モルモン教は私たちが神の息子や娘であると信じています。

投稿者:テリー·リンビットナー

 

多くの宗教は、改宗したキリスト教徒のみ(又は、自分の宗派のメンバーのみ)が神の息子や娘だと信じています。モルモン(末日聖徒イエス·キリスト教会の会員の愛称)は、この点で異なります。それは、信仰の違いや不信仰にかかわらず、誰もが神の子どもであると信じているからです。これはモルモンの背景を通して理解することができます。モルモン教徒は人生を三つのステージに分けてみています。その点、無神論者は人生を一つのステージ、多くのキリスト教信者は二つのステージに分けてみています。モルモンの第一のステージは、私たちが生まれる前に始まります。

 

全ての人が真の神の子どもです。

モルモン教は、神が私達をまず霊の子どもとして創造されたと教えています。神が私たちの霊の父であるので、文字通り私たちが神の子であることになります。私たちの霊は、姿形はありましたが、肉体はありませんでした。私たちには特質、知性、人格、自由意志がありました。ですから、私達は神の計画について学び、そのことについてどれほど心に留めるかを自分で決めることができました。

 

地球に来る時がきたとき、私たちは神が作られた計画を受け入れるかどうかを選ばなければなりませんでした。その計画を受け入れなければ、地球に来ることができませんでした。そして、神の計画を拒否するよう人々をそそのかすサタンのものとなり、サタンが私たちの神となってしまうのです。私たちは自由に選べても、その選びに対する末路を自分で選ぶことはできません。

あなたが地上にいるということは、あなたは正しい選択をしたということです。そのことについて自分をほめてあげてください!あなたは神の側にいたので、地球に来て、この世での人生を始めることができたのです。あなたは神の子どもとしてここに来ました。神は非常によくあなたを知っていて、あなたを愛しておられます。そして、あなたのために計画を用意しておられます。神は、誰にとっても当てはまる大きな計画を持っておられますが、あなたのためだけに用意された個人的な計画も持っておられます。天父が前世であなたと一緒に住んでおられた間、天父はあなたのことをよく知りました。その知識に基づいて、あなたの人生のために計画を作られました。それが何であるかを見つけてそれに従うか、それを拒否し、不従順でいることもできます。しかし、それによる結果を自分で選ぶことはできません。

神はあなたを愛しておられます。

あなたが神の計画に従うかどうかにかかわらず、神はあなたを愛しておられます。神は、あらゆる面で愛情にあふれた父です。愛深い父であるため、良い父親がいつも行うようなことをされます。良い父親は子どもたちの人生をあまりにも簡単にすることはしません。例えば、子どもたちに必要な物事を常に与えずに、まず自分で課題に挑戦させるのです。父親たちは私たちがどうしたらよく学べるかを知っています。自分で挑戦し、自身の間違えから学び、そこから成長するのです。子供たちにできる限りのことをさせて、その後で必要な助けを差し伸べます。良い父親は子供たちが求める全てのものを与えません。それらのものが、子どもたちにとっていつも最善でないことを知っているからです。代わりに、まずそれらの欲求を評価し、その子供のためにいつ、何がベストかを考え、与えるのです。

 

人生で様々な経験をする中、私たちは神の選びを常に理解することはできません。『神様が私のために違う計画を持っておられたのでよかったです。物事が完全にうまくいきました。』と後からこのように言うことが多くあります。神の子どもとして、わたしたちには神を信頼することを学ぶ責任があります。神の勧告に従うか従わないかによって、どのような結果があるかあなた自身で気づくことがあるでしょう。神が求めておられることをするときに、私たちはよりよい人生を送れるということをすぐに学ぶことができるものです。

 

私たちが神の真の子どもであり、無条件に私たちを愛してくださっていることを知ることですべてが変わります。どんなに私たちが孤独に感じることがあっても、私たちは一人ではありません。この世の人々が私たちを失望させたり、離れて行ったり、忙しすぎることがありますが、神は常にあなたのためにおられます。神は、私たちが話したいときに、聞く耳を持っておられます。賢明な助言を私たちに与え、私たちが不足している愛を与えて下さいます。神の愛と導きは、私たちの生活に意味をもたらし、すべてを公平にしてくれます。日常生活は常に公平ではありませんが、贖いという神とイエス·キリストからの贈り物は、最終的にすべてを公平にしてくれるのです。

 

『私は神の子です。』モルモンの子供たちはおさない時からこのような言葉を歌って育ちます。これらの言葉は、私たちの個人的な世界をより良いものへと変えてくれます​​。