現在、モルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)の宣教師として伝道している徳沢大暉長老と、その父親である徳沢清児兄弟からのメッセージを紹介します。

愛する4番目の息子; 大暉は、「札幌伝道部で残り1ヶ月を死に物狂いで働く」と言って、切迫した気持ちをわたしに伝えてきました。彼の希望で『帰還宣教師の皆さまへのメッセージ』を代わってお送りします。彼の想いが多くの皆さまに届きますように。。。

 

宣教師として奉仕する徳澤長老からのメッセージ

From: Daiki Tokuzawa

Sent: 月曜日, 2月 29, 2016 6:36 午後

Subject: お願い

To:

今まで多くのお休み会員を見てきました、もし自分の改宗者がこのような状態になってしまったらと考えるといつも心が苦しくなります。

多くの過去の宣教師たちも、この状態を知ったら本当に悲しくなるのではないかと思いました。

多くのお休み会員が宣教師の助けを必要としていますが、ほとんどが受け入れてくれません。お休み会員の方と話していると、最初の宣教師や思い出深かった宣教師の話をしている彼らは普段より輝いて見えました。

彼らをもっと助けたいと思い、全ての帰還宣教師に向けてのメッセージを書きました。

父さんの助けを借りたいです。どのような形でもいいので私の思いを色んな人に伝えていただけませんか。

帰還した全ての宣教師に向けて:

伝道中、様々な奇跡を見る機会がありました。

熱心に働き、思いをよく伝道に集中している時には主の恵みが注がれ、心の中にある悪が無くなり、清い心でいつも過ごす事ができたり、会う事が出来なくなっていた人と偶然会う事ができるようになったり、聖なる御霊の力が与えられ私たちの証が確認され、聞いている人々に大きな喜びや平安を齎(もたら)したり、数多くの奇跡がありました。

そのような素晴らしい奇跡は今でも神から与えられた祝福だと信じています、神が行われる奇跡の中で最も喜ばしい事柄は、神の子が本心に立ち返り、悔い改め、主の御名を受ける事です。

人々の改宗という素晴らしい奇跡に携わった方ならその喜びが、いかに大きなものか分かるはずです。また改宗者が改宗するまでに大きな努力と強い信仰と忍耐が必要だったのかが分かるはずです。宣教師だった時、求道者を深く愛し、いつも彼らの事について考えて、彼らが真理を知り、キリストに頼るよう、熱心に聖文を研究し、彼らのためにいつも心を込めて神に祈り、自分が出来る最善を尽くそうと必死になって努力していたと思います。彼らの救いを心から願った事でしょう。

宣教師だった時に、このような祈りを捧げた事がある人がいるかもしれません。「私は全てを主に捧げます…」「彼らが神様の元へ帰る事が出来るように、私が助けとなれるように…」

主はその祈りを聞き、皆さんを使い様々な人々を導かれたと思います。またそのような祈りを捧げた時に、皆さんは神様と個人的な約束をしたと思います。主は皆さんを信頼し人々を皆さんの元へ導かれました、主は皆さんにその人々を神様の元へ帰る助けをする者として選んだと思います。主はその約束を今でも覚え、信頼してくださっている事でしょう。皆さんの召しは変わっても主の皆さんへの期待は変わってはいません。

宣教師のルールブック、白い手引きの中には唯一一箇所だけ帰還した後に行うよう勧められている事柄が書かれています。その中には「自分が教えた人々を忘れないでください。いつも彼らの信頼にふさわしい生活をしてください。時々手紙を書いて、忠実であるように彼らを励ましてください。」と書かれています。白い手引きに書かれていることは170年以上の伝道の時を費やし、決められた標準です。これらの事柄は過去、現在、未来の宣教師に当てはまります。以前、皆さんが主や求道者の為に決意したものは有効期限付きの決意だったのでしょうか?それとも今なお有効な決意ですか?

彼らを今も心にかけているのであれば、どうぞ彼らを励ましてあげてください。彼らにとって皆さんは大きな存在でした。またこれからも皆さんは彼らの支えとなる事ができます。

些細な事でも構いません。彼らにまだ私はあなたのこと忘れていないですよ、ということ伝えてください。その些細な事が大きな変化をもたらす力を持っているのです。

主が天からその行いを見られたらどのように思われるかを是非考えてみてください。主は心から皆さんに感謝をするでしょう。また、主は私達に助けや導き、力を与えてくださることでしょう。わたしはそのことを心から証します。

2016年2月29日 徳沢大暉 長老