ブリー・レイはユタ州、オレム市出身の高校三年生です。普通の学生ではなく、世界によい影響を与えています。なぜなら彼女は、個人で学校の集会や地元のイベントで自殺を予防する活動を推進しているからです。

友人の死をきっかけに

3年前、ブリーの友達が自ら命を断ちました。その悲しい出来事をきっかけに、地域社会で自殺を防ぐ活動がしたいと強く思うようになりました。

「わたしはいつも、こういうことにすごく敏感でした。」とレイは言います。「友達が3年前に自殺して、周りの人は動揺していました。わたしもびっくりしました。このような恐ろしいことに、どう反応すればいいかわかりませんでした。」

ブリーは自分の会社(Noteworthy Music)を設立し、集会や感動するプログラムを行ったり、資金を集めて自殺を含めた問題を抱える学校に寄付したり、自殺の問題についての意識を広めています。“A Place for Everyone”というプログラムは、ブリーの住む地域にある小中学校の生徒から好評を博し、いじめと自殺の予防を推進しています。

また、ブリーは4月2日に行われたチャリティー・コンサート(#IChoosetoStayと呼ばれている)で、地元のアーティストにも出演してもらうことでアメリカ社会の自殺予防のために資金を集めました。チケットは完売し、大成功を収めました。

ブリーはソングライターのアンバー・リンと一緒に、コンサートのために「#IChoosetoStay」というオリジナルの曲を書き、資金調達のために演奏しました。

また、地元のアーティスト、アシュリー・ヘスはこのようなすばらしい活動を助けることができて感謝していました。

「自殺は、アメリカでは深刻な問題です。このチャリティー・コンサートはその意識を高め、自殺の影響を感じたことがある地元地域のためのサポートにもなったと思います。」

自殺は防ぐことができる

グレッグ・ハンダルはHope4Utahのリーダーです。その組織はHOPE隊で自殺の意識を小中学校や高等学校で高めるのを助けています。Hope4Utahが組織されてから9年、ユタ州プロボ学校地区では自殺が起こっていません。

彼は、特にモルモンの文化では、子供や10代の子は完全になるべきであるというプレッシャーを感じ、孤立したり、時にはうつ病を患ってしまうこともあると言います。しかし、どちらも適切な予防をすることで防ぐことができます。

「ほとんどの自殺は予防可能です。」とハンダルは言っています。「皆さんに危険なサインを理解してもらうことが大切さです。そして、友達に自殺や自分を傷をつけることを考えたことがあるか聞く勇気が必要です。子供たちは痛みから逃れたいと思っていますが、どうやって消すかを知らないのです。」

ブリーとアシュリーは、自分の才能を通して自殺への意識を高め、一人でも多くの人に「自殺は答えではない」「すべての人には居場所がある」ことを覚えておいて欲しいと思っています。

アシュリーはこう言っています。

時間をとって知らない人に笑顔で挨拶をしたり、才能を分かち合ってください。誰の人生に影響をあたえることができるか知らないから。

 

レイのキャンペーン及び “A Place for Everyone”の プログラムについてもっと詳しく知りたいお方は,こちらへbriray.me.(英語)