落ち込んだ時ややる気を出したい時、あなたはどんな曲を聞きますか?
末日聖徒イエス・キリスト教会の讃美歌にも、心を高めて気分がアガる曲がたくさんあります。
今回はその中の10曲をご紹介します。
賛美歌とは、教会の礼拝行事で歌う、主を賛美する歌のことです。
末日聖徒イエス・キリスト教会が使用している賛美歌集にはこのように書かれています。
兄弟姉妹の皆さん、賛美歌を歌い、主の御霊をわたしたちの集いに、家庭に、個人の生活の中に招き入れましょう。賛美歌を覚え、歌詞について深く考えましょう。また、暗唱して歌いましょう。そして賛美歌の持つ霊的な糧にあずかろうではありませんか。
賛美歌 P10より
賛美歌を聞いたり歌うことで、誰でも主の御霊を感じやすくなります。そして、賛美歌を通して、あなたの心を神様に向けることができます。
この歌は、1836年に、オハイオ州カートランドにある神殿の奉献式で歌われた曲です。実際、この曲を歌うと元気が出てきます。特に、聖餐会などで多くの人と一緒に歌うと、心が奮い立つような気持ちになります。
この賛美歌は、もともとは「ジョセフ・スミス」というタイトルでした。教会の指導者で賛美歌の作詞家でもあったウィリアム・W・フェルプスが、1844年に殉教したジョセフ・スミスへの追悼として書きました。
【恐れず来たれ聖徒】
これは、末日聖徒の開拓者について書かれています。この曲を書いたウィリアム・クレイトンが仲間と一緒に旅をしていた時、自分の子供が生まれた知らせを聞いて、そこからこの詩が生まれました。もともとのタイトルは「All is Well(すべてはよし)」だったそうです。
【悩める旅人】
もともとはクリスマスの詩だったそうです。1840年に、当時の末日聖徒の使徒であったジョン・テイラーが、イギリスでの伝道中にこの曲を知ったそうです。ジョセフ・スミスのお気に入りの曲だったそうですよ。
【家族は永遠に】
末日聖徒イエス・キリスト教会では、「家族は永遠である」と信じています。大切な家族との関係は死んで終わりではなく、永遠です。家族のことを思って歌うと、もっと家族が好きになります。
「神の幸福の計画は、家族関係が墓を超えて続くことを可能にしました。聖なる神殿において得られる神聖な儀式と聖約は、わたしたちが個人として神のみもとに帰り、また家族として永遠に一つとなることを可能にするのです。」
家族ー世界への宣言より
賛美歌は祈りとも言われています。
義人の歌はわたしへの祈りである。
教義と聖約 25章12節
賛美歌は祈りなので、その答えとしての祝福も与えられます。
『それに対する答えとして、〔わたしたちの〕頭に祝福が注がれる』ことを心に留めてください。」
賛美歌P10より
そしてこの賛美歌に限らず、祈りの気持ちで賛美歌を歌うと、とても霊的な気持ちで満たされます。この曲は、コーラス部分のハーモニーがとってもキレイなので、ぜひ聞いてほしいです。
【感謝を神に捧げん】
1863年にこの賛美歌が公表されてから、総大会でよく歌われています。
イギリスで初めて行われた末日聖徒の礼拝行事で、初めて歌われました。元気が出るようなメロディーラインです。
感謝で心が満たされると、自然と戒めを守るようになるので不思議ですね。
苦しくても感謝をすれば希望が持てます。感謝することでまさしく「気分がアガる」1曲です。
【み恵み数えあげ】
賛美歌を通して、どんな毎日でも感謝することがあることに気付かせてくれます。1日の終わりに感謝することを数えてみてください。
気分が落ち込んでいたり、踏んだり蹴ったりな日だったとしても、感謝できることを見つけてそれを数えると、思った以上に自分は祝福されていることに気付くことができます。
【神の子です】
末日聖徒の子供達のほとんどが最初に歌うのはこの歌かもしれません。自分が神の子であること、周りの人も大切な神様の子供であると知っていれば、争いも孤独も今よりも減るでしょう。
【主がそばにいたら】
この歌は「もし主がわたしのそばにいたなら」という歌詞で始まります。
あなただったらこの続きをどうやって歌いますか?
「もし主がわたしのそばにいたら」って考えると、わたしは背筋が伸びながらも安心感があります。もしあなたの側に主がいたら、って想像してみてください。
ニーファイはモルモン書の最初に登場する預言者です。いつも主を信じ、正しいことを選ぶ姿は、わたしたちがどのように生きればいいかの模範となっています。
ニーファイは両親から福音を学び、優しくも強い人で、聖典の登場人物でありながらも歴史のヒーローのようです。
賛美歌集には入っていませんが、たくさんの末日聖徒が好きな、気持ちがアガる3選になります。
【信じ進まん】
この歌を歌ったり聞いたりすると、立ち止まっている足が一歩前へ出るような感覚になります。何かにチャレンジする時にも聞きたい曲です。
【Good day】
物事がうまくいかないことがあっても「きっといい日になるよ」というメッセージと、元気が出そうなメロディーの歌です。
なんでうまくいかなくてもイイ日になるのかって?それは何が起きても主は自分のことを放っておかないということを知っているからです。
このことを知っているかどうかで、毎日が全然変わって来るでしょう。
【I Will Go and Do-行っておこなう】
自分に与えられる試練は、それを乗り越える方法が必ず備えられていると知れる聖句がテーマになっています(1ニーファイ 第3章7節)。
神様はわたしたちが成長できるように試練を与えられます。試練を与えっぱなしではありません。試練に対して前向きに立ち向かえるようになる曲です。
音楽の偉大な効果
「音楽は、人間の心理的、身体的な感じ方を変化させ、生活に良い影響を与え」ます。https://www.bose.co.jp/ja_jp/better_with_bose/music-motivates-you.html
また、音楽は福音を学ぶことを助けてくれます。
音楽は福音に対する生徒の理解を増し、彼らの証(あかし)を強める。
『教師、その大いなる召し』173ページ
賛美歌は御霊を呼び、啓示を与え、人を改心へと導いてくれます。
また、賛美歌を通して、ほかのどのような手段よりも早く御霊を感じるということがよくあります。
『賛美歌の持つ養いの力』 ジェイ・E・ジェンセン
人は御霊を感じると元気になります。霊感を受けて作られた賛美歌は、すべての人が御霊を感じる助けをしてくれます。ですから、賛美歌を聞くと気分がアガるんです。そして、わたしたちが賛美歌をおススメする理由はこれです。
この中に、皆さんの好きな賛美歌はありましたか?よい音楽は御霊を受けやすくしてくれます。なので、気分をアゲたい時にぴったりです。
ぜひ公式ホームページからダウンロードしたりお気に入り登録して、あなたのプレイリストに讃美歌を加えてみてください。
「Good Day」と「I will go and do~行っておこなう」はSpotify, Apple MusicやYouTubeでダウンロードできます。
こちらの動画もぜひご覧ください。