秋の景色

自然を通して神の愛を感じる

あなたは、宇宙の偉大な目的を明らかにするためにここにいるのです。それだけ、あなたは大切な存在なのです!エックハルト・トール

別の言葉で言うと、あなたは神さまの子供です。あなたはとても大切な存在なので、あなたが天父のもとに戻って来れるように、天父はひとり子を犠牲にされました。あなたはそれほど価値のある存在であるため、わたしたちの長兄であるイエス・キリストは、進んで犠牲を払われました。

あなたは、信じますか?それほど大切な存在だと信じますか?あなたは、神から生まれたということを認めますか?あなたの帰りを待ち望む、天の両親がおられることを知っていますか?

わたしは、精神医学や心理学の学位を持っているわけではありませんが、臨床的にうつの人に、みな神さまの子であると教えることがどんな大きな変化をもたらすのだろうと、ときどき思います。もし、人が自分たちは本当に誰なのかを知ることができたら、精神状態に影響を与えないでしょうか?わたしには、その答えはありません。その答えを知りたいです。

わたしがモルモン教を通し、神さまの子であることを知るにつれ、変化をともなう影響をわたしは受けてきましたが、これは自分の立場からしかお話しできません。わたしが一番苦しいときに、神さまの愛に包まれるような気持ちを感じることができます。なにが起ころうと、すべては大丈夫であることを知っています。すべては、なるようになります。わたしは、愛されています。天父は、聖霊をとおしてわたしを導いてくださいます。天父は、わたしが天父のもとへ戻れるよう、方法を備えてくださいました。

わたしはときどき、外の星空の下で眠るのが好きです。もう若くないので、なかなか外で寝る機会も持てなくなりましたが、孫が来る特別な行事があるときに一緒に外で寝ます。眼鏡ケースをくつにしまい、眼鏡をかけたまま横になり、眠りにつく前にしばらく星をながめます。わたしを取り囲む広大さに、自分はなんてちっぽけなんだろうと感じます。けれども、けれども、その巨大な空間の中にいても、わたしは温かく愛されていることを感じます。

その同じ気持ちを山にいるときや、海岸を歩くときにも感じます。わたしは、この偉大な計画の小さな一部なのですが、重要な役割を担っています。天の両親は、わたしが戻るよう手招きをしています。彼らは私を必要としておられ、恋しいと思っておられます。わたしが、戻るのを待ち焦がれておられます。わたしが愛されていると感じないわけがありません。

わたしたちは広大な宇宙を見て、「栄光あふれる被造物に比べたら、人は一体何であろうか」と言いたくなります。しかし、わたしたちこそ神が宇宙を創造された理由であると、神御自身が言われたのです。神の業と栄光、すなわちこの広大な宇宙の目的は、人類を救い、昇栄させることなのです。言い換えれば、永遠という無窮の広がり、無限の宇宙と時間という栄光と神秘はすべて、皆さんやわたしのようなごく普通の人のために造られたのです。天の御父は、わたしたちが神の息子娘としての潜在的な能力を十分に発揮できるように宇宙を創造されたのです。

お庭と家これは人に関する逆説です。神に比べれば人は取るに足りないものです。にもかかわらず、人は神にとってすべてなのです。無数の創造物の中での自分の存在を考えれば、わたしたちは取るに足りない者のように見えるでしょう。しかし、わたしたちの心の中には永遠に燃える火の輝きがあるのです。人の理解を超えた昇栄の約束、すなわち無限の世界がわたしたちの手の届くところにあるのです。わたしたちがそこへ到達するのを助けたいと、神は強く願っておられます。(ディーター・F・ウークトドルフ管長、 あなたは御父にとって大切な存在です、」2011年10月総大会)。

わたしたちの天父は、わたしたちを愛しておられます。わたしたちが目にするものすべてを、わたしたちのためにお造りになられました。すべての木々、花、鳥、雲、星、わたしたちが目にするもの、聞くものすべては、わたしたちの益となるように造られました。わたしたちが学んで成長できるように、極めて美しい環境の中で、巨大な教室が与えられました。

わたしたちは、その教室をどのように使っているでしょうか?子供の頃、学ぶのが楽しくて、学校の先生から教わることだけでは物足りないと感じる日がたくさんありました。もっと学びたいとせがんだものです。しかし、学校に行きたくない日もあり、教室の天井を見つめ、防音の天井タイルの穴を数える日もありました。刑務所の壁の中にいるようで逃れたくて、ベルが鳴るのが待ちきれませんでした。どんなに先生が、わたしが学ぶことに興味を持てるようにがんばっても、わたしは聞き流すだけの日もありました。

自分のまわりを見回して、天父がわたしに霊感を与えようとして用意してくださったものを見るときに、わたしはまだあの頃の小さな少女なのではないかと思うことがあります。ある日は、学べるだけすべてのことに浸り、またある日は、宙を見つめたり、永遠の成長とは何の関係もないテレビ番組を何時間も見たりします。後に必要になることを学ぶために費やせた時間を、わたしはどれほど無駄にしてきたことでしょうか?

わたしは、自分の神聖な目的を果たしたいと思っています。天の両親のもとへ戻りたいからです。わたしの神聖な目的を果たすときに、神の目的を果たします。すべてのものがわたしのために造られたことを理解すると、とても愛されていると感じます。天父はそれほどわたしを愛しておられるのです。

あなたも神さまの子供です。あなたは、宇宙の偉大な目的を果たすためにここにいるのです。あなたは、大切な人です。愛されています。あなたは、神さまにとって大切な存在なのです。

 

著者:トゥーディー・ローズ

記事と写真はLDSBlogsより

トゥーディー・ロウズはカリフォルニアのサクラメントに住み,4人の子供と10人の孫が居ます。彼女の記事は,ツイッターでは@TudieRoseで,ブログは彼女の名前Tudie Roseで http://potrackrose.wordpress.comのサイトで見られます。彼女はFamiliusに投稿しています。その記事は「My Parents, Michele Robbins, Familius 2013」のセクションにありますが,そのウエッブサイトはhttp://www.familius.com/lessons-from-my-parents#.UYPhA6Kです。