BYUのワーゼン学長夫妻は、先日、BYUディボーショナルにて「真理の探究」について話しました。教会を批判する声が高まる今日において、真理を探求することは、まさに旬のテーマだったと思います。

最近の批評のことを除いたとしても、わたしたちの周りには、情報が常に渦巻いていて、圧倒されるほどです。

重要かつタイムリーなこのお話の中で、ワーゼン学長は、真理を追究する方法と、理解不可能な事柄に遭遇したときに理解を得る二つの方法について話しました。

1.  背景状況を考慮する

限られた情報をもとに早まった決断を下すことは、時として悲惨な結果を招くことがあります。

その例えとして、ワーゼン会長は教育委員会の役職に立候補した二人の人物の話をしました。一人の候補者は、もう一人の候補者が校舎に火をつけると言ったのを聞いたと言いました。

実際には、その候補者は40年前、小学二年生だったときに、宿題の提出が遅れてしまい、それで校舎に火を付けたいと言っただけなのです。

往々にして、わたしたちは、耳にした会話からすぐに結論を出したり、大まかな情報だけで、どちらの味方をするのかを決めてしまいます。しかしそれは、事実の半分をも物語っていないのです。わたしたちが見聞きしたことの中から、どのように動機や理由を見極めるかにより背景状況が決まります。背景情景を見出いだすことには、努力を要しますが、それなしには、真理(容易な憶測ではない)を理解することはできません。

2.信仰により行う

よくお分かりのように、真理の中にはすぐに見出すことができないものもあります。ですから、そのような時には、忍耐強く待つことを覚えておくことが大切です。

ワーゼン会長が言われたように、永遠の真理の中には時間を要するものもあります。この世にいるときには、完全に理解できないこともあるでしょう。

そのような時には、導きを受けるために、この世ではなくて、信仰に頼ることが大切です。ワーゼン会長がM ・ ラッセル ・ バラード長老のお話を引用しました。「ヤコブはこのようには言いませんでした。あなたがたのうち、知恵に不足している者があれば、その人は、グーグルに、願い求めるがよい。」

ソーシャルメディアやニュース報道機関、ブログ、その他の情報源が、騒音のようにざわめいており、わたしたちはそれらを、画面を一押しするだけで入手できてしまいます。ですから、ワーゼン会長が言い表したように、「ポスト真実」(「客観的な事実が重視されず、感情的な訴えが政治的に影響を与える状況」)世の中では、何が真実かを見極めることは難しいことなのです。それでも、わたしたちは真理を探求し、信仰に頼るならば、いつかは、それを見出すことができるでしょう。

 

この記事はケイティ ・ランバートによって書かれ、ldsliving.comに”When You Read Negative Info About the Church Online: 2 Ways to Determine What’s True & What’s Not
”の題名で投稿されました。

日本語©2016 LDS Living, A Division of Deseret Book Company | Englsih ©2016 LDS Living, A Division of Deseret Book Company