バプテスマはモルモン教会とも呼ばれる末日聖徒イエス・キリスト教会で受ける最初の儀式です。教会の会員の子供として登録されている子供は、8歳になるとバプテスマを受けることができます。両親や教会の指導者は子供がバプテスマを受ける前に、この大切な節目のために子供が備えるのを助けることが求められます。以下に子供が8歳になる前に教えることを挙げます。
1.バプテスマの聖約
子供はバプテスマの儀式に関連した聖約を理解すべきです。その聖約は聖餐の祈りに定義されており、それは教義と聖約20:77-79に記されています。簡単に言えば、バプテスマの聖約を交わす人はイエス・キリストを覚え、イエスが与えられた戒めを守り、イエスの御名をその身に受けるということです。神は人が聖約を守るなら、御霊が常にともにあり、罪の赦しを受けると約束されています。
2.バプテスマに関連した約束
聖約の中ではっきりと書かれているわけではありませんが、バプテスマに共通して関連した他の約束はモルモン書のモーサヤ18:8-10に記されています。これには他の人の重荷を負い、悲しむ人とともに悲しみ、慰めのいる人に慰めを与え、神の証人として立つということが含まれています。この聖句は教会の会員がこれらのことをするなら、彼らは「神により贖われ、最初に復活する人のうちに数えられ、(そして)・・・永遠の生命を受ける」ということを述べています。
3.確認の必要性
教会に来ている子供たちはバプテスマの必要性を教えられていますが、両親や指導者はバプテスマの後にある確認の儀式の重要性についても同じように教えなければなりません。
ジョセフ・スミスは次のように教えました。「もし罪の赦しと 聖霊を受けることを考慮せずにバプテスマを施すのであれば,人に施すのも砂の袋に施すのも同じです。水によるバプテスマはバプテスマ の半分にすぎず,残りの半分,すなわち,聖霊のバプテスマがなければ,何の役にも立たないのです。」
4.バプテスマを受けるという選択
8歳の子供は幼いですが、バプテスマは彼らの選択です。教義と聖約20:37にはバプテスマの資格について概略が述べられています。「神の前にへりくだって、バプテスマを受けたいと願い、打ち砕かれた心と悔いる霊をもって進み出て、自分のすべての罪を心から悔い改めたことと、最後までイエス・キリストに仕える決心をして進んでイエス・キリストの名を受けることとを教会員の前に証明し、また自分の罪の赦しを得るようにキリストの御霊を受けたことをその行いによってまことに明らかにする人は皆、バプテスマによってキリストの教会に受け入れられる。」(強調付加)
5.神権の権能の基本
8歳の子供にとって神権の権能の詳細について完全に理解するのは難しいかもしれません。しかし子供は正しい権能を持った人から、また正しい神権の鍵を持った人の権能によりバプテスマを受けなければならないということについて基本的に理解しているべきです。信仰箇条第5条はこの概念を教えるにあたり助けとなるでしょう。「わたしたちは、福音を宣べ伝え、その儀式を執行するためには、人は預言によって、また権能を持つ者による按手によって、神から召されなければならないと信じる。」
6.何を期待すべきか
子供の大きな心配のいくつかはまったく霊的なものではないかもしれません。子供にバプテスマの日に何を期待すべきかを教えてください。何を着るのか、水の温度はどのくらいか、どのくらい水の中にいなければならないのか、などが含まれます。子供の中には鼻をつまむことが許されるのか疑問に思うかもしれません。霊的な備えと同じように重要なことは、これらの疑問を見過ごしにしないことです。
7.教会の会員となることの責任
子供がバプテスマを受けた後、教会の会員としてもっと期待されるようになります。什分の一を払うこと、断食をすること、奉仕の割り当てに参加することについて子供に話してください。カブスカウトあるいは活動の日について知らせ、「神への信仰―少年用」、「神への信仰―少女用」にも親しむようにしてください。
8.聖餐
聖餐はバプテスマの聖約を思い起こし、新たにすることを思い出させてくれます。教義と聖約20章、マタイ26:26-30を資料として使って、この原則を教えてください。
この記事はBreanna Olavesonによって書かれ、utahvalley360.comに投稿されました。