下さい。もし聖餐式の間に,子供たちを1人で扱わなければならない人がいれば,援助を差し延べて下さい。一度の日曜日だけでなく。次の神殿訪問の時、1人だけで参入しようとしている人と一緒に行くことを計画しましょう。そのように招くことが小さなことに思えるかもしれませんが,招かれた人にとっては大きな違いになります。
4.社交活動に誘う
ある姉妹のご主人は教会について勉強することに興味がありませんでしたが,彼らのワード部の社交的な活動に加わりたいと思っていました。どのような家族の活動をする時にも,普通は一緒に来ないかもしれない家族を招くことを心がけましょう。だれがあなたの家族と一緒に楽しめるかを考えて下さい。
5.積極的なことに目を向ける
その家族が,全員が活発な会員ではないことから来る問題にだけ注目する代わりに,その家族に起こっている良いことに対して彼らに指摘し、それを賞賛するようにしましょう。パートメンバーに彼らの家族に対する決意がどれだけあなたに感動を与えたか伝えましょう。彼らのやっている良いことが自分の家族をよりよくするための励ましになるようにしましょう。
6.非教会員の伴侶が教会について感じている気持を尊重する
Yさんは非教会員と結婚しています。「すべての人を招くのはいいのですが,非教会員が,自分たちが改宗するのがその目的だと感じるようであってはいけません。彼らが真実を知りたくないという気持もあるかもしれないことを繊細に扱いましょう」と述べています。もう1人の姉妹は,宣教師が好きであるものの,ワードに転勤してくるすべての新しい宣教師が彼女の夫にバプテスマをチャレンジすることまでは望みません。もちろん彼女はいつかそうなってくれればいいと望んでいますが。
7.不活発ないしは非教会員の伴侶の価値を認める
彼らが人間であり,神の子供であることを覚えていて下さい。
10歳の子供を持つRさんは,「わたしの夫は最高の父親です!そうでないと思わないで下さい!彼を誘って下さい。彼は神権の儀式を行なうことはできませんが,彼は素晴らしいスカウトマスターになれます。彼の能力がしばしば教会員には見過ごしにされていますが,わたしたちは教会以外で『課外』活動をしています。例えば,6ヶ月毎にPTAが主催するカブスカウトに釣りの仕方を教えています。彼は釣りがすごく得意です」と語っています。
教会員でないということで,彼らがある活動に参加したくないとか,あるいはワードや支部の人に自分の才能を使って仕えることに興味がないと思わないで下さい。
8.家族の霊的な成長を支える
わたしたちの教会の経験は霊的に一緒に学んだり成長したりする機会をたくさん与えてくれます。わたしたちの中には家でもそのような機会があり,福音を一緒に教えたり伝え合ったりする家族もあります。しかし,伴侶が教会の活動に参加しない家族の場合,あるいは伴侶があまり支持してくれない場合,月曜日から土曜日までは霊的な意味で非常に孤独な状態です。わたしたちはその家族に代わって,その家の中で霊的な環境を創ることはできませんが,週日の間にその家族のために良い影響力を与えることができます。
いろいろできることがあると思います。例えばわたしたちは最近の総大会の話しについて話したり,気に入っている聖句を伝えたり(彼らの聖句を聞くこともできる),あるいは聖典を学ぶ目標を一緒に立てたりすることができます。そのような配慮や実践は彼らにとっての祝福になるでしょうが,それはまたわたしたちにとって彼らが家の中では表立って話したりする機会がないかもしれない,証や霊的な考えを人に伝えるという機会になります。
9.ホームティーチャー,訪問教師,あるいは指導者として成長に貢献する
パートメンバーの家族はわたしたちが,教会の召しを通して,思慮深く接することから益を得ることができます。教師として,彼らの状況を心に留めておいて,祈りをもってレッスンを準備し教えます。神殿結婚というトピックは特に微妙なものです。御霊の助けを求めて,クラスのすべての人たちが高められ,励まされるように助けを求めましょう。
訪問教師やホームティーチャーの役割は,その家庭に赴いて個人的な支援をすることです。ホームティーチャーはその家族全員を訪問しメッセージを伝える時に,非教会員の人は参加したくないと思い込まず,すべての人を招くべきです。姉妹たち,訪問教師の役割を果たす時、霊的なメッセージを伝える機会を逃さないで下さい。
指導者はパートメンバーの家族に対しては強いホームティーチャーや訪問教師を割り当てることができます。そして彼らはその家族が教会のすべての活動や儀式に完全に参加できないような事情があることに対して配慮するべきです。そして指導者はまた,違う家庭環境にある会員たちが互いを受け入れ,愛し,仕え合うように励ますことができます。
10.どんな助けができるか尋ねる
時々,彼らの必要性を察することもいいですが,時には率直に尋ねるのが一番の時もあります。パートメンバーの家族に,あなたが助けようとして彼らの状況に配慮しようとしていることを知ってもらいましょう。彼らが家族のニーズについて明かしても大丈夫と感じる時には,彼らの信頼を快く受けて彼らのニーズに応えましょう。
11.福音に生きる
モルモン教のキムさんが言うのは,教会員がパートメンバーの家族を助ける時に一番良い方法は福音を実践することです。このように言うのは,彼女のご主人が何年もの間教会員を身近に見て,彼らが自分たちの信条に従って生きようと努力していることに感銘しているからです。
12.一貫性があることが鍵
時に大きな努力をすることが良い影響になりますが,一番大きな変化は長い間に渡って一貫した努力をつくすことから得られます。祈りをもって1つか2つのパートメンバーを選び,彼らに手を差し延べ支援することです。夕食やデザートに招くことから始めましょう。これらの家族を知るに連れ,友好関係が開花し,彼らを愛するが故に社交的な活動に彼らを招くことが自然になり,一貫性をもって接することが容易になります。
この記事はデボラ・サンシング・ウッズによって書かれました。
初めまして。日本福岡ワードの長 三智生Bです。
この記事は、パートメンバーについて知りたくて、検索しました。
読者が欲しいのは、一般論と例題です。
学習能力UPに効果的な多くの例題の箇条書きとその内容。
会員で困ってるのは、やり方です。
私も会員歴五年。
困ってる悩みは、HTがペアと都合が合わなかったりなどで100%するのが難しいことです。
また、召しでも責任として与えられていることが果たせていない部分があったりします。
一般社会でも普通のことが、何故、神の教えの中にいる人に出来ないのかと、摩訶不思議です。
皆、純な心を目指すのではないのでしょうか?
自分の中の闇を晴らせるよう、努力します。
12の方法を読み、感謝しています。
これからも例題を少しでも多く教えてくださりますよう、願います。
長兄弟、コメントと助言をいただき、ありがとうございます。パートメンバーについての記事がお役に立てて、嬉しく思っています。お悩みについてですが、ホームティーチングや教会の様々な召しは、私も祝福だと思っています。そして、成長できるチャンスだと思っています。宣教師として伝道をしていた時に伝道部会長に言われたことがあります。それは、伝道に置いて主の次に愛すべき人は教える求道者ではなく、同僚です。と。それは、今、私が家庭訪問教師をする上でも常に考えていることです。まず、同僚を愛し、理解し、助けること、それが私の召しだと思っています。同じように主と聖約を交わした民がどうしてできないのか?と思うこともあるかもしれませんが、それをフェローシップし、強めていくのも教会員の義務ですね。共に頑張りましょう!!また、パートメンバーなどの具体的な例がありましたら、投稿しますね!
長兄弟、コメントをありがとうございます。教会員として様々なことを悩み、心に思うことがありますよね。神様が見る目で会員を見守り、ともに成長できあえるように少しずつ励み続けましょう。このページには2人の改宗者がどのように最初の会員生活を送ったかの記事がかいてあります。長兄弟とは違う悩みかもしれませんが、興味があったらぜひ読んでみてください。https://www.lds.org/youth/article/whats-it-like-to-be-a-brand-new-convert?lang=jpn