わたしは、初めて犬を安楽死させなければならなかった時のことを覚えています。その犬の名前は、マギーと言いました。彼女は美しい黒い毛並みのグレート・デンで、生きることと靴下を食べるのが好きでした。しかし、ウォブラー症候群のため、彼女を獣医に連れて行く必要がありました。当時彼女はたったの4歳(犬年齢で中年)でした。
彼女は、家に戻ることはありませんでした。
獣医や多くの人が言うように、彼女は痛みを感じず、知らない間に眠り、「永遠の眠り」につくと説明をされたことをわたしは覚えています。やさしく彼女をなでながら、名前をささやき、彼女が亡くなった後もしばらく体温が温かかったことを不思議に思ったことを覚えています。
マギーはその日、わたしたちの家に戻って来ませんでした。彼女がどこか別の、もっと輝かしい家にいて欲しいと、これほどまでに思ったことは今までありませんでした。
犬もすべて天国へ行くのでしょうか?
疑いなく、あなたは教会で誰かが、事実上すべての動物が天国へ行くと言うのを聞いたことがあるでしょう。家族同然のペットの死を悲しむ、動物を飼っていた人にとって、それは慰めになります。しかし、それは教義に基づいているのでしょうか?わたしたちが知っていることは、以下のとおりです。
聖典から
わたしたちは、生き物の生命の性質について、聖典から少し学ぶことができます。例えば、生き物は神が造られた「生けるもの」であり、神が「命の息をそれらに吹き入れた」ことを知ることができます(モーセ3:19参照)。
わたしたちは、また神が創造された植物や生き物の「髪の毛一筋も、ちりも、失われない」ことを学びます(教義と聖約29:23-25参照)。神はまた、終わりの日に「安らかに伏させる」と約束しておられます(ホセア2:18)。
おそらく、最も感動的な聖句が、イエスのすずめの教えの中に見つかります:「五羽のすずめは二アサリオンで売られているではないか。しかも、その一羽も神のみまえで忘れられてはいない」(ルカ12:6)。もし神が、すずめのことを忘れないのであれば、他の生き物のことを忘れることがあるでしょうか?
預言者と使徒から
現代のモルモン教の預言者は、また永遠における生き物について話しています。
特に、ジョセフ・フィールディング・スミス大管長は、この件に関して、多くのことを語っています。1928年10月の大会で、大管長は「人間と同様に、海の魚、空の鳥といった生き物も、復活をとおして新しく造られ、新しくなります。生き物も生けるものだからです」と言いました。
彼はまた”Answers to Gospel Questions”「福音の疑問に関する答え」という著書の中で 、「生き物にも霊があり、救い主の贖いをとおして復活し、不死不滅の祝福を享受します」と書いています。
1927年8月号の「インプルーブメント・エラ」で、オルソン・F・ウィットニー長老は「『生きものにも魂があるのか?』という疑問に対する肯定的な答えは、神聖な啓示により十分に支持されます」と述べました。預言者ジョセフについて言えば、彼は「ジョセフ・スミスはそのことを信じていました。そうでなければ、彼の好きだった馬について、死んでから、永遠の命を得ると言及することはなかったでしょう」と加えました。
ジョセフ・スミスが生きものの救いを信じていたことは、生きものの生命に関して、彼が述べたことにより立証されます:「ある人が「 生きものの救いを信じることができない」と言いました。生きものに救いが与えられることはあり得ないと言ういかなる人は、啓示が真実ではないと言うのと同じです。ヨハネは、生きものが神を賛美する声を聞き、それを理解しました」(教会歴史文書5巻)。
有名な使徒であり、著名な福音の学者であった、ブルース・R・マッコンキー長老も、生きものとすべての生けるものは永遠であるという意見を支持しています。「生きもの、鳥、鳥類、魚、植物、すべての生命は、指定された星に住み、創造、贖い、そして救いの偉大な計画 において永遠の役割を担います。それらすべては、前世で霊の存在として創造されました(モルモンの教義、1966)。
他の情報源から
しかし、聖典と預言者以外から、この疑問に対するわたしが気に入っているモルモン教の答えの一つが、カリフォルニア州バークリーのインスティチュートのディレクターだった、ジェラルド・E・ジョーンズ兄弟が言った言葉です。その疑問に対して、1977年3月号のエンサインで、彼は次のように答えました:
生きものにも霊があり、復活するのでしょうか?そのとおりです。預言者ジョセフ・スミスは、生きものの永遠の状態に関する知識を受けました。彼が持ちかけられた疑問に対する答えは、教義と聖約77章にあります。その教えの中で、彼はまた、生きものの復活について話しましたが、そのことについて、それ以上の展開をしていません。(教会歴史5:343)
犬の天国
生き物の生命の重要性について、特に生き物の世話をする人間の責任について詳しく話す、多くの情報源がほかにもあります。家畜を過度に酷使したり、くつこを掛けることをさけるため、イスラエルに指示を与える(申命記22:10、25:4)モーセの律法を反映して、わたしたちは「正しい人はその家畜の生命を顧みる」と言われました(箴言12:10)。
しかし、生きものの復活と天国に行くかどうかに関して、わたしの思いは、作者不明の次の引用に要約されます
「天国で、あなたが愛したすべての犬が、あなたを出迎えてくれるでしょう。」
この記事はKelsey Berteauxによって書かれ、LDSliving.comに”Animals and the Afterlife: Do All Dogs Go to Heaven?“の題名で投稿されました。
日本語©2015 LDS Living, A Division of Deseret Book Company | Englsih ©2015 LDS Living, A Division of Deseret Book Company
私も末日聖徒です。
昨年愛猫を亡くした時、このブログを見つけました。
もうすぐ一周忌を迎えます。彼女が今ここにいないことの淋しさはまだ癒えませんが、また彼女に会える日が来ることを知っているので慰めを得ます。素敵なお話を翻訳してくださってありがとうございました。
mami姉妹のご活躍をお祈りしています。