信仰を強めることについて話をします。(信仰とは「まだ見ていないことまだ見ていない真実のことを待ち望む」ことで、結果を見る前に望んでいる事柄に向かって行動する力となります。)でも、信仰を強めることについて書くために、まずわたし自身の心のコップが満たされていなければなりません。どうしたらわたしはコップを満たすことができるでしょうか?最近、自分のコップを満たす経験をしました。たくさんの媒体で執筆活動を2年間続け、わたしは少し燃え尽きていました。執筆を続けるには、霊的に備える必要がありました。信仰の転機を味わったわけではありません。ただ疲れて、力が出ない気がしました。
心のコップを満たす方法
聖典
そこでわたしがまずしたのは、聖典に埋もれることでした。一日数節ではなく、一日に何章も読みました。少なくとも一日5章、ほとんどの場合それ以上読みました。わたしは退職し老後の生活をしているのでできましたが、他の人にはそんな簡単なことではないことはわかっています。一日に1章だけでも助けになります。聖典を読んで勉強すればするほど、わたしはもっと読みたくなりました。「もう十分!」ということはありませんでした。わたしが聖典に夢中になると、次第に心が軽くなって行きました。面白いことに、わたしの態度もめまぐるしく変化したのです。
常に祈りの気持ちを持つことは、霊的なコップをいつも満たしておくために必要不可欠です。これはひとりではできません。自分で思うほど、自分は自立してはいないのだと気がつくことに、今までかかりました。
神殿
モルモン教の神殿に定期的に参入することも、わたしの心の持ちように対する大きな助けでしたし、聖霊(神様の助けや導き)を感じる能力に対しても大きな助けとなりました。神殿にいることは、わたしにとっては柔らかくて温かい毛布に包まれているようなものです。
ソーシャルメディアやテレビの時間を少なくする
これらの明らかなものに加えて、わたしは日々の習慣も見直しました。ソーシャルメディアやテレビ以上に大切なことが、人生にはたくさんあります。ソーシャルメディアは、愛する友人や家族との連絡が途絶えないようにする手段であり、また執筆活動の促進にもなります。テレビは、夫とすわってゆっくりするときのものです。どちらも悪いものではありませんが、使い過ぎは毒です。わたしがこれら2つにかける時間を見てみたところ、修正が必要であることがわかりました。大人はよく、子供が電化製品に時間を費やしすぎることのデメリットを強調しますが、なぜか同じデメリットを自分たちには当てはめないようです。わたしたちは、画面の向こうの人達とのコミュニケーションに時間を費やすために、実際に近くにいる人達を遠ざけてしまっている事態を完全に否定しているのかもしれません。
天のお父様(神様)の声を、世の中の声よりも注意深く聞くことは重要です。今日の世界には、計り知れない量の後ろ向きな感情や情報があふれています。天のお父様のメッセージは幸せのメッセージで、それによってわたしたちは元気づけられます。ソーシャルメディアに使う時間を制限し、同時に聖典を読み祈ることで前向きな感情を呼び起こし、後ろ向きなものを抑えこむことができます。
奉仕
わたしにとって、コップを満たすということはいつも奉仕につながります。パソコンの画面がわたしの人生に占める割合が小さくなったことで、今まで後回しにしてきた友人を訪ねる時間があることに気が付きました。教会の召しの一つであるわたしの家庭訪問教師としての責任も、連絡をもっと取ることで、より簡単にスケジュールをつくることができました。ずっと置きっぱなしだった夫の服もやっと繕われました。今まで後回しにしてきた小さなことが、少しずつ達成されました。
リラックスする
人は誰でも、リラックスして自分のコップを満たす時間が必要です。わたしにとってそれはかぎ針編みや手芸の時間です。過去数ヶ月の間に、寄付するための赤ちゃん用の毛布と、クリスマス用の手芸作品がたくさん出来上がりました。自分の手を使って何かをつくることには、セラピー効果があるのでしょう。手工芸のいいところは、夫とテレビを見ながらでもできることです。もともとセラピー効果があるのに加えて、座って休む口実にもなるのです。年をとるにつれて、座って休む時間がより多く必要になってきた気がします。編み物とその他の手芸は、座っていて何もできないわたしの時間を有効活用する手段のひとつです。
家族と時間を過ごす
自分のコップを満たすというのは、家族と時間を過ごすということです。わたしの家族では、一年に一度、「おばあちゃんキャンプ」というのがあります。孫達が全員集まり、手芸やゲーム、小旅行や庭キャンプ、料理など楽しいことをします。これは孫達のためだけでなく、彼らの親たちやわたしたちにとっても良いことです。忙しい家族を集めるには、時に工夫が必要ですが、その恩恵ははかりしれません。おばあちゃんキャンプのあとはいつもくたくたですが、わたしは体の自由が効く限りこれを続けたいと思っています。この活動はわたしだけでなく、他の人達のコップも満たしてくれると信じているからです。
ホリデーシーズンに向けて
もうすぐにクリスマスなどのホリデーシーズンがやってきます。ホリデーシーズンを過ごすには、2つの方法があります。持っている以上のお金やエネルギーを使って持っていないものを嘆く時期と見ることもできますが、それよりも良い方法は、他人に奉仕し、季節の美しさと意味を楽しみ、わたしたちのコップを愛と親切、そして神様の愛で満たす時期とすることもできます。
信仰を強めるためには、わたしたちは常に霊的な部分を養う必要があります。コップを満たして祈りと聖典勉強、奉仕、家族、そして前向きな感情でそれを保ちましょう。コップを満たすのは、今日から始めることができます。
この記事は Tudie Roseによって書かれ、LDSblogs.comに掲載されたものです。
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