末日聖徒イエス・キリスト教会の組織や管理についての一つの啓示の中で、主イエス・キリストは次のように命じられました。「子どもを持つキリストの教会の各会員は、教会員の前で長老たちのもとに子どもたちを連れて来なければならない。そして長老たちは、イエス・キリストの名によって彼らに手を起き、その名によって彼らに祝福を授けなければならない。」(教義と聖約20:70)
幼児の祝福の儀式はこの戒めに従ったものです。これは救いに必要な儀式ではありません。というのは、「しかし、幼い子供たちは、イエス・キリストの贖罪によって聖められているので、聖い者である。」(教義と聖約74:7)
幼児の祝福の要素
1.子供の両親や養育者が地元の教会指導者と会って、幼児の祝福の日時を決めます。一般に子供は幼児です。
2.その決められた日に、「断食証会」(月の第一日曜日で、出席者のだれもが説教台の所に来て自分の信仰や証を伝えることができる)の最初の部分で、その子供は改宗の前に連れて来られます。特別な事情があって、その子供が別の日時、場所で祝されるかもしれません。
3.祝福を施す神権者は、手に赤ちゃんを支えて持ちます。他の参加する長老たち(教会で神権を持った男性の名称の一つ)は輪になって、赤ちゃんの周りに集まり、一方の手で赤ちゃんを支え、もう一つの手を隣の神権者の肩に乗せます。
4.メルキゼデク神権を持った人が、その子供に祝福を授けます。もし可能であれば、その人はその子供の父親か、祖父か、あるいは他の家族の一員です。家族の友だちやその会衆の他のメンバーも祝福を授けることができます。
5.その祝福は、父なる神への祈りとして与えられ、イエス・キリストの御名によって終わりますが、教会の記録に記載される名前が与えられ、聖霊に導かれるままに、子供の才能や霊的な賜物について述べられたり、その子供の将来発達させる特徴などが明らかにされたりします。
6.その集会後、書記はその子供の名前を記録し、日付と執行者の名前書き、会衆の指導者の署名がされた証明書が準備されます。