末日聖徒イエス・キリスト教会の大管長会は2026年10月14日、ローマ・カトリック教会の教皇レオ14世の健康を気遣い、癒やしと慰めを願うメッセージを発表しました。

大管長会は、教皇が健康上の問題に直面していることを案じ、回復を願うとともに、世界中の信仰を持つ人々と共に祈っていると述べました。

メッセージには、次のように記されています。

「教皇レオ14世が健康上の問題に直面しておられることを心から案じ、慰めと力、そして一日も早い回復を心より願っています。世界中の信仰を持つ人々と共に、天が教皇を祝福し、支えてくださるよう祈ります。救い主イエス・キリストの平安と癒やしの力を感じられますように。」訳:信仰プラス

First Presidency Conveys Message of Healing and Comfort to Pope Leo XIV

教皇レオ14世の就任時にも祝意を表明

2025年5月、教皇レオ14世が選出された際にも、末日聖徒イエス・キリスト教会の大管長会は祝意を表明しました。

5月18日、七十人のマシュー・S・ホランド長老が、バチカンのサン・ピエトロ広場で行われた教皇就任ミサに出席しました。翌19日には教皇と面会し、大管長会からの手紙を手渡しました。

手紙では、カトリック教会との長年の関係や、世界各地で苦しむ人々を助けるために協力してきたことへの感謝が述べられています。また、平和、人命と尊厳、宗教の自由が大切にされる世界を目指し、困っている人々を助けるために今後も協力していきたいという意向が示されました。

大管長会は、イエス・キリストに従う者として、貧しい人々や助けを必要とする人々を顧み、平和をつくる者となることの大切さにも言及しています。

The First Presidency Offers a Message of Goodwill to Pope Leo XIV

ローマ・カトリック教会の教皇と初めて面会したネルソン大管長
2019年3月にネルソン大管長はフランシスコ教皇と面会した。画像:末日聖徒イエス・キリスト教会

ネルソン大管長と教皇フランシスコの会見

2019年12月、当時のラッセル・M・ネルソン大管長はローマを訪問し、教皇フランシスコと会見しました。末日聖徒イエス・キリスト教会の大管長とローマ・カトリック教会の教皇が会見したのは、これが初めてでした。

会見では、世界各地で苦しむ人々を助けるための協力などについて話し合われました。両教会は教義や信仰の実践に違いがありますが、人道支援や宗教の自由など、共に取り組める分野で交流を続けています。

Newsroom

他宗教との協力の歴史

末日聖徒イエス・キリスト教会は、カトリック教会だけでなく、さまざまな宗教団体とも人道支援などを通じて協力してきました。

1985年には、アフリカで飢餓に苦しむ人々を支援するため、教会員が断食を行い、数百万ドルの資金を集めました。そして、教会はカトリック系の支援団体と協力し、食料を届けました。

また、2010年のハイチ地震では、イスラム教系の支援団体であるIslamic Relief USAと協力して、被災した人々に食料や医療用品を提供しました。

こうした活動では、宗教の違いにかかわらず、支援を必要とする人々を助けることが重視されています。

Interreligious Relations

2025年5月、マシュー・S・ホランド長老が教皇レオ14世の就任関連行事に出席した。画像:末日聖徒イエス・キリスト教会

教会は他宗教をどのように捉えているのか

末日聖徒イエス・キリスト教会は、ほかの宗教の信仰や、社会への貢献を尊重する姿勢を示しています。

1978年、大管長会は、世界の偉大な宗教指導者たちも、神様から与えられた光の一部を受けてきたとする声明を発表しました。その中では、ムハンマド、孔子、宗教改革者、ソクラテス、プラトンなどの名前が挙げられています。

声明では、神様が彼らに道徳的な真理を与え、それによって人々の理解を深めてきたことが述べられています。

教会はまた、ほかの宗教を信じる人々を敵対する相手としてではなく、人々に奉仕するために協力できる存在として捉えています。

ただし、ほかの宗教との協力は、教義の違いをなくすことを意味するものではありません。教会は、自らの教義と独立性を保ちながら、共通の目的のために協力できると説明しています。

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クック長老が他宗教の指導者や教育者と会談した
クック長老はイギリスで宗教界・教育界の指導者らと会談し、信仰の自由を促進について話し合った。

すべての人に礼拝の自由を認める

教会の信仰箇条第11条には、次のように記されています。

「わたしたちは、自分の良心の命じるとおりに全能の神を礼拝する特権があると主張し、またすべての人に同じ特権を認める。彼らがどのように、どこで、何を礼拝しようと、わたしたちはそれを妨げない。 」信仰箇条第11条

この教えは、自分たちの信仰を実践する権利だけでなく、異なる信仰を持つ人々が、それぞれの良心に従って礼拝する権利も認めるものです。

教会は、宗教の自由を守ることや、異なる信仰を持つ人々と協力することを重視しています。

教皇レオ14世に向けた今回のメッセージも、こうした交流の歴史の中に位置づけることができます。教義の違いがあっても、互いの信仰を尊重し、苦しむ人々を助け、平和を目指して協力することは可能です。

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