モルモンはあらゆる源から真理を集めることが好きです。他の宗教からでもです。彼らの指導者はしばしば他の宗派からの引用をします。そして彼らは真理の様々な側面は多くの信仰の中に見いだすことができると教えています。モルモニズムはニックネームですが、時々末日聖徒イエス・キリスト教会の会員の信仰の体系を表すのに使われます。

モルモンは、自分たちの宗教が誤解されているだけに、他の人たちの信仰について書くことは非常に難しいことを知っています。その宗教についての根本的な物語も知らず、しばしば微妙な文脈の問題があるような事柄について理解していないからです。この記事を読む人は、私がモルモンであることを考慮して、もしヒンズー教についてのもっと真正な情報を望むのでしたら、信仰を持ち、実践しているヒンズー教徒に話してみるべきです。ここにあげる情報はモルモンがある程度ヒンズー教を実践している人と共通していることについて話すための基礎を与えることが主目的です。私たちは自分たちの持っているものを他の人たちに伝えることを好むからです。

BBCの宗教についてのサイトによると、ヒンズー教は正確に言うと宗教とは言えないと述べています。多くの人はそれを生活の様式、多くの宗教がいっしょになった体系という風に見なしています。というのはこの信仰には多くの分派があるからです。

カルマとモルモニズム

Life-After-Life-ADンズー教の中でとりわけ私の興味を引くのはカルマという概念です。カルマは活動を意味します。ヒンズー教徒は1つ1つの活動は将来において同等の反応を生じると信じています。それが起こるのはこの世でかもしれませんし、来世かもしれません。このことは良い行いをすれば、例えば他の人に親切にすれば、後になって何らかのよいことがその人に起こるという考えです。彼らは私たちの選択が将来の生活に影響を及ぼすと教えます。

モルモンは輪廻を信じませんが、この世の他にも世界があると信じています。地上では1つですが、天では2つの世界、あるいは段階があります。私が門外漢として理解している範囲で、ヒンズー教をモルモニズムと対比するためにその基礎を築くことにします。

モルモンが信じているのは霊が神によって想像されたこと、そしてその霊としての存在はしばらく神とともに住んでいたということです。そこにいたとき、私たちには選択の自由がありました。それは選択をすることのできる能力ですが、そのとき私たちはこれらの選択は私たちの永遠の生涯に影響があることを理解していました。そのとき私たちがしなければならなかった1つの極めて重要な選択は、次の段階での生涯で、だれに従うかを決めることでした。神は地上に来て生活することを含む計画を私たちにお示しになりました。私たちは天で暮らした前世の生活は忘れ、聖霊の力を借りて、神と真理を再発見しなければなりませんでした。私たちはここで多くの選択を行い、それらは次のそして最終的な段階での生涯を決定させます。

それが何であるのかを学んだ後で、もしそれらの正しい選択をすることに失敗すると、罰があります。正義の律法により、私たちは神の御前から永遠に追い出された状態にとどまっていたことでしょう。事実、復活することさえできなかったでしょう。しかし、永遠の律法は一人の救い主が地上にやって来ることを許し、その救い主は完全な方で、私たちの罪のために贖いをするはずでした。イエス・キリストは、御自分が救い主になることを申し出ました。主は私たちの罪を御自分に背負われ、その代価を払いました。御自分では決して罪を犯すことがなかったにもかかわらず、そうなさったのです。

モルモニズムと選択

それで、私たちはカルマと私が似ていると思う点に注目します。神がその計画を提案されたとき、ルシファーは私たちにそれに逆らうように勧めようとしました。彼は権力を握りたいと思っていました。そして、もし私たちが彼を支持するならば、あるいは彼を礼拝するならば、私たちがすべて、どんなことがあっても、天に戻れると約束したのです。彼は私たちがふさわしい生き方をするように強いて、私たちの自由を奪おうとしたのです。

神のおよそ3分の1の子供たちはルシファーに従いました。しかし、彼らには本当のところ選択肢はなく、彼らは地球上での経験のためにやって来ることができませんでした。それが彼らの選択の直接的な結果でした。選択には結果がついて来るからです。残りの者たちは、私たちですが、地球に生まれて来ることを許され、あるいはこれからも来る人たちもいるでしょう。

さて私たちは今ここにいます。もしあなたがここにいるということは、天において正しい選択をしたということです。私たちはまだ選択をし続けています。私たちのする選択はこの生涯においてもこれから起こることに、また次の世において起こることにも影響を及ぼします。モルモンはいつも若い人たちに彼らの選ぶことには結果が待っていると教えます。結果はすぐ来るとは限りませんが、やがてやって来ます。時にはこの世の生活でその結果を見ますが、時には次の世界に行かないと出て来ない結果もあるでしょう。

しかし、1つの違いは、モルモンは次の生涯が最終的なものであると信じていることです。私たちはこの地上に戻って来て今度はただしくやろうということはできないのです。私たちは次の世界に行っても学び、成長し、改善し続けますが、それは天の領域で行うことであり、地上の経験ではありません。

しかしながら、違いはあるものの、モルモンもヒンズー教徒も私たちがこの世で行うことが私たちの将来に影響するという点では一致しています。そのことを念頭に置いて意図的に生きるならば、意志決定をすることに大きな影響力を及ぼします。

モルモンの十代の少女たちが選択や責任について教えられていることを見つけてください。

資料

BBC宗教:ヒンズー教

A・バート・ホースレイ博士ヒンズー教、エンサイン、1971年2月

この記事はテリー・リン・ビットナーによって書かれました。