「今日どんな服を着て、ランチはなにを食べよう?」こんな風に、わたしたちは日々たくさんの物事をじぶんで考え、選びながら生活しています。信仰生活も同じです。なにを信じるか、戒めを守るか、教会に行くか…中には一度離れたけれど、再び教会に行くという選択をする人もいます。
熱心な教会員であっても、人知れず悩み、正しい選択をしようと努力しているのです。今回はとある女性のエピソードを紹介します。
ひろこ姉妹は、現在活発に家族と共に教会に行っています。
彼女は二世教会員(親が最初に改宗)です。生まれた時から家族といっしょに教会に行き、8歳の時にバプテスマ(洗礼)を受けました。
しかし小学生の頃には、最初に熱心だった母親が、そして次に父親が教会に行かなくなりました。幼かった彼女も自然と教会から足が遠のいてしまいました。
青少年の頃はまわりの助けや声がけもあり、一人で集会や活動によく参加していたそうです。でも、成長と共に部活が忙しくなったり、恋愛や友達との生活が充実してきたことで「教会に行かなくても人生楽しい!」と思うようになり、ついに教会から離れました。
しかし彼女は後に、再び活発に教会に行くという選びをします。
その様な選択をする理由となった出来事や経験とはなんだったのでしょうか?
①まわりの人々からの愛と模範
教会の友人や指導者たちがひろこ姉妹の状況に関わらず、よく愛を示し、熱心に声がけをして助けてくれました。まだモルモン書を読み通したことのなかった彼女を友人が「いっしょに読もう!」と誘ってくれ、そのおかげで完読することができたそうです。
②集会と学習への参加
福音クラスの教師が分かりやすく勉強を教えてくれ、クラスに楽しく参加することができました。じぶん(ひろこ姉妹)も証を持っているということを教えてもらい、まわりがよく褒めてくれました。また、教会で責任を果たす時にも学びがありました。
③戒めの祝福
学生でお金がなく困っていた時、什分の一の祝福(マラキ書3章10節)について知りました。戒めを守り神様に強く助けを願ったところ、無利子の奨学金を借りることができました。しかもその後に、あるコンテストで入賞して100万円の賞金を得ることができたんです!
④神殿参入
教会に戻り、証を得て信仰が強くなっていき、神殿に毎月行く計画を立てて実行しました。
すると「家族が永遠に結ばれる神殿結婚」がしたいという思いが強くなっていきました。
決意と努力の結果、ひろこ姉妹はご主人と巡り逢い、目標としていた神殿結婚をしました。その後子供も生まれ、夫婦共働きで育児を頑張っています。また、現在も彼女は日々正しい選択ができるように、家族といっしょに福音を学びながら努力しています。
「毎日家族で感謝の祈りをする時、神様がわたしを愛してくださっていると感じます」と、ひろこ姉妹は現在の様子を話してくれました。
もしあなたがたが目を覚まし、能力を尽くしてわたしの言葉を試し、ごくわずかな信仰でも働かせようとするならば、たとえ信じようとする望みを持つだけでもよい。わたしの言葉の一部分でも受け入れることができるほどの信仰になるまで、その望みを育ててゆけ。
アルマ書32章27節
ひろこ姉妹はモルモン書のこの聖句から力を得て、再び活発に教会に行く決意ができたそうです。
救い主から与えられた悔い改めの賜物によって、進路を修正することができます。わたしたちが求める、あの日の栄えの栄光に通じる道に戻ることができます。トーマス・S・モンソン大管長
救い主から与えられた悔い改めの賜物によって、進路を修正することができます。
わたしたちが求める、あの日の栄えの栄光に通じる道に戻ることができます。
長い人生、誰しも順風満帆なことばかりではありません。信仰生活にも波があるものです。しかし、わたしたちがする日々の選択ひとつひとつが、必ず未来につながっています。
現在教会から離れている人も迷っている人も、簡単ではないかもしれませんが、小さな選択から変えてみてください。それができるのはほかの誰でもなく、あなた自身だけなのです。
神様はわたしたちが正しいことを選び努力する時に、必ずそばに立ち、支え導いてくださいます。なぜならあなたは神の愛する息子娘なのですから。
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とてもいい記事をありがとうございます!僕の周りにも教会に行っていない人がたくさんいるのでまた来れるように助けていきたいです。
コメントありがとうございます!
身近な人で教会に行けてないとちょっと気になりますよね。
さくまくもんさんの働きかけが祝福されたものとなりますように祈っています。