1944年4月25日に神戸に生まれた新山会長と妻の新山モールトン 畠山登美子姉妹は、2015年11月から神殿会長及びメイトロンとして奉仕しました。
新山会長は、教会の中では地域七十人、日本仙台伝道部会長、the Church Area Government Relations Council(教会地区交流評議会)のメンバー、ステーク会長、高等評議員、支部長として奉仕しました。教会外では株式会社セルネートの元会長、入管協会会員として活躍しました。
新山会長の夢
2004年、新山会長の記事がリアホナに掲載されました。記事の中で彼は証だけでなく彼の人生を変えた夢について触れています。
何年も前に見たある夢が、わたしの人生を変えました。その夢を見て 以来、妻や子供たちへの接し方も変わりました。夢の中のわたしは、静かな田園地帯に延びる二車線道路を運転していまし た。辺りは夜の暗闇に包まれていました。ふと見ると前方から、1台の車が猛スピードで 近づいて来て、突然わたしが走っている側の車線を走り始めました。わたしは何とかしてその車を避けようとしましたが、車はますますスピードを上げて迫って来ます。もう衝突は避けられないと悟ったわたしは、熱烈に祈りました。「天のお父様、どうぞ助けてください。優しい妻と愛らしい3人の子供を残して死ぬことはできません。どうかお願いです。 ……」衝撃を感じ、わたしは車外へ投げ出されました。
地面に打ち付けられた瞬間、わたしは目を覚まし、すべてが夢であったことに気づいて、 ほっと胸をなで下ろしました。そして自らに問いかけました。「わたしはこれまで善い夫であり、善い父親だっただろうか。善い夫でいられるように最善を尽くしてきたと言えるだろうか。わたしが死んだら、子供たちに何を残してやれるだろうか。」
その晩は再び眠りに就くことができませんでした。そして、いっそう主に従い、妻と子供たちをこれまで以上に愛そうと、決意を新たにしました。また証を記録して家族に残す方法を考え、自分が死んだとき子供たちにぜひ伝えておきたいと思う事柄を、福音の教義と原則に基づくわたしの信仰を表すものとして42か条にまとめました。
現在家庭の中で行っていることについて、立ち止まってじっくり考え、反省してみまし ょう。夫や父親が愛をもって家庭を管理するとき、家族一人一人のうえに救い主が約束された次のような平安が訪れますように。「わたしは平安をあなたがたに残して行く。わたしの平安をあなたがたに与える。わたしが与えるのは、世が与えるようなものとは異なる。 あなたがたは心を騒がせるな、またおじけるな。」(ヨハネ14:27)
新山会長は神権者が義にかなった方法で家庭を管理する5つの方法を紹介されました。それらはわたしたちすべてに当てはまる原則です。
1) 教義と原則をよく知る 2) まず自分を改善する努力をしましょう 3) 各自の役割を理解し、協力し合う 4) 義にかなった方法で神権を行使する 5) 子供たちに大切な事柄を教える。
新山会長は生活の中でこれらの原則を体現しました。わたしたちが彼の模範から学び、家族に感謝し改善することができますように。
この記事はDaniela B. Wagnerによって書かれ、LDS Living に“Current Temple President Dies in Tokyo, Japan (+ the Dream That Changed His Life)“という題名で投稿されたものです。
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