2026年9月6日から、末日聖徒イエス・キリスト教会の日曜日の集会スケジュールが変更されます。

大管長会は2026年3月30日にこの変更を発表しました。今回の変更の目的は、世界中の家庭と教会員が集う場の両方で、福音を学ぶことをさらに強めることです。

今回の変更では、集会時間だけでなく、カリキュラム、クラスの構成、各組織で使用する教材などにも新しい点があります。

この記事では特に教師、各組織の会長会や指導者、そして誰もが新しい仕組みを理解できるように、2026年9月から何が変わるのかをまとめます。

日曜日の教会の玄関で挨拶をし親交を深める教会員

日曜日のスケジュールはどう変わる?

これまでは聖餐会の後の時間を、日曜学校と各組織の集会で隔週交代する形で行っていました。

そのため、それぞれの集会は50分間でしたが、日曜学校なら第1第3、扶助協会や長老定員会などは第2第4日曜日に参加するという形でした。

2026年9月6日からは、全員が毎週、日曜学校と組織の集会の両方に参加します。

新しい日曜のスケジュールは次のようになります。

  • 聖餐会:最長60分
  • 移動・切り替え時間:5分
  • 日曜学校:25分
  • 移動・切り替え時間:5分
  • 組織の集会:25分

聖餐会の変更はありません。これまでどおり、最長60分間です。

日曜学校中央会長のポール・V・ジョンソン会長は、今回の変更について次のように述べています。

「どのクラスにも毎週集うことにより、福音学習を個人や家族の学習とより密接に結びつけ、福音学習を深める助けとなります。 また、会員が受ける霊的支援も強化されます。 スケジュールは変わっても、ともに学ぶために費やす時間の総量は従来と変わりません。 」

今回の変更には、メリットもあります。

これまでは隔週だったため、前回のレッスンから時間が空いてしまうことがありました。しかし、これからは毎週クラスが行われるため、前の週に学んだことを覚え、それを生活の中で実践することがより容易になります。

また、教師評議会集会も変更されます。これまでは四半期ごとでしたが、今後は毎月行われるようになります。

さらに、聖餐会後の集会について、次のような変更があります。

  • 集会は、祈りで始め、祈りで終える
  • 定員会やクラスでは、レッスンの前に特定のテーマについて一緒に評議することはなくなる

なお、初等協会については、ほかの組織とは少し異なる仕組みになります。この点については後ほど詳しく説明します。

日曜学校に参加し、共に学ぶ若い教会員
画像:末日聖徒イエス・キリスト教会

日曜学校はどう変わる?

日曜学校は、青少年と成人を対象に、毎週25分間行われるようになります。

中心となるのは、これまでと同じく「わたしに従ってきなさい」のカリキュラムです。

25分という短い時間になったことで、「これまで50分かけていた内容を、どうやって25分で教えればいいの?」と思う教師もいるかもしれません。

しかし、新しい時間に合わせたレッスンは、むしろシンプルに考えることができます。

25分間のレッスンをどう組み立てる?

1つの効果的な方法は、「わたしに従ってきなさい」のマニュアルが推奨している方法に沿ってレッスンを進めることです。

① まず質問する

「わたしに従ってきなさい」では、次のような質問が提案されています。

「今週、聖文を研究したとき、聖霊はあなたに何を教えてくださいましたか。」

これは、とてもシンプルな質問です。

しかし、同じ聖文を読んでも、一人一人が異なることを学ぶため、この質問から始めることで、豊かで自然な話し合いが生まれやすくなります。

② クラスの参加者に分かち合ってもらう

質問をしたら、クラスの参加者が学んだことを分かち合います。

全員の話を聞いた後、通常は約15分ほど残ります。

③ 1つの原則を教える

残りの時間

15分間は福音の真理を1つ教えるための十分な時間です。

その週の章に含まれているすべてのテーマを取り上げようとする必要はありません。むしろ、それは推奨されていません。

そのとき大切なのは、そのクラスの人たちが最も必要としている原則を知るために霊感を求めることです。

これは、教義と聖約 第88章122節の教えとも直接つながっています。

「あなたがた自身の中から一人の教師を任命しなさい。そして、全員が同時に語ることなく、一時に一人を語らせて、すべての者が彼の言うことに耳を傾けるようにしなさい。それは、すべての者が語って、すべての者が互いに教化し合うように、またすべての人が等しい特権を持てるようにするためである。 」

25分という時間になったからこそ、すべてを教えようとするのではなく、霊感を求め、1つの大切な真理に焦点を当てることが重要になりそうです。

べドナー長老と気アロン長老の新スケジュール移行動画
べドナー長老とキアロン長老の指導用動画は教会HPにあります。 画像:末日聖徒イエス・キリスト教会

移行を助ける公式の指導用動画

今回の変更にスムーズに移行できるよう、教会は短い指導用動画を用意しています。

ビデオは、

などで利用できます。

動画がまだ各地域の言語で提供されていない場合には、準備のために使用できる印刷可能な実施ガイドPDF版も用意されています。

9月6日に見る2本の動画

2026年9月6日、聖餐会が終わった後、通常の新しい形式で日曜学校などを始める前に、2本の動画を見ることが提案されています。

1本目:「安息日と聖餐会」11分

デビッド・A・ベドナー長老とパトリック・キアロン長老が出演しています。

2本目:「日曜学校」約4分

ポール・V・ジョンソン会長が出演しています。

このビデオでは、教師がクラスをイエス・キリストに焦点を合わせ続けるために、どのような助けができるかが実際の形で示されています。

青空の下男女が手を繋ぎ共に学び合う

新会員のための「福音の基礎」クラス

2026年7月23日に発表された重要な変更の一つに、福音の基礎(Gospel Foundations)」クラスがあります。

これは、以下のような人を対象とした任意のクラスです。

  • 成人の新会員
  • 教会員ではない訪問者
  • 希望する場合は、教会への参加を再開した会員

一方、子供と青少年は、これまでどおり年齢に応じた通常のクラスに参加します。

新会員などは、一般的には2〜4か月後に、ワードのほかの会員と一緒に、通常の「わたしに従ってきなさい」のクラスへ移行することが推奨されています。

このクラスの内容は、大きく3つの分野に分けられています。

1.神との関係

ここでは、

  • 贖罪
  • 祈り
  • 聖文研究
  • 個人の啓示

などについて学びます。

2.儀式、聖約、戒め

ここでは、

  • 聖餐
  • 知恵の言葉
  • 什分の一
  • 神殿の聖約

などを扱います。

3.神の業に参加する

ここでは、

  • 家族歴史の業
  • 神権と教会の組織
  • 助けを必要としている人々への奉仕
  • 宣教師の業

などについて学びます。

このクラスの教師を召す責任を持つ指導者は、新会員が歓迎されていると感じられるよう助けることができ、基本的な福音の原則を明確かつ分かりやすく教えられる人を優先するべきです。

年齢や性別で集まり学ぶことで共通した問題や解決策kを知ることができる
画像:末日聖徒イエス・キリスト教会

扶助協会、長老定員会、若い女性、アロン神権

日曜学校と同じように、これらの組織の集会も、今後は毎週25分間行われます。

扶助協会と長老定員会

日曜学校の後、成人はそれぞれの組織に分かれ、25分間の集会を行います。

扶助協会中央会長のカミール・N・ジョンソン会長は、今回の変更について次のように述べています。

「毎週集って互いに評議し、学び、支え合うとき、力が増し加えられます。主の御名によって集まるとき、御霊がそばにいて教えてくださいます。証は強められ、弟子として互いに高め合います。こうした毎週のつながりを持つための時間は、わたしたちが救い主に、また互いに近づく助けとなります。聖約の道をともに歩むことに喜びを見いだすのです。 」

9月6日に見るビデオ

9月6日には、「扶助協会と長老定員会」というタイトルの約6分半のビデオが上映されます。

出演するのは、

  • カミール・N・ジョンソン会長
  • 七十人会長会のアルヌルフォ・バレンスエラ長老

です。

ビデオを見た後、実施ガイドの第5項について話し合います。

また、次のような質問についても話し合うことが提案されています。

「扶助協会や長老定員会に備えるために、週の間に何ができるでしょうか。」

「毎週集会を行うことは、互いの交わりを強めるうえで、どのように役立つでしょうか。」

日曜日に学ぶアロン神権者たち
画像:末日聖徒イエス・キリスト教会

若い女性とアロン神権

青少年は、新しい月ごとの『青少年の強さのために—選択の指針』を使用するクラスと定員会に参加します。

このガイドには12の章があり、各月に1章ずつ使用します。

また、2026年9月号以降、機関誌『For the Strength of Youth―青少年の強さのために』を通じて追加のサポートコンテンツが提供されます。

中央若い男性会長のティモシー・L・ファーンズ会長は、このガイドについて次のように述べています。

「生ける預言者たちは『青少年の強さのために』のガイドを与えてくれました。ガイドはシンプルでありながら、強い影響力があります。若い男性と若い女性がキリストに焦点を当て、主の教義を知り、御霊に耳を傾ける助けとなるでしょう。」

8月30日の特別な準備

2026年8月30日の日曜日には、特別な準備集会が予定されています。

対象となるのは、

  • すべての青少年
  • 2027年に12歳になる初等協会の子供たち
  • 青少年の両親
  • 青少年指導者

です。

参加者は、新しいカリキュラムについて説明する23分間のビデオを見ます。

このビデオでは、

  • 若い男性中央会長ティモシー・L・ファーンズ会長
  • 若い女性中央会長エミリー・ベル・フリーマン会長

が新しいカリキュラムについて説明します。

青少年の日曜スケジュールに関する集会に参加しない成人には、地元の指導者が行う第5日曜日のレッスンがあります。

教師評議会集会についての重要な変更

日曜学校の教師は、毎月の教師評議会集会を行うために、扶助協会、若い女性、または定員会の集会時間を使用することができます。

逆も同様です。

つまり、これらの組織の指導者は、日曜学校が行われている時間に教師評議会集会を行うことができます。

子ども達も年齢に分かれて福音を学ぶ
画像:末日聖徒イエス・キリスト教会

初等協会はどうなる?

初等協会については、ほかの組織とは異なる仕組みになります。

時間は変わらない

18ケ月から11歳までの子供たちは、聖餐会の後、引き続き55分間の初等協会に参加します。

教会の公式発表でも、初等協会はこれまでどおり毎週日曜日に55分間行われると説明されています。

子供の人数が多いワードでは?

子供の人数が多いワードでは、初等協会の指導者が子供たちを2つのグループに分けることができます。

例えば、

  • 一方のグループがクラスに参加する
  • もう一方のグループが歌の時間に参加する
  • その後、2つのグループが交代する

という形です。

ただし、これはすべてのワードに求められる仕組みではありません。

それぞれのワードの子供の人数や必要に応じて、初等協会の指導者が使用できる組織上の方法です。

初等協会の教師評議会集会

初等協会で教師評議会集会をどのように行うかについての詳しい情報は、『総合手引き』17.4項にあります。

初等協会の主要な教材は、引き続き『家庭と教会用「わたしに従ってきなさい」』です。

このカリキュラムは、初等協会の子供たちに合わせた言葉遣いや形式になっており、

  • 物語
  • 参加型の活動

などを取り入れています。

なお、2027年に12歳になる初等協会の子供たちも、8月30日の青少年向けの特別な準備集会に参加します。

これは、まもなく青少年のクラスへ移行することになるためです。

これだけは覚えておきたい重要な日付

今回の変更について、特に重要な日付は次の2つです。

📅 2026年8月30日

青少年、両親、青少年指導者、そして2027年に12歳になる初等協会の子供たちを対象とした特別な準備が行われます。

📅 2026年9月6日

新しい日曜日の集会形式が正式に開始されます。

聖餐会の後に、新しい形式を始める前に指定されたビデオを見て、変更について準備し、話し合うことが提案されています。

※ただしステーク大会などのスケジュールのため、地域によってはこの通りではありませんが、特別な準備も新しい集会形式は開始されます。

日曜日に赤ちゃんを膝に乗せ福音についてディスカッションをする母親たち
画像:末日聖徒イエス・キリスト教会

変わるものと、変わらないもの

教会の組織や集会の仕組みが変わるときには、慣れるまでの時間がどうしても必要です。

新しいスケジュールを覚えなければなりません。新しいレッスン形式にも慣れる必要があります。

新しい教材についても理解する必要があります。しかし、今回の変更の背後にある目的は、これまでと変わりません。

一人一人をイエス・キリストに近づけることです。

2026年5月21日付の日本語公式記事では、中央日曜学校会長会第二顧問のガブリエル・W・リード兄弟が、福音学習について

「学びは家庭から始まります」

と強調したことが紹介されています。

リード兄弟は、「教会で何を学びましたか」と尋ねる代わりに、「家庭で何を学びましたか」と尋ねる方がより良い質問であると述べています。

また、ジョンソン会長は、クラスでの学びと家庭での学びを結びつけることで、個人が家庭で継続して学習する励みになると説明しています。

教師は、週を通して考えるべき質問や課題を「種まき」のように提示することで、家庭学習を促すことができます。例えば、特定の聖句を数人に割り当て、翌週に学んだことを分かち合ってもらう方法などがあります。

ジョンソン会長はまた、教師はレッスンを福音の原則とイエス・キリストへの改心に焦点を当てるよう勧めています。

教師は、その週の『わたしに従ってきなさい』の内容をすべてカバーしなければならないと感じることがあります。しかし、その必要はありません。

それよりも、クラスに必要な点を祈りによって見極め、そこに焦点を当てることが望まれています。

また、聖餐会から各クラスへの移動を円滑に行うことも重要です。クラスの時間を学びに集中できるように、連絡事項などをソーシャルメディアやその他の手段に移すことも考えられます。

クラス時間が短くなる一方で回数が増えることから、リード兄弟は、教師がレッスンの準備のためにより深く学ぶことを勧めています。そうすることで、『わたしに従ってきなさい』の中から、そのクラスに適切なテーマに焦点を当てることができます。

さらにジョンソン会長は、教会から提供されているさまざまなリソースを活用するよう教師に勧めています。その中には『救い主の方法で教える』があり、次の5つの原則が強調されています。

  1. イエス・キリストに焦点を当てる
  2. 教義を教える
  3. 熱心に学ぶよう招く
  4. 教える人々を愛する
  5. 御霊によって教える

教師がこれらの指針に従うことにより、「イエス・キリストへの改心がより一層促される」とジョンソン会長は述べています。

新しい形式で初めてレッスンを準備することになったばかりの教師であっても、組織の指導者として自分のチームが新しい仕組みに適応できるよう助けている人であっても、最も大切なことは変わりません。

救い主に焦点を合わせること。

そして、残りのことについては主に導いていただくこと。

それが、新しい日曜日の集会スケジュールの中でも、変わることのない中心的な原則です。

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